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酒乱怖い

俺様、今夜は送別会。キカイダ君が退社、シラトリ君が退職するんだな。

酒がまったく飲めない奴は、酩酊したヨッパライの面倒をみて、駅や家までアッシーする係。俺様、冷やしキャベツをむさぼり喰ったり、駅までヨッパライを送り届けたりした。最近は飲め飲めとアルコール・ハラスメントを働かれないから、飲み会は出席しやすくなってるな。
 
3時間ほど経ち、さてお開き、これから少人数で風俗行ったり、飲み直したりするか、解散解散、と、なった時、シラトリ君の小さな独り言「何だよ、もう少し皆と飲みてぇな」を耳にした、普段は物静かで大人しいアベ君が「主役が飲みたいと言ってるのにお開きなんて、そんなの違うでしょっ!!もうこれで最後でしょっ!」と、キレだし、会はドッチラケのシラケたフィナーレを迎えた。

彼、酒乱のケがあるんだな。酒量が増すにつれ、「俺、鑑別所にいた事あるんスよ」とか「俺、結構ヤバい奴っス」と、隣でニコニコとソフトに絡まれ、俺様、飲み会の間中ひっそりと閉口してた。酒乱怖い。

その後、発端となったシラトリ君、課長、幹事、俺、が後に残り、荒ぶる神と化したアベ君を、まあまあとなだめながら、23時まで延長会をやった。今日は帰ってからツマとNetflixの『三体』でも見ようと思ってたのに残念だった。

アベ君を駅に落とし、シラトリ君を家まで送り、帰宅したら0時であった。

疲れた。

アルコールに酔いしれるなら自室で念仏でも唱えてた方が余程楽しいと思う。

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