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推しに宝物だと言ってもらえた日 ー JO1 1ST ARENA LIVE TOUR KIZUNAの感想メモ【ネタバレあり・20220904愛知公演]

会場に着くまで全ての情報を遮断して向かう。グッズの整理券は8時の回だったけれど、当日の飛行機移動で12時すぎに到着。唯一欲しかった4cutフォトが売り切れてたので、初めてトレカを3セット買ったら、1枚目から木全さんが出たので「これは幸先がいい…!」とはしゃぐ。

うっすら予感がありながら入場して席を確認すると、センターステージ前の中央最前列で一瞬時が止まる。ステージまでの近さに逆に不安になる。おなかいたい。

演奏がはじまったとたんに身体にビリビリとした衝撃が走る。生バンドが演奏するダンスチューンは大好きな低音がクリアに鳴り、ロックの風味も加わって力強い。

Move The Soul→Born To Be Wild→Algorithmと続いて、休む暇なくアドレナリンが出続ける。全員声に深みがあるなぁと思う。何回も拳を突き上げそうになるのを堪えたけど無理で、前に人がいないので前に突き出す解決策を見いだす。

YOLO-kondeがはじまって衝撃を受けてるうちに途中でセンターステージに向かってくるので、JO1のみなさんの圧で倒れそうになる。虎と兎関係のところで川尻さんが木全さんの頭の上に手でウサギ耳をつくってびょこぴょこぴょこさせるのめ困る。木全さんの「ヨ“ーロ“ーッゴーン“デッ」を正面で浴びて完全に記憶が飛ぶ。

あたまがふわふわしてるうちに川尻さんが目の前に飛び出してきてWalk it Like Talk itがはじまったことに気づく。振り付けが大好きな曲なので必死に焼き付けようと、足捌きを凝視してしまう。見上げる神輿が思った何倍もデカくて圧倒されたし、十字のオブジェのような振付では白岩さんの神々しさに目が眩んだ。会場の盛り上がる様子を受け止めるように、うなづくきながら優しく目線を返していく川尻さんをプロだなぁと見つめる。

MCで木全さんがセンステにいるのに「とりあえずセンステもどりましょうか」って言ったのにつられて與那城さんも「センステにもどりましょうー」って言っててかわいい。戻っていってくれて一安心。パフォーマンスの衝撃が強すぎてMCの自己紹介の記憶をなくす。白岩さんが思ったよりふわふわしててかわいかった記憶はある。與那城さんのTシャツに書いてある文字が気になって追っているうちに「○KID RO○...SKID...!ROW...!!!」となって一人で湧いた。

Shine A Light→MONSTARの美しさを肉眼とビジョン交互に見ながら忙しい。VCRの終わりの方で次ユニットがくる!と分かってソワソワする。

豆原さん、河野さん、川西さんのDreamerはみんな繊細に丁寧に歌うのが印象的。メインステージの一部が迫り上がって驚く。豆原さんの主人公感が際立つ曲な気がした。

センステでの川尻さん、金城さん、白岩さん、佐藤さんのICRUSはスタンドマイクで。踊らずに歌われることがある曲だとは思っていなかったので驚く。川尻さんの声は思ったよりさらにハリがあって、金城さんはたっぷりとした歌唱で包み込まれるよう。途中でマイクをスタンドから外して持って歌う佐藤さんは、身体の動きがほんとうにモデルさんのようなシルエット。白岩さんのラップが安定してて頼もしいなと思う。

ライブで見たかった曲のひとつSo Whatを木全さん、鶴房さん、大平さん、與那城さんでということにまた衝撃を受ける。メインステージではじまってセンターステージで終わるいちばんありがたい演出。ラップの3人が似合うのはもちろんのこと、さらに與那城さんが与える重みに感動する。OK!のところで何回も指サインできて満足。

ユニット曲が終わった順に衣装を着替えてMCに加わっていく。金城さんのスタンドカラーのシャツがとてもかわいい。

木全さんの「僕も大好きな曲です」というフリではじまった君のまま。優しくてときめくと同時にまた記憶があいまいになって、気がついたらセンターステージが回っていた。ZEROの世界観にマッチした演出だけど、回るだけじゃなくてテーブルがどんどん持ち上がって下から見上げるとすごく高くて少し笑ってしまう。メンバーがくるくると回っては目の前に来るので、ずっと手を振り続ける。

