見出し画像

フェイカー展2021 参戦記(2)

何かコネコネして出品しよう、とまでは決まったが、さて何をコネコネしたらいいものか。

ひねり出しで作ろう

何が作れるかなぁ、、、と初心者キットに同梱されていたガイドブックに載っていた人形の作例などを参考に適当に粘土をこねくりまわすこと1週間。

画像1

まず、ヘラが使えない。ヘラとして機能していない使い方になっている。細部の造形の際にヘラを使って作り込んだらいいんだろうけど、思ったようにヘラが結果を連れてきてくれない。むきゃー!ってなって何度かヘラ投げそうになるなどして、こりゃアカン、道具は最低限しか使わなくていい方法を考えねば、、、となる。

人形など作る際、パーツを作って張り合わせて行く手法を知るも、私の大雑把な処理だと接着甘くて剥がれ落ちたりしそうだな、と不安になる。

結果、パーツを張り合わせて行くのではなくて、粘土の塊からパーツとなる部分をひねり出していく手法で行けば全部繋がってるよね、ということで、ひねり出しながら整形していく手法にすることにした。

とりあえず複雑な造形は無理だから、できるだけシンプルな造形で。それでいて、なんとなく「らしく」仕上げられないとな・・・と思ったこの時点で1月。乾かして焼く時間を考えると、実質造形してられる時間は2ヶ月を切っていた。

いい加減設定を決めろ

後2ヶ月で出品者としての設定を定めないとまずいぞ・・・と粘土弄りながら焦りだす。

陶の作品を出すんだから、とりあえず陶芸家、だよね。んで、その道のプロみたいなフリをするとして、、、その界隈で活発に活動していて、いろんな展覧会で賞を取ってるような人じゃなくて、そういう活動に嫌気がさして隠居してるようなのがいいかな~とかおぼろげに思うなど。

うん、、、そうだな。都会の喧騒から逃れたくて山奥に引っ込んだ人にしよう。で、山奥で生活している中で見かける動物をモデルに制作している陶芸家、みたいな感じでいくかな。

といった感じでキャラ設定はしたものの、名前が決められずにいた。

動物を作ろう

さて、いい加減作るもののイメージを固めないと時間がない。隠居している山で見かけた動物を作っていくことにしよう、と思ったが、リスとかウサギとか作ってみても、なかなかイメージした動物の形に粘土が化けてくれない。やっぱ素人がいきなり造形なんて無理なんだよ~orz とか幾度となく挫折しかける。

アレもダメ、コレもダメ、を繰り返してたら、何となく猫っぽいものが作れるようになった。これは行けるんじゃなかろうか、と思ってから、改めて猫の体格をチェック。近所の野良猫と遭遇したらそこから10分20分座り込んで動きを観察w

観察活動の効果が出てきたのか、徐々に「これなら動物って思ってもらえるんじゃない?」という形に変化してきた。

・・・これなら間に合うかもしれない。

■■■

フェイカー展は2022年も実施決定!ウソ作家になって参加してみたいなー?と興味を持たれた方は、是非チェックしてみてください♪


サポートをお願いします!頂いたサポートで、テトぐるみ(1284円(税抜)/1個)を買っていきます。目指せテトぐるみ100個!!