1st EP「HELLO」セルフライナーノーツ
こんにちは。
Hello,Blue Mondayの楽曲制作、Vocal、Guitar担当のPunpunです。
2021年1月20日に実に2年振りとなる作品を公開しました。
1st EP 「HELLO」。
今回は、前作「CLASS ROOM」を含めた、全4曲をセルフライナーノーツという形式で、各曲の想いだったり聴きどころだったりを書いていこうと思います。
M1. VOICE
収録曲の中でも1番新しい曲で、僕がDEMO曲を制作したのは2019年の夏でした。まず、弾き語りでDEMOを作り、それを元にバンドアレンジDEMOを作り、その後メンバーにファイルを送ってみんなでアレンジを更に詰めていきました。
ちなみにこの曲の仮タイトルは「手を振ったら」でした。
僕らが最も力を入れて制作したところは歌っていないところで、所謂イントロだったりインタールードだったり。そういうところの爆発感を1番意識しました。
なので、許せる範囲で音量を上げて聴くとめちゃめちゃ気持ちいいんですよね。スネアとフロアタムが同時に1発鳴った後、ドッと入る感じ。
ここでテンションが上がります。
そのキーポイントを意識して聴くとなお楽しく聴けますので、改めて聴いてみて下さい。
M2. 雨が上がって
EPの中で現在最も再生していただいているこの曲は、VOICEよりももっと前からDEMO曲があり、僕が作詞に難儀した曲でもあります。詞を書き終えてからも何度か全て書き直して、やっとの思いで完成しました。
僕は晴れの日が好きで雨の日は好きになれませんが、雨が上がった後の午前中は好きです。情緒に溢れて前向きな気持ちになれますよね。
それぞれの人が何らかの壁や障害、通らなければならない道などがあると思いますが(この場合学校をズル休みする決心をしてカーチャンにそれを伝える時も該当する)、それを乗り越えた先にある景色こそがきっとジブリの宮崎駿監督をも面倒くさがりながら絵を描かせているんだと思います。
誰もが自分だけの雨雲を抱えており、自分だけの雨上がりがあると思いますが、壁や障害の本質は自分の胸の奥から絶えずメッセージを発信しているはずです。それを忘れずに一歩ずつ前に進んで行けたらいいと思っています。
M3. 誓いの朝
この曲のテーマは「輪廻転生」です。ある時代、朝の浜辺で再会を誓って別れた2人が幾つもの時を経て、姿形は違えど再会を果たします。
この曲のDEMOは2016年1月に制作しました。僕がDEMOを作った段階ではHBMは結成しておらず、1番長く鳴りを潜めていた曲でした。僕としては実に5年越し。この曲もやっと世に出せる時が来たので、「やっとだな、さあ行ってこい」という気持ちが強いです。
是非、歌詞の世界を想像してください。
M4. CLASS ROOM
ここまで読んでいただいている方はすでにご存知のことと思いますが、HBMとして2年前に初めて世に出した作品で、1st Singleかつ1st MVとしてリリースしました。
この曲は1人の学生のお話です。親しい人物が自分の元を去ってしまった後、
その受け入れ難い現実に直面して当時を回想したり、現在のやるせない気持ちと対峙する中、その人物が一度だけ自分の元に現れる。
曲調はアップテンポのロックナンバーですが、詞世界の主人公はまさに真逆の精神状態です。歌詞は男女の指定をしないで制作しましたが、MVでは男女ルートの世界線で制作されています。
さいごに
いかがでしたか?
こういう製作側の意図も文面に起こすことによって、聴き方が変わって来る部分もあるのではないでしょうか。あまり語りすぎても作品の中に想いを込める必要性に反してしまいますので、この程度に留めて後は皆様の中で解釈していただければと思います。
また、音源制作に関してですが、HBMでリリースした全楽曲のレコーディング、ミキシング、マスタリングをエンジニアを迎えずに自ら行っているため、良くも悪くも音源の完成度は自分の技術が直結しています。
ベッドルームレコーディングというものに強い憧れがあった僕は、音源制作も自分の力でやりたいとずっと思い続け、ついにHBMで実現しました。なので今後の音源制作の成長も共に見守って、応援していただけたら幸いです。
これからますます音源の発表機会が増えます。HBM先生の次回作にご期待ください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。改めて1st EP「HELLO」をどのルートからでも良いので、是非たくさんたくさん聴いて下さいね!
Hello,Blue Monday 1st EP「HELLO」を聴く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?