曲終わりで暗くなったと思ったら白岩さんが中央に迫り出して僕らの季節。これも足捌き手捌きが大好きな曲なので、細部をじっと見る。「影より深く刻まれてるよ」の木全さんのはにかむような横顔に釘付けになる。1番の「約束する君の手を離さない」で與那城さんと木全さんがしっかり手を取り合い、2番で長いこと指切りするのを見てジーンとする。

VCR終わりで無限大、ダンサーの方々とあいまって大きな無限のループ。大大大好きなダンスブレイクを全景で見ることができて、その美しさに惚れ惚れする。千手観音の機械のような正確さ、ギィーってひっぱるフリの緊張と緩和で整う。

念願のLa Pa Pa Pam。このツアーではさすがにセットリストに入るのではと思ってはいたけれど、いざはじまってみると「ほんとうにやるんだ…!?!?」とジワジワくる感動がある。豆原さんの歌い出しの声が荒く弾けていて一気にボルテージがあがり、拳を振り回してしまう。

センターステージで最後のラッパを吹くポーズを見れて胸が熱くなる。MCでも「2年半にしてやっとライブでできた」とメンバーも嬉しそうでかわいい。

話の流れで「光の速さで〜」って曲フリされたのにまったく予想してなかったSpeed of Lightを目の前で演られて、ライブ中何回そうなったか分からないけれど改めて度肝を抜かれた。歌い出しの木全さんの眼差しよ。一生心にしまいたいのは、感傷的なシーンよりもこういう今しか出ない熱が放出される瞬間だなって思う。

佐藤さんの腹筋も含めた身体の動きのしなやかさ、河野さんの声の伸び、細い身体で重みのあるリズムを表現する川尻さん、半分浮いてるような浮遊感のあるステップを踏む川西さんの足元と、好きな要素が詰まりすぎていて目と耳と心が忙しい。

ALL HOURSのイントロで今日何回目だよって感じだけど木全さんの坐った視線にやられる。その直後のことが飛んでしまうので早く配信で確認したい。曲終わりの鶴房さんの顔が「顔!」だった。

OH-EH-OHはバンドバージョンも馴染みがあったけどダンサーさんとのフォーメーションに遊びがあって新たな魅力を発していた。GrandMasterも予想していなかった曲だけど今回の編成にはピッタリすぎた。

最後の曲と言われて早すぎてビックリしながらREALを聴く。バンド演奏でいちばん音源との違いを感じた曲かもしれない。ダンスチューンを生で演奏する技術に改めて感動。ベースとドラムの重みが好みすぎた。

あっというまにアンコールがはじまって、Dreaming Nightは「愛知ラストはこの方にやってもらいましょう〜」と木全さんが佐藤さんにマイクを向けてスタート。メドレーでTouch!はまさにファンサタイムという感じで大平さんの丁寧なファンサ、鶴房さんの全てのボードに応えようとする動きに感動する。

My Friendsのイントロで豆原さんが目の前にきて、「さあ!いくよ!ワン!ツー!スリー!」という感じで目線と動きで煽ってくれたので、思いっきりジャンプできて嬉しさが最高潮に。本物のアイドル、そりゃ入社してないのに係長になるよなと感心。

Run and Goはメインステージからセンターステージまでみんな散らばって。「口ずさむメロディーNaNaNaNa」のところで佐藤さんと川尻さんが目配せしながら肩を寄せ合ったあと、川尻さんが佐藤さんにGood!ってやった笑顔の可愛さ忘れたくない。エンディングはWith us。名残惜しいけど見たいもの全てを見せてくれたので、もう引退してもいいなって思うくらいの満足感。一人ひとり丁寧に丁寧に挨拶して回る様子に、尊敬の念を持って必死に拍手をおくる。

そこにいてくれてありがとう。
あなたたちは宝物です。

【20220904 NR】

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