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経営者としての在り方、いい会社の在り方を示してくれた。(中野修二さん)

中野修二 / 代表理事 / 一般社団法人Good Try JAPAN

1981年生まれ。茨城県守谷市出身。日本人のキャリア観に課題を持ち、中高生を対象にした海外留学プログラムを提供する会を経営。青山学院大学での留学準備講座での講演や青梅市の教育事務評価委員を務める。国家資格のキャリアコンサルタントとして、社会人向けのキャリア相談なども行う。

早稲田大学・大学院を卒業し、リクルートを経て、教育プログラムを提供する会社を起業した中野さんからお話を伺いました。学生時代は読書はほとんどしておらず、ひたすらマンガばかりだったという中野さん。

起業後に、色々な経験をされ、多くの人の考えに触れていく中で、経営者としての在り方を見直すきっかけになったエピソードを伺いました。

当時の状況を教えていただけますか?

実は最近の話なんです。尊敬している経営者からいただいた本なんです。起業をしてから5年近く経っていますが、私自身は経営者というより、個人事業主のような状態で事業を続けてきました。

私の事業が、コロナの影響を直接受けてしまったため、事業転換を余儀なくされ、今後の展開をどうするか悩んでいる時に、薦められて読みました。

どんな影響があったのでしょうか?

この本から学んだことは、自分の会社が誰にどんな価値を届けたいのかをはっきりさせることが極めて重要なことである。ということです。

届けたい価値を提供するために、損得を超えてまずやることの大切さを感じました。法人を経営する上で、まず最初に損得を考えてしまいがちです。しかしこの本を読んで、困っている人にしっかりと価値を届け続ければ、収益にも返ってくると言うことがわかりました。

知識としてはよく言われている事でしたが、成果を上げている企業の実例を具体的に書いてあったので、すんなりと自分の中に入ってきました。

また、目の前の人の役に立ち続けることの大切さも、再認識できたので、頼まれたことや自分に出来ることは、とことんやっていこうと思えました。友人やプログラムに参加した学生からの相談なども、時間の許す限り、とことん向き合って行動するようになりました。

この本の影響が大きく出てくるのはまだ先かもしれませんが、目指したい経営者としての在り方がはっきりしてましたね。

その書籍のタイトルを教えていただけますか?

『日本でいちばん大切にしたい会社7』
「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズの7冊目です。

1・2も読みましたが、日本には本当に素敵な会社があります!

日本人として誇らしい気持ちにもなりました。

どんな方にオススメでしょうか?

まずは就職・転職を考えている方に読んでほしいです。日本にはこんなにも良い想いを持った会社があると言うことを知ってほしいですね。

こういう会社が就職先として第一候補に上がっていけば、就職後のミスマッチも減るんじゃないかと思います。

スタートアップのカルチャーがもてはやされがちですが、スタートアップの良さも理解した上で、大企業の良いところ、そして中小企業の良いところをうまく比較しながら、キャリアの選択ができるようになると思います。

それと経営に関わる人にも読んでほしいと思います。これを読むと経営者として人を抱える責任であるとか、お客様にどんな姿勢で向き合っていくのかを真剣に考えるきっかけになると思います。

理想を掲げて、理想を実践する企業があります。

理想を実現することはは難しい。

そう言って実現しないのは、自分自身の実力不足と努力不足です。

それを痛感させられる本になっていると思います。

ここに載っている会社の経営者の話を聞くと、自分の未熟さが本当にわかります。焦る気持ちも出てきますが自分にできることを一歩ずつやっていこうと思える本だと思います。

<書籍紹介>

日本でいちばん
大切にしたい会社7
坂本光司
あさ出版
定価:本体1,400円+税
2020年4月5日
頁数:240ページ
ISBN:9784866671949

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4866671947?ie=UTF8&linkCode=ll1&tag=nowmo55-22&linkId=80459d0cee96c265da3a5e6307a263f5&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl

ベストセラーシリーズ 『日本でいちばん大切にしたい会社』第7巻。
「人にやさしい経営」の重要性、認知度が高まり、
「働き方改革」の時代の流れに合わせて多くの企業が
「いい会社」への関心を高める中、シリーズ第7巻目を刊行。

出典:あさ出版

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