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居場所はたぶん必ずある、誰にでも

これを書くのはちょっとどうかと…というか、なんというかちょっとなんか…恥ずかしいというか…うん、でももしかしたらどこかでこういう話が必要な人の目につくかもしれない…いやそれも欺瞞だな…
やっぱり恥ずかしいから後で消すかもしれない。
ていうか一度消してる

入学から卒業までのことを1ヶ月ずつ振り返って記事を書いていこうとおもってそれはそれで下書きに残していますが、卒業した今の勢いで書き殴ります。
あんまり話したくない過去の話なんですけど、卒業のこの機会に当時の自分が浄化されたいと願っている気がして。

10代の頃、私は「クラスに居場所がない子」でした。
学校の決まりごとや子ども同士の暗黙のルールに努力はしていたもののうまく馴染めず、おしゃれはしても半分は舐められたくないが為の武装で、友達もいないわけではないけど少なく、数少ない友達とクラスが離れてしまうと2人組を作る時に余ってしまい、教室で1日誰とも話さずに家に帰る日もあり、1日終わったら無理して人に合わせることで体力を使い切る、みたいな。
そういう子でした。

高校生の時に趣味でサイトを作ったのは、自分の好きなことについて話したい、描いたものを見てほしい、というのが一番の理由だと思っていましたが
SNSなんていう便利なものがなかったあのころ、今思えば心の奥底では「居場所が欲しい」というのが本当の一番の理由だったのかもしれません。

17歳の自分に今の自分から何か言えるなら、

今はじめたそれ、ちゃんと居場所に結びつくから。
それを通じて、大人になっても付き合いのある同じ趣味の友達に出会えるし、絵を学ぶために入った美大でたくさん信頼できる友達ができるよ。
そんで制作時間が欲しいという甘い認識で入った会社だけどそこで優しい将来の伴侶にも出会えて、その上かわいい子どもたちにも恵まれるし、
本格的に学ぶまで遠回りするけどwebデザインをしっかり学ぶようになったらたくさんの素晴らしい仲間ができるから。
今いる数少ない友達のことも大事にしなよ。みんな優しい良い子だしその中の1人から成長の機会(卒制)ももらうから。
webの世界に出会えてよかったね。居場所は少しずつちゃんとできるよ。
よく頑張ったね。

17歳の自分を心の中でいいこいいこしながら書いてたらなんか涙出て来ちゃったw
卒業してなんかぼんやり色々考えてる時に「もしかしてあの時の苦悩は成仏した?」とふと思いました。

ネットの世界はそんな美談ばかりじゃないし気をつけなければいけないことはたくさんあるけど、私にとっては本当に人生を大きく変える存在でした。
私はたまたま絵やwebの世界がそれだったけど、みんなそれぞれ何かしらそういうものがあると思うんですよね。
今いるところが苦しくても、違う場所に行くための足がかりが得られれば状況は大きく好転すると思います。
たぶん今も現在進行形でそういう状況に置かれた子どもたちはたくさんいると思いますが、そういう子たちがいつか安全な居場所に結びつく存在に出会えることを心から願っています。

そしてwebデザイナーとしては入り口に立ったばかりだけど、これからも良い出会いが続くといいな。

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追記
勇気を出して新しいことを始めたとき・新しい場所に飛び込んだときにそれが居場所に繋がってるね。
書いたの読み返して気がつきました。
もしかしたら多分30歳を過ぎて子どももいるという状況でも新しいことを始めて、それがめちゃくちゃ楽しかったから
あの時の苦悩が成仏したのかな。

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