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鑑賞記023 「さいたま国際芸術祭2020」 ~メインサイト~

もうほんと、もっと早くご紹介したかった、さいたま国際芸術祭2020!なかなか都合が合わせられず、会期ギリギリの11/14にやっとこ鑑賞に参りました。

会場は旧大宮区役所がメインサイト、アネックスサイトとして旧大宮図書館、その他にもスプラッシュサイトとして鉄道博物館や宇宙劇場など数カ所で沢山のアート作品が展示されています。
駆け足気味な上に、家族同伴だったため、充分な鑑賞とはいけてないんですが、印象に残った作品をご紹介したいなと思います。

噂の壁画

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噂の巨大壁画にまずスゲーって見入ってから現地入り。

ミヤケマイ「胡蝶の夢」

案内に従って3階から鑑賞開始。いきなり遭遇したのはミヤケマイさんのお互いの話を聴いていない女性二人の会話の風景から。撮影禁止作品だったので絵はありません。そこからがすごかった。

ある工夫をすると鑑賞できる掛け軸(写真は撮れたのですが、種明かしになってしまうので割愛)やら、

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どこもかしこもブラインドだらけの作品やら、

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試料が一つづつ置かれてる教室やら。

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見せ方も面白く、一つ一つ、ほぅ、、、となりながら鑑賞しました。

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胡蝶の夢と題されたインスタレーション作品群。胡蝶の夢といえば、夢の中の自分が現実か現実の方が夢なのか、といった説話として有名なもの。

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これは序盤に鑑賞して自分の中でじっくり消化しないといけない作品だったーと今まさに反芻しながら思っている。

高木正勝/OleO/高田政義「マージナリア・モジュール」

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今回の鑑賞ですごく気に入った作品。

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音と光と、布?との競演。床に置かれた大きなクッションに身を委ね、五感を空間に委ねると何とも心地よい時間が得られた。一緒に転がってた娘があまりに気に入って「もうここから出たくない」と言い出し引きずり出すのに一苦労するなど(笑)。

クラウス・ダオヴェン「植物」

今回の展示で、事前にみたいなーと思っていた作品。

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風雨に晒されて汚れが蓄積されたところを除去することで描画するという技法で世界各地で作品を展開するアーティスト。なぜ着目していたかというと、大胆にもダム堤体に描画されていたことがあったからだ。

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2008年に、桐生川ダムに巨大な花の絵を描いた人。これを知ったのは2012年で、その頃には既に新たな汚れで花は見えなくなってしまっていたのだが、また日本のダムに大きな作品を描いてほしいなぁなんて思いながら、今回の作品を鑑賞した。

平川恒太「太陽の民-ホワイトアウト」

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今回の芸術祭のテーマである「花」である向日葵をモチーフにした作品群。大きなカンバスに描かれた向日葵畑。そこにいる人の顔も向日葵になっていた。旧大宮区役所が建設された1966年から2020年に、何がケイショウされているのかを考えさせられる作品たち。

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スモーク噴霧によるホワイトアウトから明けてきつつある役所カウンターを鑑賞w

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みんな大好き顔ハメパネル的作品もあったのですが、裏に入ることはできなかったのが残念…w



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