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オミクロンは風邪じゃない その①

2年前からずっと感染防止対策をとってたし、昨年7月にはワクチン2回接種も完了した。 2回目の副反応がめちゃくちゃきつかった。 

1月29日の午前中、あれ?いつもと違うぞ具合悪いぞ、と思った時に「これはやっちまったな」という予感がした。
倦怠感がひどく、布団にもぐり込んだら熟睡してしまった。 15時過ぎに目が覚めたら熱が上がってきているのを感じた。
19時に37.8℃ 23時半に38.7℃ 順調に上昇して、倦怠感も増していった。

1月30日には頭痛が始まり、熱はずっと38℃台キープ。 午後になると倦怠感が少し取れてくるが、この段階で「コロナだろうな」と考えていた。 喉の奥の方が少し痛いような気がする。 
オミクロンなら風邪と同じだからうまくいけばこのまま体調戻るかもしれないからもう少し様子をみてみよう、と考えたのが甘かった。

1月31日。熱が37℃台に下がる。 喉の痛みが増す。 夕方には水を飲むのもきつくなる。 固形物なんてとても喉を通らない。 もうすでに後悔が始まっていて、「オミクロンは風邪じゃない」を体で思い知らされていた。
喉の痛みは溶連菌感染症並みだ。 めっちゃ痛い。

2月1日朝、帯広協会病院へ電話。 症状を話し、PCR検査を受けさせてもらえることになった。 すぐに車で向かい、鼻に検体採取の棒を突っ込まれて涙目になる。 1時間駐車場で待機した。 電話で「コロナ陽性」を告げられる。 驚きの感情は全く無かった。 やっぱりそうか、という思いだけだった。
鎮痛解熱剤だけ処方され、ひとまず帰宅し保健所からの連絡を待つ。
病院の看護師さんの話では今日の十勝は陽性者が多数出ているので、保健所からは電話ではなくメッセージが届く事になるだろうという情報だった。
午後になってメッセージが届いた。 電話で話し合う前にフォームに記入して送信して欲しいとあったので、記入を始める。 住所・氏名・家族構成・職業・仕事の内容・既往歴・服用中の薬の名称など、項目がかなり多い。
送信後すぐに保健所から電話が来てフォームに書き込んだ内容について詳しく聞かれ、病院からの情報も加味したうえで、基礎疾患があるので入院して治療することにしましょう、という結論になった。
十勝は最近連日50人以上の陽性者がでていたので、入院は難しいかなと考えていたので、あっさり「入院です」と言われて、今度は驚いた。
今日は「入院し治療すること」だけを決定して、保健所の方でこれから陽性者を振り分けるので入院先は明日お伝えします、と電話が切れた。

職場と関係者へ自分が陽性になってしまった事の周知と、最近変更になった濃厚接触者になる条件を確認して伝える作業に時間がかかった。

北海道の規定はこちら
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kst/kansenkakudai_taiou.html

自分が発症したのは1月29日なので・・・
①発症の2日前の1月27日以降、お互いにマスク無しで1m以内の距離で15分以上話をしたり飲食をされた方が濃厚接触者にあたる。
②その方の自宅待機期間は2月4日まで(発症日から7日間)。
③この間に自覚症状が現れた場合は保健所ではなく、かかりつけ医などの医療機関に連絡する。
今回はこの3つがポイント。 簡潔に整理されて分かりやすい。

とりあえず考えうるすべての人へ周知が完了した時には夕方になっていた。かなり消耗したので、入院の準備はノロノロと進める。 下着類、スリッパ、シェーバー、歯ブラシ、文庫本数冊、MP3プレーヤー、イヤホンなど。
こちらは特に慌てる事もなく淡々と準備が完了する。
明日から病室であまりよく眠れないはずだから今夜はゆっくり寝ましょう、と布団に入ったが全く眠れない。 病院が決まっていない事が気になって気になって全っ然眠れない。 まいったなあ、と思いながらとりあえず横になって一晩過ごした。

翌日(つまり今日2月2日)9時ちょっと前に帯広保健所から電話があり、「入院先は公立芽室病院になりました」 おお、隣町の病院なのね。 だいぶ昔に子供のインフルエンザの注射に行った記憶があるぞ、などと考えながら説明を聞く。 保健所の電話の後に芽室病院の方から電話が来て、入院についての説明があった。 何か心配事はありませんか?と聞かれたので、まだ喉が痛くて飲み込むのが辛いです、と答えると食事をどうするか相談しますねと約束してくれた。
14時30分に到着するように念押しされて電話が切れた。 感じのいい看護師さんだったので、安心して入院できそうだ。

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