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きっとたどり着ける飛び越えて ここにおいで体中のあざを勲章と思って笑っている

2023年5月8日、新型コロナウイルスがインフルエンザと同じ「5類」に引き下げられました。それにより感染症対策のガイドラインがなくなり、昔のようなライブハウスの光景をよく見るようになりました。
しかしこの3年間でライブの在り方が変わりました。今までライブハウスに行ったことがない人も来るようになり、大人しくゆっくりと見たい人と暴れたい人とが入り混じるようになりました。
結論を先に言いますが、自分はパンク・メロコア育ちなのでモッシュ・ダイブは大歓迎です
基本ライブハウス側もアーティスト側も『モッシュ・ダイブ禁止』です。怪我もするかもしれないですからね。自分もダイブして勢いよく流され『転がし(床に置いてあるモニタースピーカー)』に激突して顎を強打し内出血しアバラも強打し笑うと痛みが出たり、頭から落ちて首が「グキッ!」となったり、顔から落ちて瞼付近を切って流血しました(その後、特典会で推しメンにめっちゃ心配されました)。

自分も最初はダイブ反対派でした。しかしどんなことなのか理解もせずに否定するのは良くないと思いました。まずは自分もやってみてそこから考えよう。
初めてのダイブは広島で昔あった夏フェスSET STOCK(もう15年くらい前か・・・)にて9mm Parabellum Bulletの「Punishment」と言う曲で。当時は「このタイミングでダイブしよう」とか考えてた(今では飛びたいと思ったときに飛んでます)。間奏でモッシュピットの後ろのほうへ行きラスサビで前の人の肩を叩き飛び乗った。体が人の頭を超えた高さまで浮かび見える景色がグワングワンとした。ステージのメンバーが見えたと思ったら後ろの客が見えたり他に転がってる人が見えたりカオスだった。さらにカオスだったのはそのあとだった。この年からダイブ禁止になった(ダイブしたらステージ隣にあるテントにその出演者のライブが終わるまで隔離)のだが、テントの中に入ると先に隔離されてた客が「お!新しいやつが来たな!ようこそ!!」と言わんばかりのハイタッチ。そして次の曲が始まるとテントの中でモッシュが。ほんと愛すべきバカたちだ(褒めてます)。
それからはいろいろなアーティストでダイブするようになりました。激しいバンドではもちろんのこと、アイドルだったり、MIYAVIのライブでもしました(流石にこれは本人も驚いてました)。
これは本当にやったことある人じゃないとわからない感覚だと思います。しかもこの感覚は規制があった3年間でも失うことはありませんでした。自分が久しぶりにダイブすることができたのは2022年11月3日のOn the treat Super Season主催「OSUSHI DYNAMAITE Vol.6」でのAxelightのライブでした。たしかアンドロップガールだったかな?久遠じゅりあのパートでリフトも久しぶりにした。サビでダイブしたが身体は覚えてた。やっぱり楽しかった。

自分はダイブしたら転がるようにしてます。早く転がったほうが下で支えてる人に負担がかからないと思うから。脚はバタバタさせずに上に向けて転がってます。

実は「心が広い方向けのライブ」、通称「ここひろ」って言葉があまり好きではありません。ダイブ・モッシュをしない人は心が狭いってことなのか?違うだろ。なんか差別してるみたいでなんとなく嫌です。(そもそもそんな言葉は必要ないと思います。ライブってそんなものではないだろうし)
「ダイバーキャッチ」って言葉も。キャッチしてもらえなかったらダイブしないのですか?

人の楽しみ方はそれぞれだと思います。ダイブ禁止だからと言ってもやってしまう人がいたとしたら落とさないで前のほうに流してあげてください。自分は誰も怪我なんてしてほしくないのでダイバーが出たら近くに行って前のほうに流してあげるようにしてます。早めに流してあげるのが下にいる人にも迷惑がかからないし怪我もしにくくなるだろうし。ダイバーはセキュリティーに受け取ってもらいましょう。
あ、それで思い出したけど、

強そうなセキュリティーがいるのはデカいライブハウスでやるバンドだったり大きなイベントやフェスでしかそんなセキュリティーはいません。小さいライブハウスやインディーズのバンドはライブハウスのスタッフやバンドのスタッフがダイバーを受け止めてくれます。それに小さいライブハウスはダイバーを下ろさずに押し返します。あとは自分で上手く着地してください。


とりあえず、思いやりが大事です。怪我人が出てしまったらその本人もだけど、アーティストやライブハウス側にも迷惑がかかってしまうので。
怪我する人なんて見たくないです。いい人でも悪い人でも。
自分は絶対ダメな時はしません。

これは一つの考えだと思ってください。いろんな考えの人がいるんだなぁと。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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