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NAGAREYAMA F.C. CSL1 第7節 感想

2024年6月30日、NAGAREYAMA F.C. 2024シーズン千葉県社会人サッカーリーグ1部(CSL1)第7節、対戦相手は房総ローヴァーズ木更津FCさん(以下ローヴァーズさん)です。リーグ開幕からここまで6試合全勝、得失差20(得点21、失点1)で首位を快走するチームです。NFCは今年4月に千葉県社会人リーグカップ戦で対戦しており、そのときは3-3の引分けでした。会場は木更津市ローヴァーズドリームフィールドです。

ローヴァーズドリームフィールドは、廃校になった中学校の校舎をクラブハウスとして再利用し、隣接する土地に人工芝のピッチを整備したローヴァーズさんのホームグラウンドです。また、同じく再利用の体育館(アリーナ)は、市民がいつでも利用できるようにローヴァーズさんが運営・管理されてます。

グラウンド周囲の柵にスポンサー(パートナー)様の
看板を多数設置していました
クラブハウスに元の中学校の校章を
大きくあしらっていたのが凄くよいと感じました

また、今節は「首位攻防戦」と銘うって、ローヴァーズさんとNFCの協働で様々なイベントを開催いたしました。イベントスペースを設けて試合前後に各種イベントを実施。また選手入場はエスコートキッズを伴って行われました。NFCとしても初の取組みで非常によい経験になったと思います。機会を提供してくださり、協働でイベントを作り上げてくださったローヴァーズさん本当にありがとうございました。

両チームサポーター・スタッフ混じっての
イベントの様子
エスコートキッズを伴って選手入場
選手も子どもたちも素敵な笑顔でした

第7節はスターティングメンバー・ベンチメンバーともに第6節と同じでしたが、フォーメーションを4-3-3に変更してきました。2022、2023シーズンの基本フォーメーションでしたが、2024シーズンでは公式戦では初の気がします。
ピッチコンディションは常に強風が吹き、時折り大粒の雨が降ることもあり、気温はそれほど高くなくとも高湿により汗が止まらないという非常に難しいものでした。

試合中の大半は久しぶりの4-3-3でした
悪天候でしたが両チームともに
多くのサポーターが集まりました

◾️前半、試合の流れを逃さなかったNFC

前半キックオフ。前半はNFCのエンドが風上です。試合の立ち上がりはローヴァーズさん有利の展開で進みます。
ローヴァーズさんは風下の影響もあったと思いますがロングボールはあまり蹴ってこず、ビルドアップでラインを押し上げつつ機を見て中央に楔のパスを入れ、そこを起点に左右にボールを散らしてNFCの陣地深くまで侵入、ゴール前に折り返しシュートを狙うというのが前半の基本戦術でした。何度か決定機を作られ、うち一つは大ピンチになりましたが、#1 GK板橋選手のビッグセーブにより得点を許しません。
一方のNFCは前半立ち上がりは風上を意識してからか比較的前方へのロングボールを多用しましたが、あまり効果的な攻撃にはならず思うようにボールを敵陣に運ぶことができませんでした。
今節は蒸し暑さが考慮され飲水タイムが設けられたため、前半25分に一時試合は中断となりました。その少しの時間を有効に使ったNFCは再会直後から攻撃の仕方をそれまでのロングボール主体からショートパスを繋ぐ地上戦にシフト。戦術の変化に対応される前の隙をうまく突きました。
高い位置でボールを繋いで、ボールを受けた#13 板倉選手が相手選手を引きつけて前方のスペースへスルーパス、抜け出した#24 栢野選手がシュートを放ちゴールを決め、NFCが先制に成功しました。#24 栢野選手はリーグ戦初ゴール、更に4月のカップ戦に続き対ローヴァーズ戦2連続ゴールとなります。

先制点を決めた#24 に栢野選手

その後も良い流れを逃さず試合を有利に進めるNFC。相手にボールが渡っても切り替え早くハイプレスを仕掛けてプレッシャーをかけ、ボールを素早く奪い返すことを徹底しました。
この前半の良い流れの中で効いていたのが中盤の3枚、#7 砂田選手、#24 栢野選手、#23長野選手でした。3選手のうち2枚が前線の3枚と連動してハイプレスからのムーブ&パス、残り1枚がディフェンスラインと連動してのプレスを躱された際にうまくケアをすることにより、前半の残り多くの時間を支配することができたと思います。
前半終了近くに良い流れの中で得たFK。キッカー#16 延山選手のキックが風にも乗りゴール枠内に飛びこれは相手GKに弾かれましたが、こぼれ球を#23 長野選手がクロスでゴール前に折り返し、#15 板垣選手が頭で逸らしたところに#13 板倉選手が冷静にシュートを決めてNFCは追加点を奪うことに成功します。このまま前半終了、NFCは2点のリードを得て後半に臨みます。

追加点を決めた#13 板倉選手と
祝福するチームメイト

◾️後半、圧を持って襲いかかるローヴァーズさん

エンドが替わった後半、風上に立ったローヴァーズさんは前半あまり使わなかったロングボールを織り交ぜながらNFCサイドにボールを運びます。
ここで活躍したのが今節左SBに入った#16 延山選手。前半立ち上がり時はローヴァーズさんの選手に何度か突破を許してしまいましたが、後半は汚名返上とばかりにタイミングのよい飛び出しでボールをカット、あるいはドリブルでこられた時はファールを犯さず粘り強くついていき相手にゴール前への侵入を許しませんでした。

