今の仕事にときメモをやり込んだ過去が生きているということに気づいた話

ときメモGS4が発売された。

発売されたのは去年の話。発売日に買って、年末年始の休みにやろうと積みゲーにしていた。

わたしがときメモに出会ったのは中学生のとき。GSでもなんでもなく、藤崎詩織が登場する、あれ。
パラ上げ大変だし、すぐ爆弾つくし、魅力が低いとデートで帰られるし😭
「一緒に帰って噂されると恥ずかしいから…」
今でもネタで使うセリフにも出会った。
全然ときめきないやんと思っていたけど、虹野さんがとても好きだった。やり込んだ。

こんなゲームもう絶対やらないと思っていたけれど、懲りずにときメモ2を買ってしまった。ディスク5枚の超大作。グラフィックに感動したのはときメモ2だった。
やっぱりパラ上げ大変だし、光爆弾💣が厄介だし、ライバルに攻略対象寝取られるし、全然ときめきないやんと思っていたけど、八重さんがとても好きだった。やり込んだ。

ときメモ3の記憶はない。思い出そうとすると頭痛が痛くなるので割愛。

ときメモのことなんて忘れていたとき、ときメモGSのゲーム実況に出会った。大学生なので、とにかく時間だけは腐るほどある。ニコニコ動画でゲーム実況をたくさん見ていた。特に、男性実況者が乙女ゲームを実況しているのが好きだった。途中でメスになるのが好きだった。腐るほど時間があると中身まで腐るのだ。

実況を見ていると、そのゲームがほしくなる。中古で手に入れたときメモGS。ときメモ、ときメモ2をやっていた自分としては楽勝やんと思いながらプレイした。しかも声優も豪華だった。今では考えられないような方がたくさん出演されていて、ひえーと思ったのを覚えている。

そんなこんなで、ときメモもときメモGSもすべてプレイし(ときメモ3の記憶はない以下略)アラサーを迎えたわたしのもとに、TwitterでときメモGSの新作の情報が届いたのはいつだったか。
スマホアプリだったらどうしよう?それだけが心配だった。だってコンシューマーゲームは売れないから。。。某乙女ゲームのような、課金島みたいなゲームだったらどうしようと思っていた。コナミの良心を信じるしかなかったので、コンシューマーゲームとして発売されることがわかっときは本当に嬉しく、絶対買うぞ!!と意気込んだものである。(ありがとうコナミ)

ときメモGS4はキャラのことはあまり情報に入れず、つまり、最初から推しを決めずに自分のインスピレーションを信じて、いっくんを攻略した。
最初はあまり何も考えずに、いや考えてはいたけれど、これまでの経験でプレイを進めていた。
いっくんは頭いい系イケメンなので、一流大学に合格するパラが必要なはずだから、学力と芸術、さらにバイトも同じにして、受験がたぶん2月の3週目あたりだからそこまでにパラ上げするなら?という感じである。

そのとき、あれ?と思った。

わたしは、ときメモは恋愛ゲームではなく、究極の作業ゲーと思っている。オーバークックとか、そんな感じ。合格ラインがあって、効率的に進めるためには今何をするかを考えるゲーム。

そういえば、ゲーム以外でこういう風に考えているなあと思った。自分の仕事だった。

わたしはスケジュールや工程を管理する仕事をしている。誰でもできる仕事といえばそうかもしれないけど、どうやらわたしは人よりもその分野が得意に見えるらしい。何をやるかぱぱぱっと因数分解して、今やること、一ヶ月後にやることを導いている。

いやこれ、ときメモやん、と思った。

ときメモは、学力などのパラメータを効率的に上げ、さらに攻略対象とのデートやイベントを重ねることで告白イベントを見るものである。
ときめきたい!と思って男遊びにかまけているとパラメータが上がらず誰からも告白されずに終わるし、かと言って適度に遊ばないと当然ながら恋が芽生えない。
しかも今回のときメモGS4は、真告白、通常告白などエンディングが数パターン用意されている。周回プレイが前提なので、いつ・何をするか、を計画的にしておくのがポイントだ。

まさか中学生のときにときメモに出会いそこからウン十年……今の仕事にときメモをやり込んだ経験が生きているとは思わなかった。ときメモをやっていればできるわけでもないだろうが、明らかにときメモをやるときと同じ思考パターンであることは無視できない。

中学生に出会ったときメモ。こんなめんどくさいしなかなかときめかないゲームなんてもうやらないと思いながらも、ずっとプレイしてきたゲーム。

もしときメモの経験がなかったら、わたしは今の仕事をうまくやれていただろうか?……いや、できてるに決まってるやん、知らんけど。

とにもかくにも、ロードマップの引き方や工程管理を学びたいならとんでもなくよいゲームであることは確かである。ときメモならではのぶっ飛んだ?イベントもとてもおすすめ。

叶うなら、全シリーズがスイッチに移植されればいいのになあと願いながら、今日もときメモGS4でパラ上げをがんばっている。

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