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実行力が足りていなかった。実行に移すには何が必要かを学んだ1冊。(照井翔登さん)

照井翔登 / 地域連携推進チーム / 株式会社CAMPFIRE

秋田県横手市出身。2011年より日本初のTwitterを活用した地域おこし事業へ参画、その後東北を中心に全国各地での地域事業を経験。2015年より地域特化型クラウドファンディングFAAVOに参画。2018年に株式会社CAMPFIREへ事業譲渡と同時に移籍。現在は金融機関や自治体との連携、ふるさと納税事業などを担当し地域経済へインパクトを与える仕組みづくりに邁進中。

CAMPIFREにて地域関係の事業に携わるほか、社外でも様々なプロジェクトに参画している照井さん。そんな照井さんでも実行に移す力や、実行力に課題を感じたことがあるそうです。そんな時に救ってくれた本についてお話を聞きました。

当時の状況を教えていただけますか?

この本を読んだのは2019年で、当時会社で様々な地域事業の可能性について模索している時期でした。そして会社に限らず、様々なプロジェクトに参画していた私は、多様な領域について情報収集したり、新しいアイディアを生み出すのが役割でした。

しかし、いろんなアイディアは思いつくけれど、形にすることはできない、そういった自分自身の力不足と言いますか課題感を感じていました。

そんなときに憧れの橋下さんが本を出されるということで、橋下さんが弁護士になるという自分の夢を叶えたり、大阪府知事、大阪市長となって大阪都構想などの実現に向けてどんなことをやっていたのかを知りたい!と思って購入しました。

どんな影響があったのでしょうか?

この本は橋下さんが大阪市長、大阪府知事時代にどんなことをやってリーダーシップをとっていったのか、どのように施策や政策を実現していったのかについて書いています。

橋下さんがしてきた努力や小さな挑戦と失敗や成功の積み重ねなどが書かれていて、具体的にどんなことをしてきたのか、どんなことを考えていたのか、それにともってどんな結果がついてきたのかをとてもわかりやすく知ることができました。

人は自分が置かれている環境によって変わったりしていくと考えていますが、その環境をどのように生かして成長するのかはその人次第になります。

私自身も、比較的恵まれた環境で諸先輩方からチャンスをいただいてきましたが、そのチャンスを十二分に活かせていないなと思うことが多々ありました。

それは何故なのかを考えた時に、それは踏み出せない自分がいたからだと思いました。デメリットがあるけれどもメリットの方が大きい、少し大変だけども実行した方がいい、そんな時に踏みとどまってしまっていました。

この本を読んでからは、まずは実行することを意識しています。
ただし、無謀なチャレンジではなくあくまでも冷静に考えてメリットデメリットを整理し、大変だけれどもどのように積み重ねて実現するのかを考えるようになりました。

その書籍のタイトルを教えていただけますか?

『実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた』 です。
38歳で大阪府知事に就任され、数々の改革を成し遂げてきた橋下徹さんの本です。橋下さんがどんな日々を過ごされてきたのかがよく分かります。

どんな方にオススメでしょうか?
自分の思いを実現したい人、何かを成し遂げたいと思ってウズウズしている人にお勧めできます。組織の中で自分がやりたいことなどを実現するために何が必要なのかを学びたい人にはぴったりかもしれません。

<書籍紹介>

実行力
結果を出す「仕組み」の作りかた

橋下徹
PHP出版
定価:990円
発行年月:2019年5月15日
頁数:266
ISBN:978-4-569-84297-4

38歳で大阪府知事に就任し、数々の改革を成し遂げてきた橋下徹氏。大阪府庁1万人・大阪市役所3万8千人の職員、組織、そして国をも動かして結果を出してきた秘訣とは何か年上の部下や並いる反対派をいかにして説得・掌握し、大阪の大改革へと舵を切ったのか、その手腕を初めて明かす。
●「敵」はあえて側に置く 
●リーダーと現場の仕事の切り分けかた 
●チーム作りの「失敗の本質」

 ……など、自身の経験や例を挙げつつ、具体的に解説。

 部下と上司を動かし、チームや組織を変える。今の時代に一番必要なのは、アイデアではなく「実行力」だ。橋下流「君主論」の全貌。

出典:PHP新書

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