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抵抗者の力をそぐもの

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった 私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった 私は社会民主主義者ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった 私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった(マルティン・ニーメラー)

主権者のやり方はこういうものだ。まずは潰す対象を決め、そこを徹底的にいじめる。その対象から外れた集団は、安堵して見て見ぬふりをする。最初のターゲットが潰れた後は、次のターゲットをいじめの対象とする。同様に、対象外となった集団は、「自分たちは大丈夫だろう」と高を括る。この時点になると、主権者に媚を売るようになる。そして最終的には、すべての対象をつぶしこんでいく。

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