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フェイカー展2021 参戦記(1)

群馬県前橋市にあるギャラリー アートスープ さんで、フェイカー展という企画が開催された。下は主催のツイート。

エイプリルフール企画で、ざっくり言うとウソ作家になりきって作品を出品する展覧会。素性がバレたらアウトだ。既にアーティスト活動している人は普段の技術を封印して、違うジャンルで出品しないといけない。

実は今回3回目で、過去の開催時に鑑賞してすごいなー面白いなーと思ってた・・・ら

町田さんも出してみなよー!
全部ウソなんだから、失敗なんてないからさー!

と、お声がけ頂いて。めちゃくちゃ軽い気持ちで「よーし参加するーw」と手を挙げてしまったwww

出展エントリーしたのは昨年の11月下旬。作品の展示は3月末から。4ヶ月もあるから何か出来るだろーアハハハハハ♪ といった本当に軽い気持ちで企画スタート。

エントリーしたけどさぁ。絵はかっこいいもの描けるわけがないし、普段から集中力トレーニングを兼ねて描いてる、精密画になりそこねたドローイングは普段から公開してるから使えない。もちろんダムネタも封印だ。

暫く考えて出た結論。

なんか前衛的なアートに見えるような
立体物作ったらいいんじゃね?

──はい、アートなめてかかりすぎですね町田さん。

素材探し

とりま粘土こねてみるかなーと思って、そこから粘土について調べ始めた。何らかの立体物を作ったところで、それをどこで焼くんだよ?窯貸してくれるようなとこあるの?とか思いながら調べていたら「オーブン粘土」なるものの存在を知った。窯が無くても、ご家庭のオーブンで焼くことができる粘土らしい。しかしこのオーブン粘土も色々あることが分かって、何を調達したらええのんや、、、と頭抱えることにw

頭抱えた結果、何を作るかというビジョンが全く出来上がって居ないにもかかわらず、陶土を扱う本職の人に「オーブン粘土のオススメあったら教えてくださーい☆」と不躾な問い合わせを投げつける暴挙をやらかす。ものすごく曖昧な内容にも関わらず、丁寧に陶土の種類や作るものによっての向き不向きがあること、実際に触ってみないとフィットするかは個人差がある・・・といったことを教えていただき(感謝)、陶土探しを始めることとなった。

オーブン粘土を調べるとよく出てくる「ヤコ」さんとこにはいろんなタイプの陶土と初心者向けに道具を一式セットにしてくれている商品があったので、まずソレを発注。(安直)

これだけで何となく陶芸出来る環境作った気になりつつ、アート関係のお買い物といえば世界堂さんですよね~!と世界堂さんに飛び込んでいくつか陶土を仕入れてくるなどした。

色々こねてみたりした結果、自分にはヤコさんとこの陶土が扱いやすく感じたので、素材はヤコさんのオーブン粘土に決定。

とりあえず作ってみた

材料揃ったら、とりあえず何か作ってみたいよねー!と道具広げてコネコネ開始。

繰り返すが、この時点で何を作るか決まっていない。完全に粘土遊びである。

丸めたり引き伸ばしたり繰り返した結果出来たのがコレ。

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横で見ていた娘に「なにこれ(真顔)」と言われながら、うん、なんだろうね、得体のしれないものを作ってみた。うん。とか言う母。

とりあえず焼いて見たかったんですよ。焼いたらどうなんのかなーって。説明には1週間も乾かせば焼いていいとのことだったが、2週間ぐらい乾かして、いざ焼成。

我が家のオーブンレンジ、もう10年以上使ってますけど、電子レンジとして使うか、食パンをトーストする位しか使ってなかった。ここにきて初めてオーブン機能を使うことに。オーブンでクッキーを焼くわけでもなく、ケーキを焼くわけでもなく、陶土を焼くのが初めてのオーブンw

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170度に設定したオーブンで40分ぐらい焼いてみた結果・・・

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バックリ割れてたwww

厚みがあるのに中を空洞にしてなかったのが敗因なんだが、いずれにせよ大きなモノを作るのは割れるリスクが高そうだなということだけは理解してお遊び終了。

ここにきて、やっと真面目に作るものを考えるようになったのであった。

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フェイカー展は2022年も実施決定!ウソ作家になって参加してみたいなー?と興味を持たれた方は、是非チェックしてみてください♪


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