高知大学・兄弟間の臍帯血移植の臨床研究承認へ

ついに、国が脳性麻痺の子供に対する、兄弟間の臍帯血移植の臨床研究を承認した。

これで晴れて、臨床研究がスタートするわけだが、まだまだ、実際に移植できるまでは時間がかかるようだ。

我が家も次男が脳性麻痺で、本人の臍帯血はとっていなかったため、三男の臍帯血を保存し、移植できる日を待ち望んでいた。

現在、アメリカのデューク大学で兄弟間の臍帯血が行われいるが、移植することはいたって簡単だが(臍帯血を点滴で投与する)、アメリカで行うわけで、渡航費などを含めると約100万円かかるのだ。おまけに、何百人も大待機しており、今回のコロナでたぶん、まだまだ順番が回ってくるのは時間がかるはずだ。我が家も約半年前に申請登録をしたが、いまだに大学から野返事はない。

今回、日本では高知大学がこの研究を進めているので、渡航費がは安くつくし、なんといっても臨床研究なので、移植費もかからないはずだ。

今回の報道を受けて、早速、ステムセルに問い合わせると、今後、早くて年明けに第一弾の募集があるという。今回は初回なので、報道にもあったように、1~7歳未満の8人に絞られる。しかし、今後、段階的に年齢や募集枠は広げられていくと予想される。

募集も先着順というわけではなく、公平さを保つためドクターたちによって年齢や症状を見て、選別されるという。

なにはともあれ、脳性麻痺児を持つ親にとってみれば、大きな一歩だ。臨床研究が早くスタートすることを待つばかりだ。



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