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やるべきことはわかった。問題は、どのように動けばいいのかだ

どうしたら行動にうつせるのか?

ぼくは看護師です。認知症看護認定看護師という資格を保有している認知症大好き看護師です。常に、認知症についての知識を深めようとアンテナをはっています。研修にも積極的に参加しています。


ある研修に参加しました。認知症の内容も、講師の話術も本当に素晴らしいものでした。「なるほど、なるほど」とすぐに実行に移したいと考えました。


その時、あることが脳裏に浮かんだんです。これは質問しなくていけないと思わず質問してしまいました。

「とてもすばらしい講義でした。なるほどの連発でした。すぐにやってみたいと考えています。ですが、病院に戻ってやってみるとうまくいくきがしません。習ったことをそのまま、行動に移すにはどうしたらいいでしょうか?」

講師の回答には、ぼくだけでなく、聴講者は少なからず興味をもったと思います。頷いて「本当にそう」と思わず声が漏れた人もいました。

しかし、講師の回答は「目標を明らかにすること」「問題点を明確にすること」「行動のプランを細分化すること」「誰が音頭をとるのかはっきりすること」といった内容でした。


その模範解答はぼくでもできます。僕が知りたいのは実際に行動に移す方法なんです。すばらしい支援方法やそれをシステムにした方法、そのすばらしい考えを具体的に行動として落とし込むことができるのか、それが、おそらく皆さんも知りたいことなんだと思います。

どうしたらイメージを具体化できるのか?

やる気をだすことと、自分を奮い立たせることとは、よく似ていると思います。宿題がそうだと思います。やらなければいけないのだが、どうもやる気がしない。締め切りまじかになりようやく、やる気を奮い起こす。

しかし、それは成すべきことが明確にされているからこそ、行動に移せるのだと思います。では、どうしたらイメージを具体化できるのでしょうか。それは、簡単ではありませんが

① イメージを落とし込む訓練をする
② 作業工程のパターンを決定する。

などではないでしょうか?ではイメージしたことを具体化した際、本当に、行動に移せることができるのでしょうか?

「何をすべきか」はわかった。問題は行動にうつせるかだ。

イメージを具体化できた際、それを行動にうつせるのかという問題が上がってきます。人が何かをやろうと思いついたりすることと、行動に移すことには、深い溝があると思います。

ましてや、その主体が組織やチームに働きかけるものだと、その傾向はさらに深くなると思います。

例えば、病院において「会議で時間をかけて練った案がいつまでも実践されないことがあります。」、「看護師においては、委員会で決定した内容が、どうしてつかわれないのか?」このような問題は散在してます。

つまり、知識やイメージを具体化したからといって、それがすべて行動に移せるわけではないのです。

イメージを具体化することと、それらの具体化案を行動に移していくことは別のプロセスが必要です。


そして、その二つのプロセスを一人の人間が行おうとした際に、もっとも、必要とされていることはどうすれば行動にうつすことができるのか?もう一つの具体化策(アイディア)が必要なんだと考えます。

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