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NAGAREYAMA F.C. CSL1 第3節 感想

2024年5月26日、NAGAREYAMA F.C. 2024シーズン千葉県社会人サッカーリーグ1部(CSL1)第3節、対戦相手は昨シーズンのCSL1王者、今シーズンも第2節終了時点で首位に立つ市川SCさん。会場は柏市あけぼの山公園芝生広場です。

あけぼの山公園は流山市からほど近くにある公園で、季節の花々やクリスマスシーズンにはイルミネーションが楽しめるなど、筆者も幾度となく家族と訪れていますが、サッカーができるグラウンドがあることは千葉県社会人サッカーリーグを観るようになってはじめて知りました。今シーズン前期リーグの大半が遠方となってしまっているNFCにとっては最も近い会場で、多くのファン・サポーターの方々が集ってくださり準ホームと言えるような雰囲気を作り出すことができました。今節は残念ながらファン・サポーターによる会場ネットへの応援幕の掲出や声出し・鳴り物での応援が禁止と厳しい会場規定でしたが、ゲーフラや手拍子など、可能なことで選手たちを後押しです。

あけぼの山公園芝生広場
多くのNFCファン・サポーターが集結
チームスタッフによる掲出はOKだったため
チームからの要望で選手段幕を貼ってくださいました

第3節のメンバーと試合開始時のフォーメーションは以下の通り。前節からの変更はCBに怪我から復帰の#5 長坂選手がスターティングメンバーに入りました。今節、便宜上4-4-2で表記しましたが、実際はかなり流動的でした。

4-4-2、ただしかなり流動的に動いてました
サポーターお手製のスコアボード&メンバー表

◾️風を味方につけた前半

今節もかなりの強風が吹く中キックオフです。NFCは前半風上でしたが、立ち上がりにいきなり試合は動きます。前方へのロングキックが強風により流されたのに対し、相手DFとの競り合いで#13 板倉選手がうまく身体を入れ替え抜け出し、放ったミドルシュートがゴールに突き刺さりNFCが先制します。
さらに今度は左サイドから#10寺内選手、#26 三好選手を中心に多くの選手が絡んで連携で崩し、最後は#10 寺内選手がシュートを決め追加点。#13 板倉選手、#10寺内選手はともに開幕から3試合連続ゴールと好調を維持。NFCは前半早い段階で2点リードを奪うことに成功します。

#13 板倉選手のミドルシュートでNFC先制
#10 寺内選手の相手GKをかわすシュートで
NFC追加点

その後両チームともに風に慣れてきて、ミドルゾーンでのボールの奪い合いが続くイーブンの状況がしばらく続きますが、徐々に市川SCさんに押し込まれる展開になってきます。苦しい時間帯もありましたが、復帰の#5 長坂選手を中心としたDFライン(#2 岡田選手、#5 長坂選手、#9 橋本選手、#16 延山選手)がしっかりとラインを統率し大きな穴は開けず、そこに#7 砂田選手、#24 栢野選手なども適切にカバーリング、いくつか作られた決定的なピンチもGK#1 板橋選手のビッグセーブにより、前半は無失点で抑え2-0で折り返すことに成功します。

セットプレーの守備をする守備陣
左から#16 延山選手、#7砂田選手、#5長坂選手、
#9 橋本選手、#2岡田選手
ゴール前ハイボールを弾くGK#1 板橋選手
こぼれ球を狙う#24 栢野選手

