【コミスタ豆知識】カスタムブラシで汚す

 カスタムブラシを使って、3Dレンダリングの線画にいい感じの経年描写を入れてみよう、という記事です。おもに「地面マルチ」ブラシの使用例です。(例はコミスタで作っていますが、クリスタでも同じ素材を公開していますので、似たように使えます。)

1)3Dモデルを線幅0.1mmでラスターレンダリングします(コミスタのベクターレンダリングは、結果が残念なので使いません…)。
【使用素材】シ​ン​ジ​さ​ん作「世​界​の​街​並​み​(​チ​ェ​コ​・​プ​ラ​ハ​)」
2)レンダリング結果をベクター変換し、線幅修正ツールで強弱を付けます。
3)パーツごとに選択範囲を取りながら、「5_削り汚し3cm」ブラシを使い、新規ラスターレイヤーにベタ汚しを入れていきます。
【使用素材】「地面マルチ」「地面素材集」こういうベタ汚しの画風もありますが…

4)ここではベタの選択範囲を取って、新規ベクターレイヤーにフチ取りを作ります(線幅0.1mm/選択範囲の外側に描画)。なぜベクターレイヤーにフチ取りするかというと、コミスタのベクターレイヤーの特性で、下図のような線の強弱が付くからです。これを擬似的に凹み感として利用します。選択範囲の外側に描くか内側に描くかはお好みで。
5)0.1mmだと汚しの輪郭線が太いと思いますので、線幅修正ツールで細くしたり、消しゴムで飛ばしたりします。
6)ほかの部分も加筆します。
【使用素材】「木目リボン」「木目素材集」の「柾目」→扉
【使用素材】「地面マルチ」「地面素材集」の「1_横線6cm」→影・汚し
【使用素材】「石垣3_まだらめ」「石垣素材集」→石畳
【使用素材】セルシスさん作「金網(菱形)_CS」「金網(菱形)」→窓
7)トーンを貼って出来上がり。ヒビを足すともっと古くなるかも。
【使用素材】漫博堂さん作「クロスぼかし修正」

以上、いつもこんな感じで素材をガンガン使って背景描いてます。
おそまつさまでしたm(_ _)m。

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