CB IP 3BP 〜GTOw意訳 feat. POKER GYM〜
CB IP 3BP 日本一丁寧な意訳 by GTOwizard Blog
参考・引用元:
はじめに
前回の記事では、OOPの3BPでのCBについての重要素をGTOwizardBlogを要約しご紹介しました。
今回の記事では、IPの3BPでのCBについての重要素をGTOwizardBlogを要約してご紹介します。
新コンテンツ【新コンテンツ意訳 .feat】
今回の記事で紹介することは、MTTとCashのどちらにも当てはまることです。
CB IP in 3bet-pot
IPが3betした時、4betや4betAIを喰らうことを回避し、無事にFlopに辿り着いた場合、3betterは、PostFlopでEQアドバンテージとPosiotionアドバンテージの両方を行使することができます。
結果として、多くのFlopでIP 3betterはアグレッシブにプレイすることができ、EQを過剰に実現することができます。
上図より、BTN vs CO、BTN vs UTGであっても似たような戦略をとっています。ポジションに関係なく同じような戦略をとっている傾向が確認されました。
3better側であるIPは、オリジナルRaiserのOpenの強さによって、PreFlop 3betレンジを修正し、オリジナルRaiserも同様に3betCallレンジを修正するため、ポジションによるCB頻度の大きい差が出ません。
EarlyPositionからの3betはLate Positionからの3betに比べてリスクである
Early Positionからの3betはLate Positionからの3betに比べてリスクを負う可能性があります。それは、Early Positionの3betにはLate Positionからの4betを喰らう可能性があるからです。
ただし、スタックサイズによって大きな差が生じます。
3betterはスタックサイズが浅くなるにつれ、より小さいBetをすることが多くなります。Positionアドバンテージに加えてNutsアドバンテージを持つことができます。この小さいBetをすることで、SPR<4にすることで、AAなどの強いワンペアがターン以降でもNutsとして働くようにしています。
スタックが浅い時には、NutsがAAなどのため、非常に小さいBet(Bet25%以下)をFlop・Turn・Riverで同じサイズ感でBetを行うことができます。
一方、スタックサイズが深い場合、Flopにおいて大きいBet(Bet50%以上)が必要になり、Turn・Riverでも同様のサイズ感でBetすることが一般的です。
ノーペアでのFLOP
3betterはオリジナルRaiserに比べて強力なハンドレンジでFlopにたどり着くため、両プレイヤーにとってミスFlop(互いにノーペアや絡みないと予想されるボード)時は、事実上、PreFlopのEQアドバンテージを確立しているIP 3betterが有利となります。
例として、552r をみてみましょう。
想定を100bb、BTN vs UTG 3BPとします。
この時のBTN 戦略を見ると下図のようになります。
この戦略は、CallerであるUTG側に5のトリップスが存在し得ないことにより大きいBetが好まれています。
BTN側はBetサイズとして、Pot50%、Pot75%を積極的に選択していることがわかります。BTNは、EQアドバンテージを活用し、River ALLINを目指すために、Turn・RiverでPolarレンジでBetし、ポット構築をするメリットが生じます。Flopからポット構築をすることでRiver ALL IN
ということです。
次に、BTN vs COの戦略を同様のボード・同様のシーンで戦略を見てみましょう。
<100bbの時>
上図の戦略を見ると、COのCallerレンジには5xと22sが存在する可能性が vs UTGに比べて高いため、3betterであるBTN側はCOに対してCheck頻度を高め、さらに、Bet25%頻度を増加させるという慎重な戦略をとっています。
しかし、3betterであるBTN側はとても有利な状況です。
下図がEQなどのパラメーターを示しているものです。
まず、EQはおよそ、50%:50%にになっていますが、BTN側のEQRが114%になっているため、CO EVが7.72bbに対して、BTN EVは10.78bbと差が生じています。これは、レバレッジとPolarizedレンジの効果です。
※レバレッジとは?
