たくさんの人と仕事をしていく中で大切なことを学んだ。(照井翔登さん)
照井翔登 / 地域連携推進チーム / 株式会社CAMPFIRE
秋田県横手市出身。2011年より日本初のTwitterを活用した地域おこし事業へ参画、その後東北を中心に全国各地での地域事業を経験。2015年より地域特化型クラウドファンディングFAAVOに参画。2018年に株式会社CAMPFIREへ事業譲渡と同時に移籍。現在は金融機関や自治体との連携、ふるさと納税事業などを担当し地域経済へインパクトを与える仕組みづくりに邁進中。
メインのお仕事であるCAMPIFREはもちろん、社内外でもたくさんの方々との一緒に仕事やプロジェクトに取り組むことが多いという照井さん。
たくさんの人との関わる中で大切にしていることを教えてくれた本があるそうです。今回はその本について教えていただきます。
当時の状況を教えていただけますか?
中学時代にたくさんの大人に囲まれて、地元のまちづくり活動に参画していました。
SNSを活用した地域の情報発信やブランディング、小さい規模から大きい規模までのイベントの実施など、たくさんの人が関わるまちづくりのプロジェクトに複数関わらせていただいたんです。
その時の大人の方におすすめいただいたのがデールカーネギーが書いた「人を動かす」でした。
とりあえずこれ読んどけ、みたいに渡されたのがきっかけでしたが。(笑)
たくさんの人と人がつながり、今までのつながりが再構築されるこの時代、そしてまちづくりというたくさんの人と人が協力していくために必要なことが学べる、というニュアンスでしょうか。
どんな影響があったのでしょうか?
当時、たくさんの大人に囲まれながら複数のまちづくりプロジェクトに参画していました。
若い人から年配の方まで、本当にたくさんの先輩方と一緒に動きました。
動いている中で、社会の仕組みや組織の構造、人と人の関わり方、上下関係など、人と人がどのようにつながって物事が動いているのかを目の前で学びました。
当然、うまくいくこと、うまくいかないことがあります。
私もリーダーとして動いたプロジェクトがあったのですが、人にどのようにお願いをしたら良いのかも分からず、結局自分一人でどうにかしなければいけないという事態になっていたことも多々ありました。
そんな時にこの本を読み、人との関係値をしっかりと把握して仕事をお願いする、その基本的な部分を学ぶことができました。
それ以降は、自分ができないことはお願いしたり、適材適所で人の強みを活かすようなチームづくりを強く意識しています。
その書籍のタイトルを教えていただけますか?
『人を動かす』 です。
ビジネスパーソンの間ではバイブル的に読まれている世界的な名著です。
実際のケーススタディがたくさん載っていて、当時中学生の自分でも、場面を想像しながらスラスラと読むことができました。
どんな方にオススメでしょうか?
この本は当時中学生だった私でも読むことができたので、学生さんから社会人の方まで幅広くおすすめできます。特に刺さりやすいのは人間関係に悩む人や会社などの組織での上下関係について気になっている人などでしょうか。
人と関わりながら仕事をしている人がほとんどかと思いますので、日常の中であの時どうしたらよかったんだろう、あの人にはどう伝えればいいんだろう、と思った時に手にとってもらえれば良いと思います。
ただし、この本の通りに伝えればいいというわけではなく、場面によってだったり、空気感によってうまく調整していくことが必要です。
事例から学び、自分なりの人間関係構築方法を作っていくことができると思います。
<書籍紹介>
人を動かす
D・カーネギー
創元社
定価:1,650円
発行年月:1999/10/20
頁数:352
ISBN:978-4-422-10051-7
邦訳500万部突破の歴史的ベストセラー。人づきあいの根本原則を実例豊かに説き起こし、時代を超えて読み継がれる不朽の名著。
あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著。人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。深い人間洞察とヒューマニズムを根底に据え、人に好かれて人の心を突き動かすための行動と自己変革を促す感動の書。1936年の初版刊行以来、時代に合わなくなった部分を改良するなど、折々に改訂が施されてきた現行の公式版。
出典:創元社
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