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クリスタルとのはじめての対話

 自然界を深く見ていくと人間界の縮図が見えてくると感じる事があります。先日私は素晴らしいクリスタルたちに出逢う機会がありました。そこで感じたことから得られた考察を今日はまとめてみました。

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 近年パワーストーンなどが流行ってその効果やパワーといった部分に注目が置かれているけれど、私は今までそこにそれほど惹かれる事なく、鉱物たちは少し距離のあるものたちでした。でも先日の出逢いは、私が初めて鉱物たちを「存在」なのだと認識できた出逢いでした。

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 ご縁あってアートヒーリングを実践されているCentre of Distant Theatre(www.toshimitsukokido.com)に訪問させて頂きました。Centreには世界各地から集められた様々な大きさや色かたちのクリスタルたちが整然と沢山並べられ、石たちのテンプル(お寺)のような空間がつくられていました。そこは密集した住宅街とは思えない、森の中にいるようなとてもクリアで静寂なエネルギーが感じられる場所でした。

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 最初はただ圧倒されていただけだったのですが、ゆっくりそこで石たちを眺めさせてもらい、小木戸さんのお話を伺いながら、ふとこの様々な大きさの石たちがそれぞれどれだけの歳月をかけてこの姿になったのかということに想いが至りました。

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 この小さなクリスタルクラスターの傍にその何十倍もの大きさのクリスタルが置かれていました。この小さなクラスターの一つひとつのクリスタルがこんなに大きなクリスタルにも成長しうるのか?どれだけの時間をかけてこの大きなクリスタルは成長してきたのだろう?と考えたら、石たちの途方もなく長い成長の時間軸や刻まれてきた古くからの記憶が感じられ、クリスタルたちの世界に魅了されれてしまいました。

 クリスタルたちはなんと語りかけてくるだろう?と心を研ぎ澄ませてみましたが、クリスタルたちはまだ多くを語りはしませんでした。でも「もっと深く覗いてごらん」という感覚だけは受け取りました。写真ではわかりずらいかもしれないけれど、あるクリスタルの外側には成長の過程で刻まれた石の年輪や覗き込むと内側に更に刻まれた変化の過程があり、物凄い奥深さを感じました。

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 クリスタルについて全く無知だった私は、その晩クリスタルについて少し調べてみました。そもそもクリスタルは石英というグループに属する石で、石英は酸素とケイ素が結びついてできた二酸化ケイ素を主成分とする鉱物で、酸素・ケイ素は地球の表層部で一番目、二番目に多い元素なのだそうです。中でも不純物のない無色透明なものが水晶、他の不純物と混ざり色のついたものが紫・黄・ローズ・煙などの色つき水晶と呼ばれるもの。

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 石英の生成の過程はサイトによって多少違いがあるようですが、この二酸化ケイ素が地中深くの熱によって溶かされ、それが冷えることによって結晶化して生まれた鉱物がクリスタルで、早く冷えると結晶は小さくなり、ゆっくり時間をかけて冷えると大きな結晶になるそうです。一般的には1ミリの水晶が成長するのに100年かかるといわれ、10センチの長さの結晶なら1万年かかることになると書かれていました。(次の写真は小木戸さんが長野で採掘された石についた無数の小さなクリスタル。)

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 実際には成長する時間には温度や鉱物の量によっても様々で、更には育った時間が1万年であっても、その後の成長がとまったまま何百万年、何千万年その姿で地中に眠っていた可能性もあるそうで、それらが地表の比較的浅いところまで出てくるのには更にとてつもない時間が経過しているのだろうと推測されます。(こちらも日本で採掘されたもの。外側は岩のような表面ですが、割った岩のなかには水晶の結晶ができています。)

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 こうして調べてみると、この石たちは、どれだけの時を経て私たちの前に姿を現してくれたのだろう?その石たちから私たちは何を感じられるだろう?

 私はまだその奥深い鉱物の世界の入口に立ったに過ぎませんが、森や森の木々が私たちに教えてくれることがあるように、鉱物たちも、私たちがそれを知ろうと心を開けば、何か大切なことを教えてくれることがあるように思えました。そして調べてみるうちに私にはこのクリスタルたちの世界が人間の魂の世界の縮図のようにも見えてきました。

 ここからは私の勝手な想像の世界に入りますが、人間の魂をクリスタルに置き替えてみたらこんな考察が湧いてきました。

 全ての魂は内なる光を持っていて、この世界には様々な成長の過程の魂たちが共存している。私たちそれぞれの魂がいつ生まれてどれだけの時を経て今世を生きているのかは、誰にもわからない。大きく成長する過程の魂もあれば、ゆっくり成長している魂もあって、成長の過程やペースは皆それぞれ。魂の年齢も皆それぞれ。でもどんな人の魂もみんな平等に誕生から成長の過程を歩んでいて、皆に大きく成長する機会がある。

 今世だけで物質世界的に見ると、生まれによってスタート地点が違って不平等に見えることがあっても、魂レベルでは皆平等に同じスタートラインから生まれてきているのではないだろうか?それぞれの魂の成長の過程で、次の成長に必要な今世の肉体や精神や環境が与えられているというだけで。

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 皆それぞれの輝きをもってこの星で成長するために今ここを共に歩んでいる。だからみんな違っていいし、ものごとの理解や受けとめ方に相違があってあたりまえ。私たちに与えられた魂の成長の機会を最大限に活かして、この地球でもっともっと自分を磨くことにみんなが専念出来たら、きっと私たちはもっと共に美しく輝ける。

 クリスタルとの対話を通して、私にはそんな事が聞こえてきた氣がしました。またクリスタルたちに会いに行ってみたいです。

新たなご縁と出逢いに心から感謝いたします。







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