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非常事態宣言解除の騒ぎ

スペインでは、今日、5月9日の午前0時に非常事態宣言が解除された。半年間、会食の人数や、飲食店の夜間営業、他州への移動などが制限されていたが、概ね緩和された。

今朝、テレビでニュースを見ていると、昨夜、各地で若者が街路に繰り出し、マスクもソーシャルディスタンスもなしで非常事態の解除を祝っていたと伝えていた。
そういえば、夜中、道路の向こうの公園のほうから、人の騒ぐ声が断続的に聞こえていた。あれも、そうだったのかもしれない。

マドリード州は制限がそれほど厳しくなかったので、私自身は、それほど開放感はない。子供がいるので、夜遅くまで出かけることもない。州外に出られることはうれしいが、週末ごとに遠出するわけでもない。
ただ、夕食の時間が早くて9時、夜遊びの集合時間は11時や12時、加えてパーティーが大好きという習慣の国だから、半年間も我慢していた人たちには、とてもうれしいことだったのだろう。
夜中の騒ぎ声は仕方ないか、という気がする。
ただ、まだ感染対策は必要なのだし、歓喜の勢いで感染が広がらないことを願っている。

最近、スペイン語の学習はニュースのほか、ポケモンに助けられている。

スペインでも、子供たちはポケモンのアニメを毎日見ている。Amazonで見ているが、日本語音声・字幕はない。私が一緒に見て、不完全ながら通訳している。私にとってもスペイン語の勉強になる。ポケモンの技の単語などは他の場面で使うことはないだろうが、会話表現は参考になる。

夫が、ふと、「なんでPokémonの"e"にアクセントがあるのかな」と言った。
言われてみれば、そのとおりだ。スペイン語の文法規則からすれば、そこにアクセント記号は必要ない。調べてみたら、英語も含め、海外版では全てアクセントがつくらしい。
その理由をわかりやすく説明したページがあった。

要するに、英語の"e"の文字の発音は一つではないので、正しい発音を示すためにアクセントがついている。これはポケモンに限ったことではなく、例えば、フランス語からの借用語である”café カフェ”や ”élite エリート"も同様にアクセントをつけて表記される。

ポケモンを通して、また一つ学んだ。

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