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Voicemeeter Banana + REAPERでのVirtual ASIO設定メモ

はじめに

Voicemeeter Insert Virtual ASIO + REAPERでの設定で、自分にピッタリの記事がなかったので設定メモです。

下記の基本的な使い方や設定は出来ている前提です。
・オーディオインターフェースの接続
・windowsのサウンド設定
・VoiceMeeterBanana導入や基本設定
・REAPERの導入やVSTプラグインの設定

やりたいこと

VSTでソフトウェアボイチェンした声を、ASIOで出来るだけ低遅延で出力する。
(仮想ミキサーVoicemeeter Bananaでお手軽にやりたい)

環境

・オーディオインターフェース
 VT-4, AG03
・ソフトウェア
 VoiceMeeterBanana, REAPER, Rovee
 (※REAPERはネット記事でVSTが低遅延で動くらしいので使用)

①AG03をVirtual ASIOで取り扱う

仮想ミキサーVoicemeeterBananaとASIOで接続することで、出来るだけ低遅延に設定します。

VoicemeeterBananaのA1だけがオーディオインターフェースとのVirtual ASIO接続に使用出来るみたいです。
AG03ならA1に「Yamaha Steinberg USB ASIO」を選択します。

スクリーンショット 2021-08-29 084044

②Voicemeeter Virtual ASIOの設定

System Setting / Optionをから設定します。
(ここが一番最初何をしてるのか理解が難しかったです。)

スクリーンショット 2021-08-29 085342

まずはAG03のマイク入力をVirtual ASIOに入力設定します。

「OUT A1 Main Device」の「PATCH ASIO Inputes to Strips:」を選択します。
IN1の横をクリックして、1, 2を選択します。

これでAG03のマイク入力LRがVirtual ASIO IN #1にステレオ入力されました。

スクリーンショット 2021-08-29 091113

次にVoicemeeter Insert Virtual ASIO用の設定を行います。

画面下部のPATCH INSERTを設定します。

IN #1とIN #2のマークをクリックして点灯させます。

これはVoicemeeter Insert Virtual ASIOで#1 LR, #2 LRをDAWなどで扱えるようになるよって指定です。

スクリーンショット 2021-08-29 091641

IN #1 LRをAG03からのマイク入力
IN #2 LRをREAPERからの変換音声出力に使用します。

はい!
ここでIN #1, IN#2 ~ IN#5ってなに?ってなりました。

公式サイトの画像を見てみましょう。

画像5

IN #1, 2, 3, 4, 5は画面左側5個の接続端子と思ってればいいみたいです。

なのでさっきの設定で「Physical audio device #1, #2」をDAWから使えるようになりました。

③REAPERでVoicemeeter Insert Virtual ASIOを使う

Preferences画面のDeviceを開きます。

Audio systemはASIOを選択
ASIO DriverはVoicemeeter Insert Virtual ASIOを選択します。

マイク入力はIN#1 LRを選択
変換後出力はIN#2 LRを選択します。

スクリーンショット 2021-08-29 094456

VSTの設定はこんな感じです。
常に乗りそうな環境音のノイズをカット
Roveeで変換
コンプレッサーで音圧をなんとなく多分調整

スクリーンショット 2021-08-29 094957

④変換後の声を出力する

B1かB2へ出力すれば他のソフトで録音出来ます。
変換後の確認はA2, A3をオンにしてチェックも出来るので便利です。

スクリーンショット 2021-08-29 095415

さいごに

VT-4でリアルタイム変換を聞きながら発声
ソフトウェアでもうちょっと音を良く変換するの、定番システムで普段会話しています。

ASIO前はOBSで音ズレをなくすのに500msec遅延挿入してましたけど、100msec以下でも音ズレがなくなりました。

はじめてNoteで記事を書いてみて、シンプルで使いやすいなと思えました。

声はこんな感じです。

作成日 2021-0829

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