志方あきこさん20thCD『VAGRANCY』 ベストアルバムだからこそできる、発売前の感想

私の大好きな歌手・志方あきこさんの活動20周年記念アルバム『VAGRANCY』が
年明け、2023年1月7日に発売されます🙌💐🌿㊗

この新譜発表というビッグニュース、初めて目にした瞬間から感情やばいです。あまりに大きすぎる出来事で。

音楽って、「誰かと演奏する楽しさ」と「純粋に音に心奪われる瞬間」の2つ、楽しみ方があると思っています。私にとって、音楽(“音”の良さのほう)を教えて下さったのが志方さんでした。
本当に、彼女の創る楽曲が大好きです。。。

こんな大きな記念だし、発売前だけど感想を書きたいな、と思ったらツイートじゃ全然足りず
こっちで字数制限なく、思いの丈をつらつら書きます❕

(正直、各楽曲への感想が一番書いてまとめたかったことなので、そこまで読み飛ばしてくれてもよいです❕)(前書き長すぎた~)


志方さんの「ベストアルバム」

まず、なんとこの新譜、 - ̗̀ ベストアルバム  ̖́です。

これまでの志方さんのアルバムは、1つ1つに対して個別に、深すぎる世界観を練られ構築されてきました。 その世界の中で語られる歴史・神話、人々が使う言語・文字から、生活の様子まで、ただ1つのアルバムのために“創作”してしまわれる。。

多種多様なアルバムは個々にコンセプト色が強く、そんな別々の世界観から数曲ずつ引き抜いて構成する、彼女の「ベストアルバム」………
志方さんご自身もFANBOXでそのことに触れられておりました。▼

また、元々、アルバム毎のコンセプトを大事に表現したい事もあって、今までベストアルバムを作る必要性をあまり感じずにいました。

ですが。20年って…やはり、なかなかの重みがありますよね。
生まれたばかりの赤ちゃんも立派な大人になっている年月です…!

「20周年に寄せて」一部抜粋(志方あきこさんFANBOXより)

(ちょっと脱線しますが、初プレスCD「緑の森で眠ル鳥」の2002年3月5日時点で私は1歳、今ちょうど21歳……!これはもう運命だと思ってる(ずっとこの話をしてる気がする))

本題戻って
この引用からしても、志方さんって、ご自身の創った作品に対して、最初からほぼ全てのイメージが固まっていて、表現したいことの方針がめちゃめちゃ明確なのかもと思いました(おたくの憶測)。
憶測は憶測としても、毎回アルバムの懲り方にはとてつもないこだわりを感じます(そんなところが好き🫶)。

志方さんの大切にしたいこと(アルバムの世界観)が、ベストアルバムにまで効いてくるとは……と思ったのはこの話。
ファン投票で決まった『迷夢』のリメイクにあたっても、
どうすれば志方さんの抱くイメージをそのまま伝えることができ、どうしたら新旧ともに受け入れられる曲になるだろう?と
沢山思うことを書いておられます。。▼

凄く凄く考えてらっしゃるんだなって。
ベストアルバムでさえ、1曲1曲の世界観を大切にしようとして。
一方で、今作アルバムを全体的に見たときの統一感も意識していて。

ベストアルバムって、これまでの自信作をただそのまま並べるものじゃない。。
楽曲が多国籍すぎる志方さんだからこそ難しい選曲や、曲順の工夫、音の調整。
FANBOXの「ベストアルバムへの道」を読むたび、大変ながらも、その全てを大事に検討されてたことが、伝わってきます………


トラックリスト公開で泣く

そんな感慨に浸っていたので、この公開されたベストアルバムの曲目を見て、余計にジン…ときてしまいました。

すき!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてまとまり感………………1曲目に幕開け、2曲目に穏やか、3曲目に壮大……と曲順に表情があって、尚且つ各アルバムの美味しいとこ取りすぎる………

【多重録音編】と【バラエティ編】で分けてらっしゃるのも天才……だからこんなにまとまりが良く、かつ多岐にわたる曲風を一括して紹介できる仕組み。
これまで私たちは、「志方さんでおすすめのアルバムありますか?」という質問に、断腸の思いで「…Harmonia素晴らしいですよ……」「……RAKAも、大変良いぞ…」「Turaidaという神盤がありまして……」「…緑の森で眠ル鳥」「造語シリーズや和風シリーズも…」etc. と答えてきましたけど。
これなら初めて志方さんのCDを買う方の、スターターキットの1枚としても成り立ちそう……!なんて思いました。
ここから入って、好きな曲を見つけたならば!そこから元のアルバムを辿ってみてほしいな、、世界が、広がるから、、

もちろんファンの心も確実に捉えてらっしゃる。
志方さんらしい多重に次ぐ多重はその良さを語りだせばキリがなくなるし、
えっっっこれも志方さんの楽曲なの?!という曲に脇から突かれることも多々ある、そんな志方ファンの皆様……(!)
私が語るまでもないですよね。
選り取り見取りです。
後ほど私なりに❦愛❦を伝えたい曲をちょちょと感想書きます。

それで、マークついてるとこのリミックスって何……!?(音楽用語無知)
あまり分かってないけど、リミックスとリメイクは違うよね。
迷夢のリメイクは完全新規録音で材料から変わるけど、リミックスは録音の料理の仕方、味付けを変えるって感じかな。
リミックスだって“新曲”と等しくない……!?新たな境地……をお聴かせくださるってことでしょ……!!?

