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中之条ビエンナーレ2021鑑賞記[04]

2021.10.15-2021.11.14。群馬県の中之条で開催されるアートイベントを鑑賞してきた記録。

菅原 久誠「時間と空間に関する2,3の考察」

展示会場:イサマムラ(旧伊参小学校) No:41

中之条で行われているプロジェクトの中に「NR」ってのがある。中之条アーティスト・イン・レジデンスの略。2019年に計画され、2020年に実施された。招聘された研究者やアーティストが自分のテーマだけでなく、中之条町の文化とか歴史とか、自然とか人々についてリサーチし制作していくという活動だ。

私はダムがキッカケで中之条町を訪れて、その後ビエンナーレを知って更に通いこむことになったのだが、その中で、中之条町の自然や文化、歴史といったところにも興味を持つようになった。とはいえ、なかなか学ぶ機会も無く、ミュゼで溢れんばかりの収蔵物見て唸ったりする程度なんだけども。

合わせて群馬のお気に入りの場所のひとつに「群馬県立自然史博物館」という施設がありまして。自然史っていうのは、ざっくり言うと地球の歴史を学ぶ学問なんだけど、群馬県の自然を軸に自然史を学べる施設、というわけだ。ここが凄く内容充実している博物館で、東京からわざわざ足伸ばして行きたくなる場所の一つなんだよね。

そこの研究者と中之条のアーティストがコラボしたプロジェクトがNR。地域を絡めたアートが展開されている。

……前置きが長い。いや長ったらしく書いてる割に全然説明できてないw

そのNR展示で気になっていたのが、この菅原さんの石たちである。

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って石を見る前に目に入ったのが

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やだー地層剥ぎ取ってはるー!!!(きゃーw

中之条町らへんって、約40万年くらい前は巨大な湖だったらしいんですよ。そういうコトも、中之条町の土地をコツコツ調査していくことで土地から色んなヒントが顔を出してくれて、推理・検証が進んで行くわけです。地層はその歴史を調べる際にたくさんの情報を示してくれるんですよねぇ。

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色んな石がオサレに展示してあった。まだ地層については興味持ち出したばっかりなので、全くもって知らない世界なんだけど、これ、ただ置いておくだけでなくガッツリ解説伺いながら勉強したいなーて思ってしまう。

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地域の歴史を紐解く際にとっても役立つのが町誌って言う分厚い本で、私もダムのできた経緯とか発電所の歴史とか調べる際にちょいちょい手を伸ばす重要な資料の一つなんだけども、ほほぅ地層調べるだけでなく、町誌とかで歴史として残っている記述とかも参考にするのかなー?

なんというか、可能であれば、リサーチについて、私のアホな質問に付き合って貰いたいな……っていうのはBBAのパワハラにしかならないのだけど、でも機会が得られるならお話聞いてみたい。とりあえずは引き続き自分でも少しずつ勉強していきたいなーと思ってます。・・・って全く展示の説明になってないなこの記事www

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公式サイトで公開されている動画がとても良いので是非ご鑑賞ください。


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