ファッション吹奏楽ポエム
※これは「吹奏楽曲を聴く」のはそこそこ好きだけど、演奏することに関しては反省もせず知識もつけずそれっぽく吹奏楽部に5年間勤めていた人間が、思い入れのある曲にそれっぽい思い出をつけただけの「ファッション」な吹奏楽ポエムを飲酒しながら書いたものです。ヤマなしオチなし。作曲者の方の敬称略してます。
ちなみに曲が演奏されている動画も載せようと思ったけど、怪しい動画もありビビってやめました。気になる方は検索してみてください。
1年
「斎太郎節」の主題による幻想/合田佳代子
初めて演奏した課題曲。ちなみに私はオプションのティンパニをやらされ、音は少ない譜面とはいえ初心者にティンパニは頭お菓子なんじゃないかって思ってたけど、おかげさまでティンパニが好きになった。
ちなみに自由曲も好きだったんだけど、名前が思い出せないうえにググっても出てこないので、私の中では幻の曲となっている。
(追記:自由曲の名前は「序曲アエターティスノワエ」らしいです。一文字違いで検索してたらそりゃ出ないわ。)
藍色の谷/酒井格
初のコンクールで演奏し終わった後、一般の部でこれを聞いた時に一目惚れ。思えばプロの演奏を生で聴くのはこのときが初めてで、ラストの激しいティンパニソロには唖然としていた。今でも聴くたびにあの頃の憧れが蘇る、思い入れが強い一曲。
残酷な天使のテーゼ
言わずと知れた名曲の吹奏楽版。後に彼氏となる最上級生の先輩がソロ吹いてて超カッコよかった。まあその頃は最上級生に対してひたすらビビってたけど。
CENTURIA/James Swearingen
だいたいこい曲のせいでスウェアリンジェンが好きになった。
花回廊/風龍 /山澤洋之
初めて鍵盤楽器をガチでやる羽目になった曲。上手くなったかは分からないけど、ビブラフォンのことが大好きになった。
キャラバンの到着/Michel Legrand
この時初めてフィンガーシンバルを叩いたけど、このフィンガーシンバルが本当に可愛いので気になった方は画像検索してみてほしい。
ウィナーズ-吹奏楽のための行進曲/諏訪雅彦
この頃はまだ春合宿という概念が存在しており、卒業式の演奏に向けて練習していた。こちらはそのとき入場曲として練習していた曲。ソロを交代しながら演奏するやばいやつだけどめちゃくちゃかっこいい。当日めちゃくちゃかっこよく演奏できていたかは分からない。
2年
仰ぎ見ること〜泰山北斗の如し/八木澤教司
落ち着いた部分でクラベスを鳴らすとき、上手い具合に行かず悩んでいたら、先輩の「なんかヒグラシみたいな感じじゃない?」と言われてピンとくる。それから今までより上手く鳴らせるようになったので、多分演奏するときにイメージは大切。
丘の上のレイラ/星出尚志
この曲経由で星出尚志さんの曲が好きになる。仲が良かった先輩と、曲からどのような情景を浮かべるか話したのが印象に残っている。ちなみに星出尚志さんの「蒼の向こうへ」も個人的にすごく好きな曲なので是非聴いてほしい。
3年
マーチ・スカイブルードリーム/矢藤学
当時の演奏長が国語の単位を落としており、曲に合わせた歌詞を部員で考えた時に煽られていた。
DEN-GAKU/福田洋介
演奏していて特に楽しかった一曲。リズムに合わせ声を出すのが気持ちよかった。ティンパニの叩き方がダサいことを先輩に遠回しに言われたりしたが、楽しそうだったと別の先輩に言われたのでそっちの意見しかまともに聞き入れなかった。
さくらのうた/福田洋介
今でも定期的に聴く好きな曲の一つ。聴くだけで何とも言えない切なさが大爆発する。これが書き終わるころには桜は散り切っているだろうな~…。
4年
ファンタジアI-織姫/福田洋介
序盤の落ち着いている部分で何となく田んぼを連想してしまう曲。田舎っぽい曲調は大好きなのでこの曲も好き。人生最後のコンクール自由曲でも好きなティンパニを演奏できたのは本当によかった。
吹奏楽のための文明開化の鐘/高橋宏樹
チャイムは好きだけど身長が低くてあまり叩けなった私が唯一チャイムをメインで演奏した曲。でもリハーサルのとき、私にとっての師匠からボロクソに指摘されたときは一瞬心が折れかけた。
宝島/T-SQUARE
ホイッスルの吹き方が下品だの元気でよろしいだの色々言われたけど私は楽しかった。肺活量は足りなかった。
5年
四季連禱:4. 楓葉の舞/長生淳
初めて聴く側としてコンクールを見に行った際に、一般の部で大好きなこの曲が演奏されてテンションが一人高くなっていた。好きな曲を生演奏で聴ける幸せはでかい。
・=Pop Art ~ロイ・リキテンスタインのための音楽~/清水大輔
ドラムの絡み方がすごく好きな一曲。コンクールで後輩の演奏するのを聴いてる分には楽しかったけど、実際に演奏する側に回ると慣れるまで一苦労した。
ディスコ・キッド/東海林修
前から好きだった曲を最後の最後で演奏する羽目になってしまったシリーズその1。確か最後のティンパニ演奏曲。手は動かなかったけどやっぱり好きな曲をやれるのはすごく嬉しかった。
Spain/Chick Corea
前から好きだった曲を最後の最後で演奏する羽目になってしまったシリーズその2。ずっとドラムを避けてきた人間だったのでシンプルな譜面でもしんどかったが、その分やりがいはあったと思う。これをきっかけにこの曲が好きになる人が増えてほしいなあとこっそり思っている。
聖者の行進
スペインとアンサンブルに全エネルギーを注いでしまい最後の最後にこの曲の練習が出来ていないことに気がついた時は絶望感がすごかった。それでも、最後に演奏し終わった瞬間の拍手はとても身に染みた。OGとして参加できるなら今度こそタンバリンやらせてください。
以上、中身もへったくれもない元吹奏楽部員の思い出ノートでした。これに懲りてもう二度と演奏する側には回らないはずだったのに、気が付いたら編入先の大学でもジャズクラブに入っていたので、早めにこのノートも供養しておこうと公開した次第です。恥ずかしくなったら消します。
みんなもレッツ!ゆるゆるファッション演奏者!
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