後半守備が光った#16 延山選手

しかしながら徐々に押され始めるNFC。特にNFCにとって厄介だったのが自陣深くから繰り出されるロングスローでした。このロングスローと強風の影響によりボールの落下点を見誤り、ゴール前で相手にシュートを打たれて1点を返されてしまいます。
更に圧を強めるローヴァーズさん。NFCも必死のディフェンスをしますが、タッチに逃れるとロングスロー、防いだシュートはCKになるなど、ローヴァーズさんのロングスロー&CKの連続攻撃により何度も決定的なピンチを迎えてしまいます。
ここで立ちはだかったのがNFCの守護神、#1 GK板橋選手です。何度も枠内に飛ばされる相手シュートのそのことごとくを弾くビッグセーブを連発。ゴールを死守します。またそれ以外の選手たちもゴール前で体を張り、相手にシュートを打たせまいあるいはボールを掻き出そうと必死のディフェンスを繰り出します。
絶体絶命の時間帯を凌いだNFCはその後反撃、何度か相手ゴール前に襲いかかります。#15 板垣選手のポスト直撃の惜しいシュートなどありましたが追加点は奪えません。
互いに死力を尽くす両チーム。両サポーターの応援もボルテージが上っていき会場全体がもの凄い熱気に包まれる中、遂にタイムアップ。NFCは1点のリードを守り切り、スコア2-1でリーグ首位・ローヴァーズさんの撃破に成功しました。

激戦を制しNFCが勝利
試合終了のホイッスルとともに倒れ込む選手が
多数だったことが死闘を物語ります

◾️魂の守護神 #1 GK 板橋柊哉選手

チーム立ち上げ時から3シーズン連続でゴールマウスを守る、NAGAREYAMA F.C.の唯一にして絶対的守護神です。今節は上記でも述べたように前後半ともにビッグセーブを連発、チームのピンチを何度も救い勝利に大きく貢献しました。
今シーズンからチームキャプテンに任命され、昨シーズン以上に重積を担うようになりました。最後方から大きな声で常にチームに指示を出しリードしていますが、昨シーズンまではどちらかというと「叱咤」的な声がけが多かったと思いますが、接戦の増えた今シーズンはより具体的な指示を出し「激励」的な声がけが増えており、今節は特にそのようなシーンが多かったと感じました。
気持ちのこもった熱いハートを持った#1 板橋選手は、これからの試合も最後の番人としてNFCのゴールを守ってくれるでしょう。

流山の魂の守護神、#1 板橋選手

◾️大一番を制したNFC、引き続き挑戦の継続を

NFCは前節初黒星を喫し、更に今節首位のチーム相手に連敗をしてしまうと関東昇格に向けては非常に厳しい状態になるところでした。しかしこの試練を見事に跳ね除け大一番に競り勝ち、唯一の全勝チームであったローヴァーズさんに土をつけたことで、全勝チームのなくなった千葉県1部リーグの上位争いを混戦に持ち込むことができました。
ここまでの試合、NFCは一つの戦術に固執することなく戦ってきています。チーム立ち上げからの年数が浅く経験値が少ないぶん、一つ一つの試合の経験に重みがあり伸び代も大きいということになります。選手個々のレベルアップ、チーム練度の向上...まだまだ取り組むべきことは多いですが、だからこそNFCは「挑戦者(チャレンジャー)」として挑み成長できると信じています。今節の勝利を見て更にその思いは強くなりました

試合後、サポーターに勝利の挨拶をするNFCの選手たち

次節は7月7日、対戦相手はFC大網さん、会場は今節に引き続き木更津市ローヴァーズドリームフィールドで18:15キックオフです。よろしくお願いいたします。


◾️NFCサポウォームアップ&アディショナルタイム

筆者自身このコーナーの作成を楽しみにしており、今回は何を食べよう/飲もうかと試合の応援とは別腹で毎回ワクワクしています 笑

まずは木更津向かう高速途中の市原SA(下り)で、市原産梨ソフトクリーム。梨のサッパリした風味・甘さが美味しかったです。

市原産梨ソフトクリーム

木更津に着いた後は、昼食で木更津海鮮食堂『KUTTA』の海鮮丼を食べました。こちらのお店、4月のカップ戦の際にも訪れたのですが大行列だったためその時は泣く泣く断念したので、そのリベンジを達成したことになります。めちゃくちゃ美味かったです!

『KUTTA』の海鮮丼

試合後は、ローヴァーズさんのイベントスペースに出展していたキッチンカーにて自家製ハチミツレモンを炭酸水で割ったレモンスカッシュ。特徴的な容器に入れてありカッコよかったです。味もすごく美味しくかつ疲れた身体に染み渡りました。

レモンスカッシュ

帰りの高速途中の市原SA(上り)のロッテリアにて、夕食としてこの店舗限定販売の勝浦タンタンメンバーガーを食べました。勝浦タンタンメンはかなり辛いらしい?(まだ食べたことない)のですが、このバーガーは辛さはそれほどでもなく美味しかったです。

勝浦タンタンメンバーガー

勝ち試合見れたし、美味しいもの食べれたし、非常に充実した1日でした 笑


今回は以上となります。お読みいただきありがとうございました。

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