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アイドリッシュセブンRe:member第3巻を読んで。

どうもこんにちばんわ(* .ˬ.)"

ついに最終巻の感想、引用、
そして全3巻まとめた感想をかいていきます。


❁¨̮百目線のお話❁¨̮(第3~最終回)

百と千でのRe:valeとして落ち着いた頃、
岡崎事務所の岡崎凜人から
デビューのお誘いがくる。

岡崎事務所は万理が居た頃にも
スカウトに来ていたが、
万理が怪我をしたことを知って
スカウトの話を白紙に戻した経緯がある。
(出来たての小さな事務所で
支える力がなく社長が反対したため)

そのため岡崎事務所をよく思っていない千は
「岡崎事務所だけは絶対に嫌だ」と言う。
そんな千に百は
「出来ないことを出来ないって
言うのは誠実だと思います」
続けて
「お金がないのは悲しいことだけど
悪いことじゃないよ」と言う。

続けて言ったこの言葉がとても刺さった、、(´;ω;)
わたしは生きてきてお金の苦労を感じることが
多いから、ずっとそこに対して劣等感というか
重い鎖のように思っていたから、、
悪くないって思っていいんだって
すこし心が軽くなりました(´;ω;)

その言葉を聞いた千は
「わかった 考えてみる ただし 社長に会わせろ
(中略)次に見捨てられたら
モモくんを巻き込むことになる
それだけは絶対に許さない」と岡崎凜人に伝える。

そして社長に会い、話し合った結果
無事に岡崎事務所と契約し、
デビューすることが決まった。

そんな中、
姉との関係がぎくしゃくし、
実家で暮らしていくのが窮屈になった百は
家を出て、千と同居生活を始めることになる。

千は、過去に万理にそうだったように、
百にべったりになっていく。
その事に喜びつつも
「バンさんの代わりとしてここにいるのに」
と苦しみを感じる百がいた。

万理探しが進まないのとは裏腹に、
Re:valeの活動はアルバム発売、イベント、
千の映画出演、百のバラエティ進出など
順調に活躍の場を広げていった。

活躍して人気が出てくると
ゴシップを書かれたり
業界内での問題なども出てくる。
そういう裏側を、千には一切知らせずに
百は一人で対応していた。
千を守る為に自分がいるのだからと。

二人で久しぶりの贅沢にと
鍋を食べていた時のこと。
千は百に「モモが僕の相方で良かった」と
感謝の気持ちを告げる。
千の相方は自分で良かったのかと不安を
抱いてきた百は、 『これ以上の幸せはないよ』と
心の中で思いながら嬉し涙を流す。

季節は巡り、ある暑い夏の日のこと。
久しぶりの二人揃ってのオフ。
千がサプライズで日頃のお礼として
百の大好きなサッカー観戦に誘う。

かつてはアイドルとファンという
関係だった二人が、
今では相思相愛の相方という
関係に変わっている幸せな事実を
ひしひしと実感する百だった。

ある日、仕事から帰った百。
ただいまーっと言ったのに千からの返事がない。
座って何かを夢中に見ている千の姿を見つけ、
覗いてみるとそれは千と万理の
二人が写っているアルバムだった。

それを見た百は咄嗟に
『オレがいてくれて
良かったって言ったくせに!』
と心の中で叫ぶ。
はっとなり、トイレに駆け込む百。
今自分の中に渦巻いているどろどろした感情。
それはかつて百のお姉ちゃんから
受けたものと同じ、嫉ましさだった。

『違う、オレは代わりだってわかってる』
と思った直後に、
『代わりなんて言わないで
ずっとオレと一緒に歌いたいって言って』
と願い求める百だった。
(ああああああああ百おおおおおおおおお)

そんなとんでもなく大きな切実な想いを
一人秘かに抱えたまま、
百は時には悪魔とも手を組み
芸能界という道を渡り歩いていく。

立派な業界人となった百に比べ、
昔と変わらず綺麗なままの千。
真っ直ぐに見つめてくる千を見ながら百は

『純粋で飾らない言葉や表情は
いつだって無邪気なまま
オレに極楽を見せて地獄に落とした』

と心の中で思う。
Re:valeを、千を守りながら
ひたすらに走ってきた百の心は
いつの間に限界を迎えていた。
百は、歌えなくなってしまった。

そんな百の心を救ったのは
百のために取り乱した
千のけたたましい怒鳴り声だった。

「あいつが隣にいてくれたから
僕は音楽を続けていく事が出来たんだ!
僕にとってモモはゼロ以上のシンガーだ!」

''それは数年前の事故の夜
ライブハウスに響いた声と同じものだった
ユキがたった一人の相方を求めて必死に叫ぶ声
オレが手に入れたくて手に入れたくて
たまらなかったもの
その声を聞いてオレはようやく
バンさんと同じ場所に立てた
ユキのとなりに
自分の居場所を見つけることが出来たんだ''

