見出し画像

鑑賞記004「グロリア」

劇団ワンツーワークスさんの「グロリア」が2/27~3/8、赤坂レッドシアターにて上演中です。ワンツワークスさんでは3年ぶりとなる翻訳劇。このところの社会情勢に伴う中止・延期の流れの中、無事上演されていてホッとしています。

毎度、古城先生の取り扱うテーマの深さや重さに鑑賞後暫く唸り続けることが多いのですが…今回もスタートから怒涛の台詞の洪水。情報量の多さに何度もクラクラしながら必死に追い掛けていってました。追い掛けるのに必死過ぎて笑いどころで笑えない位に。(単に私の能力の低さが露呈するだけですが)

大きな事件に遭遇する人達。立ち位置は違えどもそれぞれに大きな心の傷を持つことになる。それを乗り越えようとする葛藤、野心とのせめぎ合い。人のココロのドロドロした部分とか、色々とちょっと立ち止まって考えたくなるところが現れるんだけど、展開が次から次へと押し寄せてくるので立ち止まることが許されないw

それぞれの人生で、みんな当事者で、みんな大きなショックを受けていて、みんな主人公なんですよね。ほんと、毎度の事ながら考えさせられます。

■■■

鑑賞日は、上演後にアフターイベントとして、古城先生による公開駄目出し大会がありました。初見で鑑賞している中で、おや?と引っかかるところはあったものの流れが止まるような事ではないので流せてましたが、出るわ出るわ古城先生の駄目出しポイントの数々。スタッフさんにタイムキーパーさせておかないと延々と続いちゃうという駄目出し、今回も「お時間です!」で打ち切られても言い足りない先生に思わず笑ってしまいました。

各地でイベント等が中止延期となっている中、実行出来るというのは関係者のいつも以上の努力と観客の協力で成り立っていると思います。どちら様も無理の無い範囲で、出来ることはやっていきたいですね。


サポートをお願いします!頂いたサポートで、テトぐるみ(1284円(税抜)/1個)を買っていきます。目指せテトぐるみ100個!!