NPO法人POSSE

NPO法人POSSEは、若者の労働・貧困問題に取り組むために2006年に発足しました。…

NPO法人POSSE

NPO法人POSSEは、若者の労働・貧困問題に取り組むために2006年に発足しました。 2019年4月より外国人労働サポートセンターを設立、学生スタッフが中心となり外国人労働者の権利擁護やアウトリーチ活動にも取り組んでいます。

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【学生向けイベント開催のお知らせ!】(第1弾)『ホームレス「過去最少」の厚労省発表やは本当か?』

■こんな人におすすめ
 ・日本で広がる生活困窮の実態を知りたい
 ・貧困問題に取り組むためにどんなことができるのか知りたい
 ・社会問題の解決に向けたNPOでのボランティア活動に関心がある ■イベントの内容: 厚労省は、今年1月時点の全国のホームレスの人数について、2820人と「過去最小」であったと発表した。しかし、これは公園や河川敷など屋外で生活している人を目視で確認した数に過ぎない。ネットカフェや24時間営業の店、友人宅に居候している人については、国はなんの実態把握も行

    • 【2024秋_学生向け活動報告イベント開催!】(第2弾)『外国人差別の最前線で権利を支えるNPOの取り組みー支援現場で活動する学生スタッフによる報告ー』

      ■こんな人におすすめ
 ・日本社会で暮らす外国人労働者の労働実態を知りたい ・外国人労働者の権利実現のためにどんなことができるのか知りたい
 ・社会問題の解決に向けたNPOでのボランティア活動に関心がある ■イベントの内容:  現在、POSSEの労働相談窓口には、「機械に巻き込まれて手足を失った」「パスポートを取られて強制帰国させられた」といった外国人労働者からの相談が多数寄せられている。POSSEでは、こうした相談に対応しながら、外国人労働者の人権侵害をなくしていくための

      • 【活動報告】家事労働者過労死裁判で逆転勝訴判決を勝ち取りました!~ケア労働に正当な評価を!~

        ・社会運動が家事労働者が差別されてきた歴史を動かしはじめた  2015年春、仲介会社を通して訪問介護・家事代行を個人宅への住み込みでおこなっていたAさんが、1日24時間労働を一週間続けるという非常に過酷な労働を強いられたのちに、心臓疾患を発症して亡くなりました。遺族はこれは過労死であるとして、労災申請をおこないましたが、労災認定は却下されました。労基法・労災保険法においては、戦後以来家事労働者は適用除外とされ、労働者としての権利を奪われてきたのです。私たちは、このような家事労

        • KBS(韓国国営放送)にて、POSSEが取り組む「若年ホームレス」問題について、特集が組まれました!

          今年の7月、POSSEでは、「路上や公園等で生活するホームレスが過去最小に」との報道の裏で、ネットカフェや友人宅を点々とする、若年層の「見えないホームレス」が増加していることを調査から明らかにし、報告書にまとめて発表しました。 それらを受け、KBSの特集では、私たちが行う福祉事務所前でのアウトリーチ活動、ネットカフェの様子やお弁当配布の現場が取り上げられ、低賃金とインフレによって若者の間で深刻な貧困が広がっていることが報じられ、注目を集めました。 映画「パラサイト」で描写

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          <夏のボランティアプログラム:命を奪う「エネルギー貧困と熱中症」問題>食料配布とアウトリーチで生きる権利を支えよう!

          ●プログラム概要  9月1週目〜2週目にかけて、命を奪う「エネルギー貧困と熱中症」問題に取り組む夏のボランティアプログラムを開催します。  気候変動により記録的な猛暑が続く中、年々、多くの人が熱中症の疑いで亡くなっています。一方で、その背景にある「お金がなくてエアコンをつけれない」という「エネルギー貧困」は、ほとんど問題となっていません。  7月にPOSSEも参加した「なんでも相談会」には、熱中症対策をしようにも金銭的な余裕がないために「エアコン or 食料」という選択を

          <夏のボランティアプログラム:命を奪う「エネルギー貧困と熱中症」問題>食料配布とアウトリーチで生きる権利を支えよう!

          【8月・9月 夏のボランティアプログラム】貧困者に「命の危険」が迫る夏 食料配布とアウトリーチで生きる権利を支えよう!

          ●プログラム趣旨  NPO法人POSSEでは、今夏(8月・9月)に、貧困問題に取り組む学生・若者のボランティアを募集します。 ●日程 区役所前アウトリーチ 場所:東京都内の区役所(2〜3の区役所を回る予定です) *アウトリーチとは:区役所前でチラシを配ったり、話を聞いたりすることを通じ、問題を抱えている人に直接アクセスし、生活保護の利用をサポートします。 第1回目:7月31日     8月1・2・5日 第2回目:9月2・3・4日 食料配布・相談(東京近郊にて*場所は後

          【8月・9月 夏のボランティアプログラム】貧困者に「命の危険」が迫る夏 食料配布とアウトリーチで生きる権利を支えよう!

