界面活性剤
最近では、沢山の化粧品が出ていて何が良いのか迷ってしまいますよね。
こんにちは。
たらこです。
今日は、主に洗顔や乳液などに入っている界面活性剤について調べてみました。
界面活性剤とは
水より油の方が軽いので、本来混ざり合うことがないのですが、
水と油を活性化して混ぜ合わせてくれるのが界面活性剤です。
代表的なもので石鹸があります。
石鹸の歴史は長く、人間が火を使うようになり、肉を焼いた時に肉からしたたり落ちる油と木の灰が反応し、土が汚れを落としたことで発見されたのが、石鹸の始まりと言われています。
だから、天然素材だけを使った石鹸は人や環境にやさしいのです。
石鹸の原料である油脂が欠乏し、開発されたのが石油を原料とした合成洗剤です。
日本では、1963年に合成洗剤の使用量が石鹸の使用量を上回りました。
合成洗剤の歴史は、日本ではまだ60年程なんですね。
この60年で様々な環境問題や健康被害が取りざたされるようになりました。
このように、合成界面活性剤は、本来なら自然界に存在しない成分なのです。
注意が必要なのは、石鹸でも合成洗剤と石鹸が合わさった複合石鹸もあります。
つまり、成分に『石けん』という文字がなければ合成洗剤としてみてほぼ間違いないでしょう。
合成界面活性剤の種類
①陰(アニオン)イオン界面活性剤
洗剤です。
・泡立ちがよく洗浄力が強い
・静電気をおこす
→シャンプーや洗濯用洗剤、食器洗剤に使われています。
洗剤には、毒性はないので飲んでも死にません。
②陽(カチオン)イオン界面活性剤
・殺菌力が高い
・細胞膜も壊してしまう
原因は殺菌剤
オスバン
陽イオン界面活性剤が、人の体の中に入ると、命を落とすほどの毒性があります。
点滴に界面活性剤を投入されて、亡くなった事件がありましたよね。
主に柔軟剤、トリートメントなどに使われています。
最近は低濃度になっているので、それほど心配はないようです。
③両性イオン界面活性剤
プラスとマイナスの電気を帯びる部分のどちらも持っています。
ほぼ刺激がありません。
ベビーソープや柔軟剤の中にも入っています。
④非イオン界面活性剤
電気を帯びない界面活性剤です。
全く無刺激ではないですが、ほぼ無刺激です。
非常に安全性に優れるグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、しょ糖、脂肪酸エステルは食品添加物として認可されています。
多価アルコール型とも呼ばれています。
実は、マヨネーズにも界面活性剤が使用されています。
これは、卵黄に含まれるレシチンという天然の界面活性剤です。
まとめ
ちゃんとしているメーカーの化粧品に使われている界面活性剤の殆どが、両性イオン界面活性剤の水添レシチンです。
食品に入っている乳化剤は界面活性剤です。
しかし、殆どが非界面活性剤なのでそこまで心配はいりません。
余談ですが、私の知り合いの女の子で、ニキビが顔全体に出て悩んでいたのですが、市販の洗顔フォームを使っていたので、試しにと石けんを勧めてみました。
使用した次の日には、殆どキレイにニキビがなくなっていました。
合う合わないがあるでしょうが、試してみる価値はありそうです。
ではでは^ ^
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