トラックリストのツイートの、画像まで天才ですね。デザイン素敵……
そもそも今回のアルバム表紙も、メモリアルブック「Anniversary Catalogue」も、今公式Twitterでやってる発売日までのカウントダウン画像からなにからなにまで、画像・お写真が良すぎる__
特製2023年A5卓上カレンダーに、縁ある絵師さんからの新規絵もいただくじゃないですか。美しさ・儚さ・かっこよさを音以外でも届けてくださるんですよ。志方さんワールドは___

うぅ……メモリアルブックの内容もめっっっっっちゃめちゃに楽しみです。
志方さんのアルバムについてくる冊子大好き人間なので。。
世界観の小説や漫画解説だったり、使われた楽器や演奏家さんへの志方さんからのメッセージ、そして志方さんが曲を創る時に考えていること。
noAno冊子とか、謳う丘 ~Ar=ciel Ar=dor~のとか、全部宝物です………………




事前情報でもう言いたいこといっぱいあるんですが、ただ音は 音だけは届くまでのお楽しみ……………………

それでも、これはベストアルバムのいいところで、やはり一度は世に出た曲なので現段階でも感想が抱けるという………
最後に抜粋して、ベストアルバムの曲に対し思うことなどを添えて終わります。

やっぱりレポート級の長さになっちゃったな。


※書き手は2014年頃から志方さんを追いかけ始めたので、少し書く曲が最近寄りです。すみません……
※とか言いながらそれ以前の曲も書きますが…


↓↓↓楽曲への感想語り↓↓↓

できるだけ音源を聴ける公式のメディアを一緒に載せていますので、聴きに行ってみてほしいです……!

【多重録音編】

01. Istoria

初手でこの曲~~~~~!!!🌿幕開けに相応しい、世界のすべてが目を覚ますような冒頭の荘厳さ、朝日が昇るようなサビの駆け上がり方、風の疾走感を感じさせる笛の音。
この曲、どこで切りとっても笛が鳴り続けていて、とっても笛に愛の溢れる曲です……好き…(自分が笛吹きだからどうしてもそこを見る)
これをリミックス、どうなるのか。


02. あなたがわたしをつくる

うっっっっっ(尊)
初期報道(FANBOX&ツイート)より、アルバム「noAno」からは『奇跡は死んだ』の一曲がいらっしゃると思っていたので
noAnoという少女の、芯の雰囲気を持った曲も入ってくれて
なんか良かったかも~~~~~~と思っています。
今回入ってないですが、楽曲の方の『noAno』もこの曲とどこか同じ雰囲気を感じ、大変良いです………!
(造語歌詞のため何と言っているのかは分かりませんが!)
(1mmも和訳分からないのになんでこんなに儚さが伝わってくるんだ!)
ぜひどうにかして聴いてください。

志方さんに“儚さ”を語らせたら右に出る者はいない………………
(『Ⅶ』、『レプリカーレ』………💭)


03. 夢神楽

アルバム「あやし」の1曲目に童謡、続く2番目の曲として出された代表曲でしたね。
初めて聴くときブックレットを開きながらストリングスの豪華さに目を見開いた曲です。
これもリミックスですか!?!!?!
あの本数の🎻で弾いていたというのに、これ以上どうしちゃうって言うんですか………(綻び)


🌬️


09. 螺旋の涙

『螺旋の涙』ぁぁああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
caTraで一番好きです本当にありがとうございます!!!!!!!!!!!
な、泣きそう、、、、、、、、、、この曲まじで言語化できない
がんばれ
音楽的な緩急がすごく美しいんですよね、この曲、ほぼ独唱の静かな場所と、声を張るところとの差別化。オルガンの迫るような音かと思えば、ギターソロ。
旋律の物凄さに、飲み込まれてしまう感じ………になるんですよ………………………………ほんとです…………聴いて………………


10. 鉄と砂礫と神ノ庭

noAno多い?と思いました嬉しいです⚙️⚙️⚙️
同時に、全体的に割と最近の曲多め?と思いましたが、をかしは2015年だったし、Istoriaは2012年なんですね………
この曲も笛が美しいのよ!!!!!
noAnoの公式PVにも使われておりました。

