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N-Trance Fish 公演 解除せよ。

N-Trance Fish FINAL COUNTDOWN SRAGE 2
解除せよ。
2024年2月2日(金)-5日(月)
ABC Hall
3日(土)のお昼の公演を観に行きました。
Opening からすごい迫力。クラスでやった振りでもあったので曲が鳴り始めたときからドキドキテンションアップ。全パフォーマーが所狭しと舞台上を動き回って迫ってくる感じ。
ぶつかり合うエネルギーに圧倒されました。
そこからの静寂。これから始まる物語が語られていくような緊張感。
N-Tra公演を観ていていつも思うのは音響、照明、映像効果などがすべて演者の動きやストーリーとピタッとあっていると言う事。これはおそらくお互いがお互いを想いあっているからこそのテクニックだと思う。
ダンサーの方々ももちろん素晴らしかったけれど役者の方々からも目が離せませんでした。実際には何も持たれていないのに、ちょっとした手の動きでそこに持たれている物の形状、重量感、質感などが目に見えるようにわかる。リアリティの再現。
また曲が鳴っている間ずっと背中を向けて立っている姿がそれだけで絵になったり。このあたり、全く動かずにしかも客席に背を向けたまま、というのはダンサーにはかなり難しいことなので(少なくとも私には難しい…)役者さんのその佇まいに惹かれました。
Burstでは言葉一つ一つ共感して泣いたり笑ったり怒ったり舞台上の人たちに感情移入してしまいました。一緒にレッスンを受けている友人も出演していたシーンでしたが彼女の演技もこれまた良い味を出していて観ていてなんだか嬉しかった。
映像の効果が素晴らしいと思ったのはWishing。雪が降りしきるような美しい映像が気が付けば血に染まったような赤い色になっていて、降りかかる火の粉のようにも血しぶきのようにも見えて、心情まで表していたように感じました。
個人的にソロ作品で好きだったのはSuccubusでした。曲もダンスも照明の入り方もどれも好き。
Drawingは身につまされるような内容だった。セリフが色々と痛かった。
Enddingではどの演者さんも楽しそうではじけた感じが楽しかった。心のリミッターを外してはっちゃけているような様子が爽快でした。
そして毎回私がとても好きなシーン。カーテンコールの後に演者が舞台上に戻ってきて、音響や照明、映像、舞台美術や衣装に至るまで舞台にかかわったすべての人に気持ちを飛ばすところ。このシーンを観るたびに奈津子先生の舞台とそれに携わるすべての人々に対する愛を感じる。観に来てよかったなぁと思う。
こんな公演があと1回で終演を迎えるというのはとても残念な気持ちがしますが、今はこの度の公演の感動を胸にとどめておきたいと思います。
上記書いたもの以外にも素敵なナンバーや心動かされたシーンもあったのですがかなり長くなりましたし、出演者に直接感想を送らせていただいたものもありますのでここでは割愛をさせていただいております。
素敵な公演ありがとうございました。

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