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ピーキーなキーボード入力システムで周りと差をつけろ

日本語入力システム 「SKK」 についての説明と、1年余り使用してきた僕が使ってきた感想を書きました。

ギークハウス界隈 Advent Calendar 2019 の2日目です。みんなよんでね
https://adventar.org/calendars/4659

あなたがこんな人ならこの記事は面白いと思う

・みんなと違う自分が好き
・ガジェットが好き
・対戦ゲーとかで「テクニックタイプ」とかのキャラ選んじゃいがち
・好きなアーティストがMステとかに出て人気になりだしたら離れる
・ハイリスクハイリターンとか好き

あと、夜中の通販番組とかで万能ミキサーとか見るの好きな人とかにはドンピシャかもしれないです。

SKKとは

簡単に言ったら「特殊なキーボード操作方法」のことです(詳しくは入力方式なのですが、ここではわかりやすくするためにキーボード操作方法としています)。
普段、PCで皆さんが使っている入力方式はなんでしょうか。Windowsユーザの方は「Microsoft IME」、Macユーザの方は「かわせみ」または「ことえり」とかだと思います。いずれも基本的な操作方法は似ていて、例えば「変わる時のチャンス」と打ちこみたかったら、

kawaru(ここで変換キーにあたるキー、windowsならスペースキーでMacなら変換キー)時の(ここで変換キー)チャンス(ここで変換キー、Macなら無変換キーなのかな)

これで無事「変わる時のチャンス」という文を作成できます。入力システムによっては直接

kawarutokinotyannsu

と入力するだけで一発で変換できる場合もあるかもしれません。

次にSKKでの入力例を表わすわけなのですが、そのまえにSKKでの入力方法を説明します。

SKK入力方式では変換キーは基本的には使いません。先ほどのwindows、Macでひらがなを漢字に変換した際にコンピュータはユーザが打ちこんだ文章を読み、どの漢字をあてはめるのが最適か解析して変換しています。このコンピュータの行いを「形態素解析」といいます。(正確には、このひらがなを読みこみムニョムニョするところを形態素解析というのですが長くなるので割愛します)

SKKではこの形態素解析をユーザ自身、つまり自力でこなすことになります。コンピュータがやっていた「ここからここが漢字だな~、ここは送り仮名でここは丸々漢字ですなぁ~」っていうところを自分でぽちぽち行なうことになります。

それでは同じ文をSKKで入力してみます。

KaWaruToki noTyansuq

大文字になっている部分はShiftキーを押しながら入力したところで、空白部分はスペースキーです。

漢字の始まり部分、例文中で言えば「変わる」の最初の「K」をShiftキーを押しながら打ちこみます。Shiftキーを押しながらなんらかのアルファベットキーを入力することで、パソコン側に「今からなんらかの変換すべき文を入力するよ」と伝えることができます。

次に漢字の終わり部分、「変わる」の送り仮名の最初の一文字である「わ」の子音である「W」をShiftと一緒に入力し、母音である「A」を入力して「わ」を完成させます。これで「変わ」に変換されます。もし、目当ての「変わ」ではなく「買わ」などがでたらスペースキーで目当ての漢字が出るまで変換させましょう。

まだ終わりません。次に「時」です。これは送り仮名もありませんし普段の入力とそんなに変わりません。「Toki」、最初の「T」をShiftキーと一緒に入力したあとはその後をフルで入力した後にスペースキーで変換して完成です。

最後に「チャンス」です。これはさっきと似ていますが、「Tyansu」と入力したあとにスペースキーではなく、「Q」キーを押します。SKKではQキーがカタカナ変換キーとなっています。

クソめんどくさいですね

SKK入力方式のここがダメ!

先に言っておくのですが、僕はSKK入力方式が好きですし貶すつもりは無いです。この項で述べているのはあくまでも、使って感じた個人的な感想です。

覚えにくい
ややこしいですし。Shiftを押したり離したりするのが最初はめんどくさくなったりします。

SKKを使うことで不自由になるサービスがある
SKK入力システムで漢字を入力しようとすると、特殊な入力方式故かサービス側の入力フォームがこちらが意図していない挙動を示す場合があります。例えば、Twitterでは子音がたまに認識されなかったり(入力されない)フレームワーク作成ツールのFigmaでは作成した画面にある文字と追加したパーツ一覧のボードにある文字に差異が生じたりします。
またVScode上ででも、クォーテーションの自動補完が正しく動作しません。

他の人が使えない
職場などで誰かに自分のパソコンをいじってもらったり、内容を直接修正したり教えてもらうシーンがあるとおもいます。大概の人は初めて触るあなたの独特の入力システムにきっと戸惑うでしょう。というか多分使えないとおもいます。それに優越感とか抱かないでくださいね。

他の人のを使えない
職場などで誰かのパソコンをいじったり、内容を直接修正したり教えるシーンがあるとおもいます。SKKの独特の仕様と操作に慣れてしまったあなたはきっと戸惑うでしょう。触らなくてもいいShiftキーに小指を伸ばしガチャガチャガチャ....自分の環境とのギャップを、SKKを使っていたことで更に広げていたことに気付くのです。

体に支障がでる
SKK入力システムは入力する上でShiftキーを多用することになります。
右下(もしくは左下)にあるShiftキーを常に押したり離したりすることになるので、必然とあなたの小指は極限まで開かれ腱鞘炎への道を進むことになります。余談ですけど、僕はさすがに腱鞘炎はゴメンだったのでパソコン上のキーボードコンフィグ設定からスペースキー横の使わない変換キーをShiftキーに割りあてて親指でShiftキーを押しています。

戻れない
キーボードの入力システムは身についてしまうものです。SKK入力システムに慣れていない人がSKKを使い初めても、たどたどしい操作になってしまうのと同様にSKKユーザーが「やっぱSKKクソだわ!!!!俺はもうやめる!」なんて言って普通の入力方式に戻ろうとしても、やはり慣れてしまったSKKと比べると、やはり慣れない入力方式に戸惑うことになります。
僕は一時期SKK断ちを試みたところ、意思の弱さからこうやってこの記事をSKKで書いてしまっています。

わざわざSKKを使うメリットがそこまでない
僕自身がSKKをめちゃくちゃ使いこなせてないのでこんなことが言えるのかもしれませんが、それ以上にSKK以外の入力システムが劣っていないという点がこれを言える要素です。SKKを使うメリットとして変換ミスが少ないという点が挙げられますが(「かわる」を変換して「革る」などに変換される可能性が少ない)、わざわざ学習コストが高くデメリットの生じるSKKを選択する利点がそこまであるかと言われるとウーーンって感じです。

それでもおまえらはSKKを使いたくなってるはず

つかいたいよなあ!?!?!?
SKK、知ってたかあ!? 知らなかったよなあ!?
他の人に触らせて「えっめっちゃ変わってますね」とか言われたいよなあ!?
「ケイソタイカイセキがどうのこうのシフトオシナガラどうのこうの」とか説明してドヤりたいよなあ!?!? マイノリティ示したいよなあ!?!?

僕ははっきりいって他人にオススメしないですけど、もし興味があったら是非どうぞ。最後の文では「メジャーな入力方式じゃないから自慢できる」みたいなことを書いていますが、SKK自体は日本語を入力するために開発されたとても優秀な入力方式です。

導入に関しては他の人が書いたものがわかりやすいのでそちらを参照ください。

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コメント (1)
この記事はなんちゃらアドベントカレンダーの何日目の記事です的なことは書いたほうがいいんじゃないかな
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