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はじめの第一歩 ~昨日の活動を通して考えたこと~

昨日、最高位戦日本プロ麻雀協会所属の麻雀プロでもあり、福井渚会所属の梶田琴理さんのyoutubeチャンネルでかるた界と麻雀界の生放送コラボ企画が行われ、そちらに参加させていただいた。

参加者は、麻雀界からは梶田さん、競技かるた経験者である日本プロ麻雀協会の中月さん、かるたには全く触れたことのない、最高位戦日本プロ麻雀協会の戸丸さんであった。
また、かるた界からは私の他に麻雀をこよなく愛する慶應の池田さん、梶田さんの後輩でもある早稲田の新居くんに協力いただいた。みなさんありがとう。

思い返してみると半年前、梶田さんがプロ活動のため東京に出てくるという話を聞いた。
そこまで面識があるわけではなかったが、連絡を取り、かるた×麻雀で何か面白い企画が出来ればいいですねと話したことが始まりであった。

競技かるたの世界では、一昔前、名人クイン戦がNHKで放送されていた頃、スポーツ界などから著名人をゲストに呼んでいたことがある。また、諸々の事情で放送がなくなってしまったが、夏に開催されている白瀧杯では、将棋界から大変スペシャルなゲストを呼び生中継していたこともある。このようにかるた界が他分野と繋がっているという認識を実際に感じることは少なからずあった。

ただし、最近はどうだろうか。

競技かるたがマイナースポーツからメジャースポーツになろうとしている現在、競技かるた界そのものだけで成り上がろうとしているように思う。
自分たちだけの力でここまで発展を遂げたのは喜ばしいことだが、今こそ、様々な協力を得てこそなのではないかと私は考えている。

しかしながら、かるたはアマチュア競技であり、趣味の世界である。そこまでやる必要はあるのかと感じている人も少なくはないだろう。
一昔前のようにマイナー競技のままであればこのままで良いだろう。
ここまで有名になったからこそ、さらなる高みへのぼりつめるチャンスをもらったとも言える。

将棋や麻雀はプロの世界である。特に将棋の大会には多くのスポンサーがつき、ひと握りではあるが、トッププロになると一流のプロスポーツ選手並みの賞金を獲得できる。
麻雀は将棋ほどではないが、それだけでご飯を食べることの出来るプロ選手も多くいる。
そんなプロの世界がわざわざアマチュアの世界に足を踏み入れてくれることは絶対にない。それはたくさんのリスクが伴うからである。

であれば、我々から積極的に関わりを持ちにいくしかない。チャンスを掴み取るしかない。
言い方は少し悪くなるが、将棋や麻雀のように少なからず共通点があるジャンルを利用しながら、かるた界はさらなる高みを目指していくべきだ。

梶田さんは2年目にして様々なお店や大会のゲストに呼ばれ、有名プロになっていると認識している。麻雀界に少し精通している人なら共感してくれるのではないだろうか。
自ら上京し、youtubeのチャンネルも作り、様々なことに挑戦し、行動力が半端ではないのでただただ尊敬している。わずか2年でここまで来たのは、もちろんそのルックスとビジュアルを兼ね備えているからというのは言うまでもないが、「競技かるた」を掲げて麻雀のプロ活動をしているから、(ほかに一芸があるという意味で)という理由も有名プロになった要因の一つであると感じている。

ここまで、間の話が長くなってしまったが、麻雀プロとして活動しているにも関わらず、かるたの楽しさも広め、私たちのようなアマチュアの人達と一緒に昨日の生放送のような活動をしてもらえていることに本当に感謝している。これからも「麻雀界かるた№1」を掲げながら麻雀プロとして活動してほしい。何より、昨日の本気の試合で私に勝ったのだから、かるたを広める義務がある(笑)

また、昨日はかるた未経験者の麻雀プロにも参加してもらえたことが大きい。私たちとは違った視点からかるたの面白さを他に伝えてもらうことが出来るからである。昨日の生放送のアーカイブが多くの麻雀プロの目にとまることを期待している。

かるたが強くないから、A級ではないからといって、何もしてはいけないということなんて絶対にない。かるたを初めた時だからこそ伝えられるものも多いはずだ。逆を返すと、かるたが強い人は自分自身の人脈、影響力を持って、他の世界へと幅を広げることが可能である。

まだまだ苦しい状況下ではあるが、2021年のテーマは「かるたを外の世界へ発信する」ということで頑張っていきたい。何か手助けできるようなことがあれば、どんな些細なことでも私に相談してほしい。是非協力させていただきたい。

昨日の生放送まだ観てない人は観てね!!

https://youtu.be/6DwfXktnftI

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