5.24

本日のアウトプット

一株あたり純利益とは当期純利益を当期に外部に発行している期中平均株式数で除した一株当たりの利益をいい、株主に対して開示してあげる情報である。そのため注記情報となる。
上記趣旨から、自己株式は株式数に含めない。
また、潜在的な一株あたり純利益とは、当期に実際生じた利益や株式数ではなく、当期に起こりうる事象を全て起こったものと仮定して計算する一株当たりの利益額である。
一株当たりの利益を算定する際に、分母は単に株式数ではなく、期中平均株式数を用いることに注意。
期中平均株式数とは、期末のストック株式数に日割計算をして平均数をだしたものである。
また、新株予約権やストックオプションにて株式を発行する場合に、同時に現金預金の払込があるような場合、この増加分の現金預金は会社によって使途が分かれて予測できないため、これを統一し、全て自己株式を取得したと仮定して計算をする。
自己株式数は問題に期間平均株式単価が与えられるため、増加現金預金をこれで除して数を求め、実際に増加するであろう株式数からここで求めた自己株式数を控除し、期中平均株式数を算定していく。
また、一株当たりの純資産については、期中平均株式は使わず、期末の純資産を期末に残った株式数で除して求める。このとき、期末に残った株式から新株予約権や連結財務諸表の場合は非支配株主持分を控除する。