もう時効だと思うので…

今やデジタルかつサーバー管理により、映画館の映写室は無人が当たり前。
ですが10年と少し前までは、映画はフィルムが主流でした。
そのフィルム全盛期時代に、とあるシネコンの映写室で映写スタッフとして働いておりました。
当時は箝口令が敷かれたりと機密事項もたくさんありましたが、もう時効よね?ということで、当時経験したことを書いて行こうと思います😄

そもそも私が映写スタッフになったのは、当時の勤め先が突然無くなることとなり、急遽次の仕事を探さなくてはいけない事態になりました😓
その頃私は接客業でしたが、タチの悪いお客に絡まれる業種だったため接客業に辟易。
そこでなるべくお客さんと直接関わらない職種に就きたい、と探していたところに
これピッタリじゃん!
と舞い降りたのがシネコンの映写室の映写スタッフでした。

面接の日、1番印象に残っているのが後に1番信頼する先輩となる男性が言ったひとこと。
面接後、実際に映写室を見学させてくれると言うので、面接を行った男性マネージャーに付いて映写室に入ってビックリ!
単館とはまったく違う機械!
だだっ広い映写室!
わ、私ここで働くんか?!
とドキドキした。
全体的に照明が暗い映写室の見学を終え、
「お〜い、誰かこの子のこと外まで連れてってくれねぇか?」
マネージャーが声を掛けると
「なら俺行きますよ。」
1人の男性スタッフが手を挙げた。
私を外へと案内する途中で振り返ったスタッフはひとこと。
「まぁ、あんな暗いトコだけどスタッフはみんな良い奴だからさ、頑張って来てみてよ。」
と笑いかけられた。
まだ私が採用されるかどうか分からんのに、どうしてそんなこと言うんだろう?
と思いながらも
「はい。」
と返事をして帰った数日後、採用の電話が来たわけで…(笑)
後々聞いたところによると、不採用の場合は映写室に連れて来ないのだそうだ😅
そんなわけで晴れて映写スタッフとなった私なのである😁

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