◾️後半更に牙を剥く前年王者

後半風下に立ったNFCは更に押し込まれる展開が多くなります。市川SCさんは比較的オーソドックスなスタイルのチームでしたが、基本的な技術がとても高く、チームでの連携または個人のスキルでNFCのゴールに襲い掛かります。NFCの選手たちも奮闘、#16 延山選手のタイミングの良い飛び出しからのクリアなどゴールを死守します。
粘り強い守備を続けるNFCでしたが、抜け出してきた相手FWと1対1になった#5 長坂選手(だったと思います)がうまくサイドに押しやるも、相手FWはかなり無理な体勢からミドルシュートを放ち、それが弧を描いてGK#1 板橋選手の頭上をも超え逆サイドのゴールネットに突き刺さり遂に1点を返されます。これは相手を褒めるべきゴラッソでした。
更に畳み掛けようとする市川SCさん。対するNFCもやられっぱなしではなく、#13 板倉選手を中心にカウンターでチャンスを作り逆に相手ゴールを脅かします。味方がボールを奪取した瞬間に相手ディフェンスラインの裏を取るべくタイミングを測る動きを何度も繰り返していた#13 板倉選手は生粋の点取り屋だと改めて思いました。しかし何度か迎えた決定的チャンスも今度は相手GKのファインセーブにあい得点を奪うことはできず。
NFCは#6 山室選手、#14 高木選手、#8 小野田選手とフレッシュな選手を逐次投入。市川SCさんも次々と選手を交代していき両チーム総力戦の様相に。長く感じられたATも凌ぎ遂にホイッスル。1点差を守り切り昨年リーグ王者に勝利したNAGAREYAMA F.C.は見事開幕3連勝を飾りました。

右サイド、デコイランをする#14 高木選手
クロスを上げる#6 山室選手
クロスに合わせるため走り込もうとする#23 長野選手
スコア2-1でNFC 3連勝を飾りました

◾️献身的なプレーでチームを支えた#26 三好崇斗選手

今節試合を通して非常に効いていたのが左サイドでプレーした#26 三好選手でした。攻撃時は相手にとって、守備時は自チームにとってそれぞれ危険なスペースを的確に突く・埋めるポジショニングで勝利に貢献。これまでNFCはボール予測に優れた選手はいますが(代表的なのは#14高木選手、#24栢野選手)、#26 三好選手は「未然に危険なスペースにポジショニングする」というまた違った特徴を今節は如何なく発揮してくれました。これからの活躍にも大いに期待です。

三好選手が勤めている会社の方がゲーフラを作成
試合会場に来て掲げてくださいました
試合後取らせていただいた写真
三好選手、よい笑顔です

◾️多く集ったNFCファン・サポーター

冒頭でも述べましたが、準ホームと呼べる会場の近さも相まって今節はとても多くのファン・サポーターが現地に集ってくださいました。その数約150人と、昨シーズンリーグ最終戦に記録した約120人を上回る人数です。その中には多くの子どもたちの姿もありました。これはそのままNAGAREYAMA F.C.のポテンシャルを示していることになります。これから本格的に暑くなってくる中で連戦が続くことになりますが、クラブ・チームの力になれるようこれまで以上に後押ししていければと思います。

集ったNFCファン・サポーターによるゲーフラ祭り①
集ったNFCファン・サポーターによるゲーフラ祭り②
集ったNFCファン・サポーターによるゲーフラ祭り③
試合後のファンサービスで
子どもたちにサインをする#2 岡田選手

◾️NFCサポアディショナルタイム

試合だけでなく、その前後もサッカー観戦は楽しみあるよ!というのを伝えたくできる限り続けていきたいと思っている企画です 笑
今回の試合後は「芋國屋」様に立ち寄って安納芋/紅芋ミックスソフトクリームをいただきました。疲れた身体に甘く美味しいものが染み渡りました。
パートナーとしてNAGAREYAMA F.C.を初年度から支えてくださっている芋國屋様。柏の葉店、南流山店とありますので、流山近傍にお住まいの方は是非立ち寄ってみてださい。

芋國屋様のソフトクリーム

次節は6月9日、対戦相手はMATSUDO CITY FOOTBALL CLUBさん、会場は市原市VONDSグリーンパークで18:45キックオフです。よろしくお願いいたします。

お読みいただきありがとうございました。

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