後のストリートでのリスクを指します。例えば、EQRが高く、polarizedレンジを使うことは、レバレッジを利用しているプレイになります。
相手としては、EQRが低く、Indifferent群のハンドレンジで戦うことになり難しい判断を迫られます。次回の要約記事の題材はこちら
<40bbの時>
40bbのスタックでは、CO Callレンジに5のトリップ以上を考慮する必要がほとんどありません。これは、相手のレンジに存在しないというわけではなく、Nutsの扱いが違うためです。
スタックが浅い方が、AAのような強力なワンペアをNutsと捉えていましたね。つまり、40bbではNutsアドバンテージを3betterであるBTNが有しているという認識になります。
よって、浅いスタック時に小さいBetが好まれるため、上図のBet25%の頻度が高い理由です。
ここで注目するべきは、3better BTN側の戦略であるBet50%です。
このBet50%のレンジにBTNの最も強いハンドが含まれていません。つまり、これはNutsやAirではなく、「VulnerabbleEQハンド」でBet50%を行っているのです。
「Vulnerable(脆弱な)EQハンド」とは、JJs、TTs、A2s、AKoなどがカテゴリーに含まれます。これらのハンドは、EQ阻止(Denying EQ) をすることで利益を得ることができますが、FlopでCallされたとしても依然としてEVが高いハンドです。
ただし、多くの場合、TurnにおいてValue Betを続けて打てないためFlopにおいて大きいBetをし利益を最大化するのです。
Denying EQレンジ
Aハイ 静的なFlop Aハイ
3betレンジにはAXのハンドが多い傾向にあります。しかし、Aを持っていない場合、相手がAを持っている可能性が高く、AハイFlopはそれ以上のハイカードが出ないため比較的静的です。
そのため、3betterは自分のレンジ優位度に応じてCheck or 小さいBetを頻繁に行います。AハイFlopは3better側に有利ですが、KKs、QQsなどのハンドはValueが取れるレンジが限られています。
ここで、Aハイの例をみていきましょう。
A93r BTN vs UTG ES 100bb
BTNのEQは55%あるが3betterは弱いポケットペアやAxのWeakKickerのようなEQdenialができないハンドや大きなポットを避けたいハンドをCheckします。
「AK、AQのような強力なハンド、特にAAは相手UTGのCall Downレンジに対してBlock効果があるため、ポットを構築することは難しい」です。
実際、上記の戦略を見るとUTGのAXレンジをBlockしていない99sが一貫してBetをしています。
UTG+1 vs UTG
一方、100bbのUTG+1 vs UTGでは、3betterのEQアドバンテージが60%を超え、Check頻度は、Bet10%に置き換えられていますが、大きいBetサイズを使用しするわけではないようです。
BTN vs UTGをみてみましょう。
浅いスタックでは、Betサイズがさらに小さくなる可能性があります。
ES40bbでは3better側のBTNはレンジの半分ほどでBet10%を選択しています。
ブロードウェイ2種
フロップにハイカードがあると、ハンドの価値が安定しやすくなり、特に3bet-potでは両プレイヤーのレンジにハイカードが多く含まれるため、このようなボードに対するCB戦略はAハイFlopに似ています。したがって、中強度のペアでの小さなBetやCheckがよく見られます。
BTN vs CO 40bb
スタックが深い場合、3betterのNutsアドバンテージが強調され、あまり強くないハンドレンジでBetをし、PolarなレンジでBetサイズを大きくすることができます。
「スタックが深いほど、3betterのNutsアドバンテージが際立つ」
下図がBTN vs CO 100bbです。
ランアウトに応じて、フロップでベットした中強度のハンドの一部は後のストリートでブラフに変わることがあります。より深いスタックでは、BTNがFlopとTurnで非常に高いブラフ頻度を持つために、Nutsアドバンテージを活用する余地を提供し、SmallポケットペアのようなEQRの低い役でもブラフが可能になります。
40bbでの同じシーンをみてみましょう。
中強度のハンドをCheckすることは安全であり浅いスタックの場合は、COがTurn・RiverでPolarなBetでプレッシャーをかける
Middleカード+コネクトボード
876ttのようなMiddleのコネクトボードと、552rのようなLowペアのボードは多くの共通点があります。EQはおおよそ50/50に分かれますが、3betterのレンジにはアンペアのオーバーカードが多く、CallerレンジにはNutsハンドのリスクがあるため、多くの場面でCheck Backが行われます。
これは100bbのBTN対COの戦略で、BTN対UTGの戦略と非常に似ています。
上図のように多種の戦略がありますが、3bet CallerがCheck RaiseしやすいFlopであるためCheck頻度がかなり確認されます。
40bbでの戦略を見てみましょう。
BTN にはストレートがあまりありませんが、これによってBet頻度が大きく変わっていません。3betterは、オーバーペアで大きいBetサイズを使うことで、低い SPR でより快適にポットを構築していくようです。
多くのプレイヤーがMiddle+コネクトボードを良くないと見なす理由は次の2つです。
結論
3Bet-potでのプレイにおいて、スタックの深さはベットのサイズに大きく影響を与えます。Nutsアドバンテージを持つ場合、3betterはBetをしてポットを構築し、3ストリート全てで同様のサイズ感でBetをする選択肢があります。
スタックが浅い場合、小さなCBが適しているかもしれませんが、スタックが深い場合はやや大きなBetを好むことがあります。また、スタックとポットの比率( SPR )を考慮し、自分のレンジの構成を把握することが重要です。
3betterのレンジとCallerレンジの最大の違いは、Bigポケットペアとアンペアのハンドの重要性です。適切な状況でこれらのハンドを強くプレイすることがポイントです。
引用元
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