2024年夏の地獄ドラフト BAN選択等

BANを受け、頭を抱えながら構築を決定し、地獄の全容を確定させた今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。のやまです。こちらは深夜に現れた蚊のために頭を抱えております。地獄の全容も見え少しテンションが上がっており、何か書こうかと思ったのですが、各参加者の選択や環境について書くのはディスアドに繋がりかねないと思ったため、BANの投票先とその選択をした理由について述べていこうかと思います。なお、以下の内容は概ねドラフト前日に考えたこととなります。

思考の出発点は「どうせブラックキュレムは通るだろう」という予想でした。自分が投票したらそれが7票目になる。投票しなくても7票で通る。場合によっては最多得票で通る。どうあがいてもブラックキュレムは通る、そんな予感がしていました。そこで、BANの投票先は、ブラックキュレムではなく、その取り巻きにしようではないかという(悪意に満ち溢れた)考えが浮かんできました。
ブラックキュレムの取り巻きについて考えることは、ブラックキュレムの動かし方を考えることをも意味します。この環境でブラックキュレムを通すにあたって重くなるのは誰でしょうか。
ブラックキュレムの技を考えます。主力技は比較的扱いやすいつららばりになるかと思われます。特殊型にしてもそれはふぶきとなるでしょう。いずれにせよこおりタイプの技となります。つららばりを通しにくい水にはクロスサンダーが(あるいはフリーズドライが)刺さります。他につららばりを通しにくい炎、鋼への対策を考える必要があります。
炎はドラゴン技や雪崩、大地(、もしかすると雨ウェザボ)で対処できます。とはいえ、雨などで対策を厚くしておけばより安心であると言えるでしょう。(余談ですが、このあたりから「6位アロコン指名」発言を少し疑っていました。)
問題は対鋼です。伝説では、ディアルガ、ソルガレオ、ネクロ(ソルガレオを取り込んだほう)、ザシ(王)が、一般枠では、グロス、ドータクン、ドドゲザン、ヒスイヌメルゴン等が重めであると言えそうです。これらの鋼を誰で妨害するかが肝腎であり、また、BAN対象として狙うべき急所でもあるということになります。
ここで少し考えます。ガエンはBANされないわけがない。まずあの鋼連中に威嚇が刺さるか怪しい。であれば、物理組には鬼火を使うのが最善の択となりそうです。鬼火使いでメジャーなやつといえば?
そう、ガモスですね。ガモスなら、ほかにも、粉で攻撃を吸いほのおのからだで燃やしにいく選択も取れます。また、むしのていこうで対特殊もある程度任せられます。ここでBAN対象1体めのガモスが決まりました。
ガモスがBANされたとして、誰で鬼火を使いにいくかを考えます。ヤミラミはBANされていそうな予感がします。できれば高速で、かつ器用なやつで、しかも競合の少ないであろうポケモンを探します。いました。ゴウカザルです。
ゴウカザルの習得技には、鬼火だけでなく、猫、がむしゃら、アンコ、それに保険起動までできるマッパなど、地味に良いものが揃っています。比較的低火力とはいえ鋼にいいダメージを与えられると主張することも出来なくはない。放置するのはあまりに危険です。BAN対象2体めにして赤BANが決定しました。
嫌がらせとしては十分な気がします。とはいえ、アロコン指名公言が少し気になります。そもそもアロキュウが残っている可能性すらあります。ちょっと嫌ですね。そこでBAN対象3体目としてアロキュウが決定しました。
満足です。が、まだ枠が複数あります。悪意の矛先をもう少し広い視野で探すことにしましょう。
滅び、ちょっと嫌です。ゴチルとシッポに投票しましょう。
化身ボルト、だいぶ嫌です。電磁波だけならまだしもかいでんぱまであるのが実に困る。こいつも投票対象にします。
比較的高速組が多い環境です。トリックルームで暴れようとしてくる低速組に嫌がらせをしたい。トリックルーム始動役で一番対処が面倒そうなクレセはBANされてほしいのでこいつに投票します。
最後の1枠です。伝説が競合するのは目に見えています。競合を嫌って最初から素キュレムのようなポケモンを選び、ドラフト戦略も決め、アドを取りにいこうとする参加者が出てもおかしくありません。そこで素キュレムに票を投じることにしました。

これで全投票先が決定しました。まとめると以下のようになります。
通常
・ウルガモス
・ゴチルゼル
・キュレム(素)
・キュウコン(アローラ)
・サケブシッポ
・クレセリア
・ボルトロス(化身)

・ゴウカザル

割と合理的だったのではないでしょうか。BAN結果を見るに、結果的には死票も少なくなかったのですが、参加者の皆様を苦しめることができたのではないかと思います。主催の休歌さんへの悪意はブラックキュレム指名失敗によって無に帰しました。少し虚無感に襲われています。

以上、BAN選択に関する思考でした。

しばらくは地獄の炎の熱さが身に堪える日々が続きますが、どうぞご自愛ください。

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