能力主義

東大生の約60%以上が
世帯年収950万円以上の家庭出身であることを知っていましたか。

おはようございます。
たらこです。

能力主義は日本でも広がりつつあります。
能力主義は民主主義を腐敗させます。

半世紀以上前にイギリスの社会主義者マイケル・ヤングは、
メイトクラシーの法則
「階級間の障壁が乗り越えられて、誰もが自分自身の能力だけに基づいて出世する真に平等な機会を手にしたら、何が起こるだろうか。」
能力主義は勝者と敗者の間に
社会的軋轢を引き起こします。

アメリカのトランプ大統領を支持した人はナショナリストであり、
クリントンに投票した人々の多くは、グローバリズムでした。

ドナルド・トランプの当選は、
長年にわたるグローバリぜーションに対する怒りの評決だったのです。

ジョー・バイデンが大統領になった今日でも、その恨みは続いていて、トランプの支持者は、アメリカ連邦議会を襲撃しました。

公民権運動師であった
マーチン・ルーサー・キング牧師は、黒人清掃者のストライキの際にこのように演説しています。
「私たちが出すゴミを集める人は医者と同じくらい大切である。」

労働の尊厳は、誰もが価値を認め尊敬し感謝することなのです。

エリート主義的な自惚れは、
古くからの労働の尊厳を傷つけ、大学へ行かなかった人々を劣等感に陥らせます。

低学歴の人々は低い賃金に甘んじるだけでなく、社会的敬意の喪失による不満や怒りを感じざるを得ないのです。

旧来の貴族社会であれば、自己嫌悪に陥ることもないでしょう。

どちらも不平等を正当化するという点では、同じ社会構造なのです。

能力主義の真の問題は、
実力を評価する事です。

努力すれば成功出来るわけではありません。
生まれた時代や家庭環境などが良かっただけなのです。

能力主義社会で重要なのは、
成功を得るために必要な機会が全ての人に均等に与えられていることであり、そこでは個々の能力の差があることを無視されているのです。

運も実力のうちと考える事で、
人を見下すような人にはならないと思います。

共通善を目指す
誰もが正しいと思う考え
共通善の実現は簡単ではありません。
謙虚さと、話し合いを重ねることが大切です。

成功したのは自分の力だけではないことに気づかなくてはいけません。
親や周りの人に支えられていたから今の自分がいます。

確かに、統計的には裕福な家庭に育った人の方が良い大学に進学しているのかもしれません。

しかし、それほど裕福な家庭で育っていない人でも、本人の努力次第で、良い大学に入り成功している人もいます。

反対に裕福な家庭に育った人でも、全ての人が成功しているわけではありません。

現にイチローは、天才と言われていますが、弛まない努力と練習を重ねた結果、天才と言われるようになりました。
結局のところ、天才でも運が良かったわけでもなく、本人次第なのではないかと思います。

学歴や家庭環境に関係なく、自己実現を目指し、本気で努力した人が報われる社会の実現を願うばかりです。

参考
➡️実力も運のうち
能力主義は正義か
➡️ハーバード白熱教室

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