怪獣人間の罪__2_

コミティア124結果報告

コミティア、砲雷と二日間のイベントが終わりました。

前からずっと言及してきたオリジナル「怪獣人間の罪」はコミティアで42冊、砲雷で20冊なくなりました。初のオリジナル同人誌、しかも全部ネットで公開してることを考えると、62冊会場で出たのは大健闘だと思います。コミティアによく参加している大学の先輩に話を聞いた感じでも、初参加でこの結果はかなり上出来のようです。Kindleで見たけど本も欲しいという方もいらっしゃいました。

ネットでオリジナルを発表しそれを本にすることで収益化できないか計画、第一弾としての「怪獣人間」はとりあえず成功です!本作品を読んでくださった方、本当にありがとうございました!

ただまだこれでは赤字なので、生活のためには10万単位の成果を出す必要があります。そのためになにが必要か総括します。

で、ここからは次に向けての話。

今回やってみてわかったことはやはり50p越えの作品をいきなり全部公開して、それにお金を払ってくれ!というのは、あまり現実的ではないということ。「怪獣」はそれしか発表方法がなかったとは思っていますが、ネットを主戦場にするなら別のアプローチも試したい。

まとめて全公開は、読者との距離の詰め方が急なのかも?と思ったんです。漫画に対して読者が求めることが「面白い物語を読むこと」より「好きなキャラに出会うこと」になりつつあると肌で感じています。前者をおろそかにしていいとはけして思いませんが、後者に近いアプローチもする必要はある。

なので、いきなり長編を見せられるよりキャラを小出しにしていく。「こんなキャラがいます」「そいつがこのキャラとこんなかかわり方をします」というのを魅力的に伝える前段階があってから、本編を公開する、という手法も手だったのかなとか考えてました。

あるいはストーリーそのものを50pではなく、10p×5回で更新するとか。決まった日時に本編を更新し、その合間にキャラにまつわる絵や小話を入れたら、更新を待っている間に読者さんがそのキャラを好きになってくれるんじゃないか?ということを考えました。散発公開なら本に纏める旨味も出ます。

「怪獣」でそういう更新ができたかは疑問ですが、次の作品はそういう体裁を取れないか今考えています。本編を複数回に分けて更新し、更新の合間に絵や小話を入れ、そういうもの全部まとめた1冊+描き下ろしを本や電子書籍にして頒布する。次はそういう試みをしたいと思っています。

というわけで今の目標は、夏コミが終わった後の9月から更新を始め、9月10月と連載した後11月のCOMITIA126に纏めたものを出す、というプランを実行することです。次のネタはまだざっくりとですができてるので、その時はお付き合いいただければ幸いです。

今度の目標は「ストーリーよりキャラを見せる」こと。実験なので、何でもやっていきたいと思ってます。ただ仕事が入ったり色々あったら予定変えるかもしれませんが。

実際問題、オリジナルで、同人誌で暮らそうと思ったら…ひと月20万かかるとして、2か月に一回イベントにでるとしたら、一回当たり40万稼ぐ必要があるわけです。となると1冊1000円、印刷費からの原価を引いて、一冊当たり700円の利益が出るようになんとかしたとしたら…571冊売らなきゃいけないわけですね。今回が170冊出したから、約3倍?

会場200、委託371、みたいな感じで出せるようになれないものか。それは相当難しいのはわかるんですが、向こう5年くらいでそういうことができるようにならないかなあと。これだって相当甘い計算ですからね。

あー、頑張りたい…漫画で暮らしたい…

がんばります。

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