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「外国人選手の調査」について解説します|元球団アナリストが語るプロ野球の実態 #3

はじめに

こんにちは。河村佳太(@pon_kawamura)です。

2016年から2020年までの5年間、横浜DeNAベイスターズでアナリストをしていました。現在は野球界を離れていますが、この度ご縁があり、筆者がこれまで経験してきたプロ野球界のアナリストの実態や野球界におけるデータ分析について文章を書くことになりました。

第3回を迎える今回は、チームの順位に大きく影響すると言われる外国人選手について書いてこうと思います。

・外国人選手の「調査」って実際何してるの?
・代理人は、球団とどんなやりとりしているの?
・外国人選手と契約するにあたってどんなポイントを見てるの?

この辺りのことについて述べていきます。

※立場上チームの戦略に深く関わる部分については言及できないこと。私の書くことは昨年時点までの特定の球団での出来事や見聞きしたことをベースに書いていること、念頭に置いて見ていただけると幸いです。

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〜過去回はこちら〜

①「プロ野球界のアナリストの実態」と題して、筆者が所属していたDeNAの話をベースに、プロ野球界においてアナリストがどんな役割を担っているのかについて書いています。

②実際にトラックマンが導入・浸透される現場にいた筆者が、トラックマン浸透によってプロ野球界にどんな変化がもたらされたのかについて、エピソードベースで書いています。

よく新聞などで言われる「調査」でやっていること

書籍「ベイスターズ再建録」に収録され、Sportsnaviでも公開されたこちらの記事を読んだという方も多いのではないでしょうか。記事の中で出てきた「投手・投手コーチへのデータフィードバック」と「外国人選手のデータ分析」は、まさに私が担当していた領域でもあります。

「外国人選手のデータ分析」というのは、よく新聞などで言われる「調査」にあたる業務の一部です。私が担当していた時ですと、候補となる外国人選手の調査ルートは主に3つです。

※実のところ新聞で「XX球団、YY選手を調査!」という情報は当たってる時もあるしそうでない時もあります。確かに調査してたことはあるけど、もう追いかけていない場合もあるし、一応(FAになるなどの理由で)来年獲得可能な選手の1人としてリストの最後の方に載っていただけ、というケースもあります。

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