(読書記録) サクッとわかるビジネス教養 地政学 (奥山真司 監修)

印象に残った部分のメモ:

・地政学とは、アジア・中東・ヨーロッパという3大エリアで衝突に関係する国のふるまいの研究。

・アメリカはかつて中東における石油利権確保に力をいれていたが、アメリカ国内でシェールオイルが発見されたことで中東への依存度は以前よりも格段に低くなっている。

・ロシアにとって「北極海ルート」は非常にメリットがある。以前は北極海は通航不能だったが氷が溶けて2000年頃に開通した。

・アメリカと中国のような大国同士の戦争は、直接対峙するのではなく、国同士の代理戦争、もしくはある国のなかでそれぞれの国が支援する2つの派閥が争う内戦となる。

・アメリカは「コスト・インポージング」という戦略を対立する国にとることが予測される。「コスト・インポージング」とは相手国家がコストをかけざるを得ない部分のコストを増大させるもの。

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新聞記事やニュースの描写の背景を理解するのに参考になる本でした。今まで理解してなかったことが書いてあることも多く楽しく読めました。

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