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スペインの小学校:繰り返し学習がない

中秋の名月を見ながら、娘の宿題に付き合っていた。

手強いのは、スペイン語の宿題。
見たこともない文法用語の連続。娘と私の頭の上に、大きな「?」が浮かぶ。辞書を引きつつ進める。
でも、一番おもしろいのもスペイン語。アクセントの法則など、私が学んだ内容とは異なる視点で文法規則が解説されていて、興味深い。
それに、教科書にセルバンテスの文章が載っていたりする。

そういえば、日本語の漢字学習のような、繰り返し書かせる学習はない。スペイン語の綴りはそれほど難しくないから、単語ごとに綴りを覚える必要がないのかな。
文法については、図式で表したり、単語を分類したりして学んでいる。

算数は、わりと簡単。考えさせるような文章題が中心ではあるが、計算の内容そのものは足し算引き算が多い。
娘は日本の小学6年生の勉強も自宅で進めているので、その差に驚く。教育水準に差があるわけではないのに、なぜこうなのだろう。教育に詳しいわけではない私にはその理由はわからないが、不思議である。

そして、算数も、計算問題を延々と解くような学習はない。
娘はもともと繰り返し学習が苦手なので、その点では快適なようだ。

スペインは学校ごとの学習内容の自由度が日本より高いようなので、一概には言えないが、娘が通っている学校はそんな感じ。

タイトル画像は、マドリードの公立小学校のカレンダー。
オレンジ色に塗られているのは、祝日ではないが学校が休みの日。
なぜか、スペインの学校は飛び石連休の隙間を埋める。「puente(橋)」というらしい。さらに、祝日の前後に休みを追加する。
その上、夏休みも長いから、授業日数が日本より30日くらい少なくなる。

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