自分が熱中できる仕事は何かを知るきっかけになった一冊。(永岡里菜さん)
永岡里菜 / 代表取締役CEO / 株式会社おてつたび
三重県尾鷲市出身。千葉大学卒業後、イベント企画・制作会社にディレクターとして入社。
官公庁・日本最大手のEC企業をはじめ数多くの企業のプロモーションやイベントの企画提案・プランニング・運営を一貫して担当。
退職後は、農林水産省と共に和食推進事業を0から作り上げ、全国の市区町村と連携しながら多数の地域へ足を運ぶ。
現在は、人手不足やPR不足をきっかけに「地域の人」と「地域外の若者」が出逢うキッカケを提供するサービス”おてつたび”を展開中。
おてつたび:https://otetsutabi.com/
永岡さんTwitter:https://twitter.com/rina_owase
おてつたびの永岡さんに転機になったもう一冊の本をお聞きしました。
新卒で勤めていた1社目から2社目に転職するタイミングで、どんな人生を歩んでいくのかを考えていたときに出会った一冊だそうです。
楽しみながら活躍されている永岡さんが紹介したい一冊とはなんでしょうか!
当時のご状況を教えていただけますか?
ちょうど、1社目から2社目に転職をする前後の時期だったと思います。
転職のタイミングはいろいろなことを考えますよね。
1社目はハードではありましたが、社内環境が良かったので転職など一切考えていませんでした。余裕が出てきた3年目頃から自分は誰を仕事で笑顔にしたいのか、人生の中でたくさんの時間を費やす仕事をどう選んで、どんな価値を提供できる人になりたいのか?という事を考えるようになりました。
1社目はtoB寄りの仕事をしていたので、そこも関係するかと思いますが、「エンドユーザーの方にとっては、絶対にこっちの方が良い!」と思った内容でも、大人の事情で変わってしまうことも多かったです。
私は、誰をこの仕事では幸せにしているのだろうか?という気持ちがだんだん大きくなっていき、次第に自分の気持ちを無視できなくなってきてしまいました。
もちろん、そういったクライアントワークは何にでもありますし、クライアントの事情も理解していました。なので、私ももっと良い提案ができれば良かったのですが。。。そういった事に全力を注げない自分に気づきました。
そういった気づきもあり、私は目の前の人が笑顔になるためだけに全力を注ぎたいのだなと思うようになり、エンドユーザーに直接関われる仕事をしたいなと思いました。漠然としていましたが、自分が熱中できる仕事を模索していたのだと思います。
その本からどんな影響を受けたのでしょうか?
自分が何だったら熱中したいと思えるのか、熱中できるのかを考えるようになりました。
自分の時間や熱意を注ぎこんでガムシャラになれることは何なのか、について棚卸しをするようになったのは大きかったと思います。
2社目に転職したあとは、自分と向き合い、自分の本当にやりたいことは何なのかを考え続け、おてつたびを起業することにつながりました。
やはり、ロールモデルがイメージできないとなかなか将来のことを考えるのも難しいと思います。
当時2社目にいたタイミングでは起業なんて興味もなく、サラリーマンでい続けるのも考えていたのですが、この本を読んでこんな生き方をしている人もいるんだ!と感動しました。
その書籍のタイトルを教えていただけますか?
『 幸せをつくるシゴト 』 です。
どんな人におすすめでしょうか?
これから生きていく中で、熱中して仕事をしていきたいと考えている人におすすめです。
いわゆるライスワークとライフワークという分け方があると思いますが、それを分けたくないかなと感じている人に良いかもしれません。
自分がどの仕事をしたいのか、そしてどう生きていきたいのかヤキモキしているときに読むときっとヒントが見つかると思います。
【インタビューを終えて】
永岡さんのお話を聞き、これは私も読まなければと感じました。これからの時代をどう生きていくのか、一つの会社に勤め続ける時代は終わったと思います。自分が自分らしく仕事をし、自分しか提供できない価値を社会に生み出していく、そんな生き方ができたらいいなと思っています。記事を読まれた方の中でも、せっかく仕事をするなら自分の好きなことや得意なことで自分らしく働きたいと考えている人は多いと思います。改めて、自分と向き合ってみる機会にぜひご活用ください。<取材・文章:照井翔登(@terui27)>
<書籍紹介>
幸せをつくるシゴト
完全オーダーメイドのウェディングビジネスを成功させた私の方法
著者名:山川咲
出版社名:講談社
発行年月:2014/4/25
判型/造本:単行本(ソフトカバー)
頁数:250ページ
ISBN-10 : 4062188880
ISBN-13 : 978-4062188883
不可能と言われた「完全オーダーメイド」の結婚式を実現し、そのビジネスモデルが話題を呼び、起業一年足らずでビジネスは成功、業界の革命児となる。特殊な環境で育ってきた著者が、葛藤しながらたどり着いたのは、「働く人もお客様も幸せになれるシゴト」だった本書は、業界初「オーダーメイド・ウェディング」創造の軌跡を自ら綴った涙と感動のストーリー。
キャリアに迷うすべての人、やりたいことを見つけたいあなたへ。
一生懸命働いているのに、理想の人生からは少しずつ離れていく気がする日々。人生のすべてだと思っていた会社を辞めて、一ヵ月の一人旅に出たのは著者が27歳のとき。
そこで見つけた「こう生きたい」という想い。多くの人が今の社会で働くことに疑問を持ちながらも、人生に折り合いをつけて生きている。そんな社会に対し「意志をもって生きる人を増やしたい」という想いを胸に、業界経験ゼロから起業を決意。
不可能と言われた「完全オーダーメイド」の結婚式を実現し、そのビジネスモデルが話題を呼び、起業一年足らずでビジネスは成功、業界の革命児となる。
特殊な環境で育ってきた著者が、葛藤しながらたどり着いたのは、「働く人もお客様も幸せになれるシゴト」だった。山川咲の生い立ちから起業までのストーリーは講演会やフェイスブックで就活生や若手社会人に勇気を与え、励ましている。
本書は、業界初「オーダーメイド・ウェディング」創造の軌跡を自ら綴った涙と感動のストーリー。
<目次>
第一章 ワゴンカーから始まった半生
第二章 社会人生活が教えてくれたこと
第三章 人生を変えた旅
第四章 そして始まり
第五章 crazy wedding始動
第六章 最初の一年を超えて
第七章 今、そして未来
講談社
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