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AUSセカンドビザ取得のために -9/1000-

無念の建設業者断念

セカンドビザとは、オーストラリアでワーキングホリデービザで2年目を居住したい人が指定された地域で農業や建設業などの仕事を3ヶ月以上働いて申請するビザのことです。私はそれまで一度も経験をしたことはありませんでしたが、農業ではなく建設業に従事してセカンドビザ取得を目論んでいました。一般的には田舎にまで赴いてイチゴやマンゴー、ブルーベリーのピッキング(摘み取り)やパッキング(箱詰め)で取得する人が多いですが、人とは違った選択をしたかった私はあえて建設業に絞って仕事探しをしました。レストランの同様、片っ端からレジュメを送信したり、建設の事務所まで赴いて直接レジュメを渡したりもしました。ちょうど添付したレジュメが合計で100枚を超えたころ、一通のメッセージが届きました。それは「明日、空いているか?」という内容でした。そのときちょうど次の日は予定が入っていたので千載一遇のチャンスでしたが、やむなく断念することとなりました。それまでに労働者となるための資格であるホワイトカードの取得などもしてきましたが、もう近場ではレジュメを送っていないところはなく、何よりビザのタイムリミットが近づいていたので仕方なく別の職業を狙うことにしました。

バナナファームというパワーワード

農業で調べ始めると多くの経験者がいることが分かりました。野菜や果物化関連、植物の剪定、なかには食肉工場まで様々でした。そのなかでひと際自分のなかで輝いたのがバナナファームでした。バナナと言えば熱帯地域のイメージが強く、バナナファームだけが唯一あまりイメージがわかない職業でした。”未知のもの=おもしろい” という思考回路を持つ私にとっては魅力的以外の何物でもありませんでした。そこでまたもレジュメを送る日々が続きました。しかし時は6月、オーストラリアではちょうど冬に差し掛かろうという時期で夏が繁忙期となるバナナファームを見つけるのは簡単なことではありませんでした。求人サイトによくある偽の情報に釣られそうになりながらもそれから1週間後に2通のメッセージが届きました。一通目は日本人からもう一方は韓国人からでした。私は英語の環境で働きたいという強い気持ちがありましたが、先に一通目の日本人からのメッセージにの了承の旨を伝えて詳細も聞いていたため、韓国人からのメッセージには断りの連絡を入れました。

いざ、僻地へ!

指定された場所はオーストラリアの北西に位置する日本人観光客も多いケアンズという町からバスで1時間ほど南に下った場所に位置するイニスフェールという町でした。お世話になったメルボルンとの別れを惜しみながらも、メルボルン空港からおよそ2時間のフライトをし、ケアンズ空港に到着しました。ちょうどその時ケアンズでアイアンマンレースをしていたのでイニス行のバスの乗り場が普段と異なってしばらくあたりを彷徨うこととなりましたが、無事に到着することができました。到着すると連絡をくれた日本人女性が案内してくれ、その足で仕事で必要な服や道具を揃えました。作業着、軍手、就寝のためのブランケットなど合計で50ドル程度の買い物であったと思います。それに食料や日用品を買いそろえ、いよいよバナナファームでの日々が始まることとなりました。

明日はその生活の様子などを記事にします!
それではまた明日!

今日の一言:
記憶ではどんどん先に進んでいけるのに文字に起こすと全然先に進んでくれないのが最近の悩み。

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