鐘の音が引き立ち、遠く滅びた古代文明が終焉を思わせる。
でも“予定調和”に気付かずに、世界はただ無邪気に輝ける。けして絶望ではない。
この曲って「楽観的虚無主義」を表してるなって思ってる。とっても好きな考え方です。
締めの曲として上手すぎる選択でした……!泣泣泣


【バラエティ編】

01. をかし

ちょうど私が志方さんを知った頃に発表されたアルバムの、同名曲でした。
志方さんの存在を知りたての頃は『ライラニア』や『星詠~ホシヨミ~』、『謳う丘 ~EXEC_HARVESTASYA/.~』などを聴いていたので、これまたガラッと違う文化圏に……?!どうなってるの………!!?となった記憶
だから【バラエティ編】なんだね~!と納得のはじまり!!!


02. 月夜にモラトリアム

MAJIDESUKI………
これぞ “えっこれが、あの志方あきこさん……???” という楽曲。
ほんとにこれ褒めてるんですけど、「かなり気持ち悪いイケメンお兄さんが、やわな女の子に愛を伝えたがりな曲」です、そしてその表現が逸品すぎてもうほんとに好き。
志方さんが創る中で🎷を使う楽曲、これだけなのでは説ある。おっしゃれ………
イメージとしては、ミカグラ学園組曲のシグレ→かなりしおらしいエルナ、が大正時代を舞台に猛アピール受けてる、みたいな関係です。
(ミカグラが分かる人にしか伝わらない表現)


🌬️


04. 迷夢 - Remake ver. -

ああ、………………………………… これですよ。
旧版の視聴ページを載せたので、ぜひ飛んで聴いてみてください。………活動初期でこの完成度………………

今回の“20周年”を定義した「緑の森で眠ル鳥」。
自主制作で手焼きされた初盤発行は2001年、私の生まれた年です。
『迷夢』はもちろん、『NOTTE』とか、声色はどこか少女で、しかし
この時から今まで変わらない雰囲気があって、素敵なんですよね。

これを“リメイク”。料理の材料を変え、けれども曲に対する構想は当時から確固として変わらない志方さんの、どんな歌と、音と、表現が出されるのか。。
え、それをあと1週間で聴けちゃうんだな。。。


🌬️


08. Erato - エラト -

なんかFFさんやワード検索した時にファンの方が
これ入ってることに歓喜・言及しててかなり気になってる!!!
にわかでごめんなさい!!!!!!!!!!
絶対注目しときます
アルバムとしては「Istoria~Musa~」なのね。2007年……公式サイトのクロスフェードの時点で“神”。
私へ✎まじでKalliopeと併せてIstoriaシリーズは絶対に名盤だから必ず手に入れよう………???


09. 薄氷の花

これもね。。
今年の夏に志方さんの企画された「おもひで堂」が過去作品の買えるお祭りだったんだけど(もう終了したと思う)▼ →(続き)

→(続き) 私、実は花帰葬関連の円盤はモスクワ交響楽団との大規模オケアレンジCDしか持っていなかったので(これも超おすすめ…)▼ →(続き)

→(続き) 折角だし「おもひで堂」では花帰葬のサウンドトラック全集セットを選びまして。

そこから気になって、今ゲーム花帰葬の履修を進めてます。元々いけおじ好きになりがちですが、FFさんの影響も少しばかりあって黒鷹さん好き。白梟さまはまだ畏怖のシーンしかご対面してなくて、でも魅力がヤバい。。年末年始でさらに読み進めます……!!!


10. 廃墟と楽園

すっっっごい初期の曲で締めるの、素敵すぎだな………!!!!!!!!と思いました。理由なく泣きそう。これも視聴ついてるHPだから聴いてください。。
だって、20周年の記念ベストで、2003年の曲で幕を下ろすんだ。なんか。。初志貫徹。原点回帰。。【多重録音編】のラストと同じく、朽ちるものが終焉を思わせる。でも“楽園”の名の通り、ただの虚無ではなくて、目指す光がある。

「咲きほこれ」で終わる歌詞に見送られて、このアルバムを閉じる想像をして、発売前の長文お気持ち表明とします。。




ありがとうございます #VAGRANCY20th ………

最後に、ここまで書いてて
このnoteは志方さんを知らない方向けのやつなのか?志方さんファンにも向けてるのか?私のただの感想備忘録では?
みたいな、趣旨の曖昧な記事になってしまいました。
初めてこんなに文章書いてみたので、日本語が変とか、PCで書いたのでスマホだと読みづらいとかとか、あるかも…
あくまで私の日記ってことで大目に見てください。🙏

ありがとうございました!
来たる1月7日はTLでお祭りしましょう!! #VAGRANCY20th

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