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中之条ビエンナーレ2021鑑賞記[13]

2021.10.15-2021.11.14。群馬県の中之条で開催されるアートイベントを鑑賞してきた記録。

嘉 春佳「窓のそと、箪笥のなか」

展示会場:やませ No:70

「やませ」は重要文化財に指定されている神保家の家屋のこと。家具等もまとめて保全されている。そんな家具にはそこに仕舞われているモノとか、使う人の名前とか、生活の痕跡が残る。

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囲炉裏の上にひとつ。パッチワークの中にある刺繍の流れとか、囲炉裏に伸びる糸の意味とか。

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生活の痕跡に、中之条の人々から集めた古着を使ったインスタレーションが重なっていく。

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今回の作品に使われている古着は、前回(2019年)に集めたもの。その当時の作品だけで終わらせずに、素材を継続して使っている。──それは、着ていた人の過ごした時間、記憶を辿り、再構成することで、記憶から形に変化させるという試みということかなぁと、編み込まれ裾に広がる古着を眺めながら思うのであった。

窓辺や棚の中にも古着を使って制作されたものと思われる作品がちょこちょこ並んでいた(撮った写真に大きく映り込みがあったので割愛、、、orz)

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公式サイトで公開されている動画がとても良いので是非ご鑑賞ください。



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