ずっとずっと願って求めていたのに
決して声には出さず秘めていた想いが
ようやく報われた瞬間だった。

そして探し続けていた万理と再会。
本人を前にし、嫉みや不安が消え、
百は歌声を取り戻した。

日々が過ぎ、万理に連絡する千の姿をみて
再びもやもやした感情に駆られ困惑する百。
『願ったものは何だったんだろう』

ある日の千と車で移動中のこと。
TRIGGERのライブに向かうファンの姿をみかけ、
百はそれをかつての自分と重ねる。
「オレ......いいファンだって思われたかったんだ」
そう呟いたのを皮切りに、
今まで隠してきた本音をさらけ出していった。

そんな百に千はこう告げる。
「したいことをさせなかったり
したくないことをさせたりって
モモは言うけど そんなことは当然じゃないか
(中略)二人でやっていくんだからさ」

その言葉を受け百は心の中でこう思う。

''ずっと自分が嫌な人間に
なってしまったようで苦しかった
無欲だった自分が強欲に傲慢に
なっていくようで嫌だった
だけどそれは醜悪な変貌などではなく
移り変わった二人の関係から
生まれた当然のやり取りなのだと
そうユキは言ってくれた
オレの長年の苦しみにシンプルな答えをくれた
その時 ようやくオレの中の怪物が消えた気がした''

もやもやの正体はざっくり言ってしまえば
いろんな感情を隠し続けていたからで。
それを言ってしまったら築いてきた関係が
壊れてしまうと思った恐怖からで。
でも千はありのままの百ちゃんを受け入れた。

ここでようやく百ちゃんは
理想の自分から解放され、
自分自身に繋いだ鎖から自由になれた。
良かった、、ほんとうに良かった(´;ω;)

百ちゃんはここまでよく耐えてきたなと、、
ストレスで声が出なくなるって只事ではないけど
この話を読んだら声が出なくなるだけで
よく済んだなとも思ってしまう。
わたしだったらどうしただろう。
きっとどこかでやつあたりのように、
あるいは泣いて喚いてぶつけて、
自己嫌悪に走っただろうか。
うん、、多分そう。
というかそれ以前に
こんな器用でがっつのある人間じゃない☆←
だから百ちゃんのことを心の底から尊敬します。

と、話を戻します。

ある日、百は万理に想いを告げると、
万理は感謝を伝えながら百の頭を撫でる。
それを見て笑う千。
笑う千を見て
ユキも褒めてあげて!と万理に言う百。
それに応え千の頭をぽんぽんする万理。
嬉しい表情を浮かべる千。
「じゃあまた」とその場を
立ち去ろうとする万理を百千が引き止め、
「バンさんも!万も頑張ったね」と言う。
百千を抱き寄せながら声を上げて笑う万理。

一人で街を歩く万理さんが、
Re:valeのポスターを見つけ
百千を優しく見つめながら
心の中で思うこの言葉で
物語は締めくくられます。

''客席にいた少年が
五年の歳月をかけて手に入れた輝くもの

百(ひゃく)の幸せを
千年先もずっと
万感の空に馳せ

オレの心の中で
どんなトロフィーより
どんな星より
色褪せることなく
いとおしく
綺麗にきらめいている''


、、、、、、あああああああああああ!!!!
なんて美しいのでしょうか!!!!!!!?←
たった3巻の中に!
あらゆる感情が入り交じり!
こんなにも美しく完成されている!!!!!
小説原作の都志見文太さんはもちろん!!!
キャラクター原案・漫画の
種村有菜っち先生!!!
素 晴 ら し すぎます!!!!!!!

私今まで漫画読んできてこんなに
心捕まれ握られ揺さぶられ続けたことないよ?
これ友人が貸してくれたんですけど、
これはもう人生の漫画なので
返した後に自分で買います!

もうね、映画化希望!これはまじで!
鬼滅も煉獄さんとこがアニメじゃなくて
映画になったじゃん?
そういう感じで別に他アイドルの過去話と
比べるとかじゃなくて
量的な話で映画が
おさまりええんじゃないかと思うのですよ。
はい。どうか運営の万理さん
よろしくお願い致します!!!(ややこし)

えー、改めて、
アイドリッシュセブンに関わる全ての方へ
感謝を伝えたいと思います。
素晴らしい作品を作ってくれて
ほんとうにありがとうございます。
そして出会わせてくれた友人にも、
ほんとうにありがとうございます。

これからも、アイドリッシュセブンと一緒に
日々暮らしていこうと思います。

最後になりましたが、
こんな長い文章を読んでくれた貴方へ
ありがとうございます。

それでは失礼します(* .ˬ.)"



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