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中之条ビエンナーレ2021鑑賞記[16]

2021.10.15-2021.11.14。群馬県の中之条で開催されるアートイベントを鑑賞してきた記録。

小林 正樹「黒金巡る旅」

展示会場:六合・赤岩公民館 No:122

六合には昔、群馬鉄山と呼ばれる鉱山があった。結構大規模な鉱床だったそうで、露天掘りでの採掘が1965年ごろまで行われていたという。鉱山跡は現在チャツボミゴケ公園として残っている。チャツボミゴケって酸性水でも生きられる苔で、鉱山跡を埋めていくかのごとく繁殖しているエリアだ。なかなかタイミングが合わず現地まで行けてないんだよなー。行かねば(真顔

さて入り口には、「穴地獄」という作品。群馬鉄山で露天掘りしてた穴が「穴地獄」と呼ばれていたらしい。それをイメージした作品。

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その穴に落ちた動物は自力で脱出することが出来なかったらしい。それで穴地獄。こちらの穴には花札がザクザク刺さっていた。・・・そう、鹿や猪が穴にはまっていた。

そして靴脱いで奥へ入ると・・・

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暗闇に浮かび上がる群馬鉱山。掘り出した鉱石がクレーン伝って運ばれていく、在りし日の姿を想起させる。

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静寂の中、じ~~~~というモーター?の音と共に吊り下げられた釘が移動していく様は、いつまでも見ていられるw

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穴地獄。釘の竜巻。光と影。そこを通過していく釘。

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ライティングがまた良くて。何処から眺めてもそれぞれ光と影が見せる表情があって、何度もぐるぐる回って鑑賞してしまった。

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公式サイトで公開されている動画がとても良いので是非ご鑑賞ください。


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