          社会を根本から変える「学び場」-社会問題・公開学習会(土日開催/学生歓迎!)

          <開催スケジュール> ①貧困問題:6月30日(日)16時~@下北沢 日本社会にもある「餓死レベルの貧困」ー資本主義から貧困問題を考えるー ②外国人労働:7月6日(土)16時~@下北沢 「使い捨て」にされる外国人労働者ー「多文化共生」で問題は変えられるのか? ③紛争・格差:7月13日(土)16時~@下北沢 現代の植民地主義とグローバルサウスー日本の「国際貢献」が格差・貧困を生んでいる? ※対象:高校生・大学生・大学院生・若手社会人 ※詳しくは本記事の後半を参照してください!

          社会を根本から変える「学び場」-社会問題・公開学習会(土日開催/学生歓迎!)

          「いのちと暮らしを守るなんでも相談会」に参加しました

           4月27日(土)に、さいたま市浦和コミュニティセンターにて、「いのちと暮らしを守るなんでも相談会」が開催されました。「なんでも相談会」は、弁護士・社会福祉士・支援団体などが連携して行なっている、生活困窮や労働の現場での問題について、幅広く相談を受け付ける会です。POSSEで活動する学生ボランティアも参加し、相談の受付や、相談を外で呼びかけるアウトリーチ活動を行いました。  街頭では大学生のボランティアらで「物価高騰により、生活が苦しいのは、個人的な問題ではなく、社会的に解

          「いのちと暮らしを守るなんでも相談会」に参加しました

          4月27日(土)いのちと暮らしを守るなんでも相談会@埼玉を開催します〜学生・社会人のボランティア募集中!〜

          日時:4月27日(土)10時ー18時(途中参加OK) 集合時間:8時30分 場所:さいたま市浦和コミュニティセンター 参加方法:参加したいという方は、事前にPOSSEの公式LINEまたはメールにて、ご連絡ください。スタッフから、ZOOMなどにて、事前の説明をさせていただきます。(ボランティア連絡先は、ページ下部に記載) 4月27日(土)に、さいたま市浦和コミュニティセンターにて、「いのちと暮らしを守るなんでも相談会」を開催します。「なんでも相談会」は、弁護士・社会福祉士・

          4月27日(土)いのちと暮らしを守るなんでも相談会@埼玉を開催します〜学生・社会人のボランティア募集中!〜

          POSSE学生ボランティアの声①〜介護崩壊の現場労働者と共に地域の介護を守る〜

           今年の1月からPOSSEの学生ボランティアとして活動しています。それまで社会福祉や労働者の権利に関心はありつつも、記事や番組、本などメディアを通して実態の一部を知るだけで、実際になにが起こっているのか理解できているとはとても思えていませんでした。そこで実際に生活相談や労働相談を行うPOSSEに参画することで現場での経験を積みたいと思い、学生ボランティアに登録しました。  参加してから初めての活動は職員の大量離職が起こっている介護施設に関するものでした。理事によるパワハラや

          POSSE学生ボランティアの声①〜介護崩壊の現場労働者と共に地域の介護を守る〜

          POSSE学生ボランティアの声③〜生活保護申請同行を行って〜

          【POSSEに入った理由】  反貧困ネットワークさんが主催している、なんでも相談会に大学からのボランティアとして参加したのがきっかけです。もともと、国の不十分な制度によるホームレスの深刻化や若者の労働問題に興味があり、POSSEではこれらの問題をどのようにして改善するのかを学び実際に変えることができるため、加入しました。 【参加した活動】  生活保護申請の同行に参加しました。  生活保護を受けている人や、これから受けようとしている人の中には、役所やシェルター・無料低額

          POSSE学生ボランティアの声③〜生活保護申請同行を行って〜

          POSSE学生ボランティアの声②〜行政の違法行為と闘う生活保護当事者との活動〜

           私は大学1年生の秋にPOSSEと出会いました。大学の特別講義としてPOSSEのメンバーから、日本の貧困の実態について教えていただいたのが契機です。当時の私は、NGOの一員として海外の紛争地で働きたいという夢を抱いていましたが、日本という足元の現実が見えていない自分に気づかされ、強くショックを受けました。  その日から、ミーティングやイベント、学習会を通して、まずは社会問題に関する知識や理論を学ぶことに努めました。話についていけないこともありましたが、時間をかけて丁寧に教え

          POSSE学生ボランティアの声②〜行政の違法行為と闘う生活保護当事者との活動〜