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NRIデジタルから初の受賞者! Google Cloud Partner Top Engineer 2024への道

Google Cloud Japanが選出する「Google Cloud Partner Top Engineer 2024」 が発表され、NRI デジタルから初めて2名の社員が受賞しました。エントリーの経緯や授賞式の様子について、話を聞きました。

---このたびはPartner Top Engineer2024の受賞、おめでとうございます!
まずは感想を一言ずつお願いします。

藤田:ありがとうございます!Partner Top Engineer受賞に向けて、追い込みの時期は業務外の時間を資格取得のために充てていたので、とても嬉しかったです。

花家:ありがとうございます!!今回は受賞することを個人的な1つの目標としながら、厳しいかな…と思うところがあったので、率直にとても嬉しいです!

---お2人がGoogle Cloudに関わったきっかけを教えてください。

藤田:Google Cloudの案件を初めて担当したのは2020年です。
当時、オンプレミスで初期構築したシステムをGoogle CloudのデータウェアハウスであるBigQueryを中心としたシステムに移行するプロジェクトを初めて担当しました。そのプロジェクトでは花家さんにも支援に入ってもらいました。当時はクラウドでのシステム開発経験が私は全く無かったので、2人でゼロからGoogle Cloudを学びながら初期構築プロジェクトを担当したことを覚えています。

花家:藤田さんと同じく、Google Cloudの案件を初めて担当したのは2020年になります。
当時、主に関わりのあったお客さまがGoogle Cloudを用いたシステム近代化を目指していくということを耳にし、ぜひ私も携わりたいと考えていました。その思いをアピールするためにGoogle Cloud認定資格の取得から始めたところ、藤田さんに声をかけてもらい、Google Cloud移行プロジェクトに参画したのがきっかけです。

---資格があればスムーズに業務に活かせるのでしょうか。

花家:いえ。認定資格をいくつか取得していたとはいえ、システム方式設計やGoogle Cloudを用いたシステム開発の経験が全くなかったので、設計/開発をするのは手探りの状態で非常に苦労しました。
その中で、藤田さんと議論しながらこのプロジェクトをやり遂げたことは、充実感が得られ、今となっては良い思い出です。

---今回、Partner Top Engineerにエントリーした経緯を聞かせてください。

藤田:携わったシステムの開発事例などを社内の勉強会でシェアする機会が多くあり、気付いたら「NRIグループの中で最もBigQuery関連のノウハウがある人」という立ち位置になっていました。
このシステムが全国展開されたことでGoogle Cloudでのシステム導入事例を対外的に公表することができたので、こうした経験から「もしかしたらPartner Top Engineerに応募出来るかも?」と思うようになりました。

花家:以前から自己研鑽として認定資格の取得に励んでおり、全資格取得を目標としていました。また、Google Cloudを活用したシステム開発業務の経験も積み上げられ、特に2023年は複数案件にシステムアーキテクトとして携わることができました。
そんな中で、後輩から「花家さん、Partner Top Engineerいけるんじゃないですか?」と言ってもらえたことをきっかけに、「これまでやってきたことをせっかくなので目に見える成果として残したい!」と思いエントリーに至りました。

---受賞に向けて、苦労した点はありますか?

藤田:前述の通り、Google Cloudを活用したAIシステムの開発など、業務でGoogle Cloudの開発案件を担当していたのですが、締め切り直前の9月に入るまでは期限内で有効なGoogle Cloud認定資格が0個の状態でした。
過去に複数個を取得したことはあったのですが、Google Cloudなどのクラウド系資格は1度とったら終わりではなく、2年に1回受け直して更新しないといけない仕組みになっています。技術の変化が激しい分野のため、常に最新の知識をアップデートしないといけないのです。
そこで、申し込みをしようと決意した日から1ヶ月以内に7個のProfessional資格を取得しました。通常の業務もあったので時間が取れず、1日に3個の資格を同日受験したこともあります。週末の時間を多く費やすにあたり、理解をしてくれた妻や子供達に感謝しています。
Google WorkspaceというGmailなどを管理するサービスの試験などでは、全く初めて触る製品もありました。資格勉強を通じてGoogle Cloudの技術を体系的に学ぶ事ができたと考えています。

短期間で複数の認定資格取得に挑戦した当時を語る藤田

花家:2点あります。1点目は藤田さん同様、これまでの業務に関連がないWorkspaceやMachine Learningなどの勉強には非常に労を要しました。2点目は、勉強会等への登壇です。資格取得がきっかけで社内勉強会にて登壇の機会を得ることができたのですが、業務の合間を縫って、参加者の方に伝わる発表内容を準備するのに苦労しました。

業務関連外の勉強や登壇に向けた発表準備に苦労したという花家

---授賞式はどんな様子でしたか?

藤田:昨年11月にGoogle Cloud Japan 主催のPartner Forum Tokyoがあり、その中で授賞式が行われました。

受賞式の様子

オフラインでこれだけの規模のイベントに参加したのは、コロナ禍以降、久しぶりでした。他社の方々との交流もでき、各社のGoogle Cloudへの熱を肌で感じる良いきっかけとなりました。

---今後、個人や組織で取り組みたいことはありますか?

藤田:現在も、データサイエンティストとして次世代AIシステムの開発プロジェクトを複数担当しています。AIシステムがPoCだけでなく、本番システムとして実際のビジネス現場で成果を出すようになってきました。
予測モデルを作るだけでなく、AIシステムの開発までをシームレスに担当できることが私の強みと自負していますので、「AI・データサイエンス×Google Cloud」のNRIグループ第一人者として、AIやクラウドの最新技術を活用して、お客さまのDX実現に貢献していきたいです。
こうした活動を通じ、「まだ見ぬ世界を切り拓く」仲間を社内外で増やしていきたいと思っています。

花家:個人としては、目先では、まずはGoogle Cloud Partner Top Engineer2024の名に恥じないように、2024年の業務に取り組みたいと思っています。将来的には、技術に軸足を置きつつも事業部と同じ目線でお客様視点に立てるシステムアーキテクト/アプリ共通基盤エンジニアとして、DX開発をリードする人材でありたいと思っています。
組織としては、Google Cloud Partner Top EngineerとしてGoogle Cloudのノウハウやテクノロジーを少しでも仲間と共有し、それらを利用してより新しいことに挑戦していきたいです。

受賞を記念して贈呈されたGoogle Cloud Partner Top Engineer のロゴ入りパーカーを着て
燦然と輝くトロフィー!まさに努力の結晶です

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