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世界遺産検定マイスター 見て損はない問2⃣対策

世界遺産検定マイスターを目指す人であれば、既にご存じのことであるが、問2⃣は、世界遺産条約について指定された4つの語句をすべて用いて400字以内で説明しなさい、というもの。

ネット上では、問2⃣について主要な語句を並べ立てた例文が掲載されているが、毎回世界遺産アカデミーの講評にもあるように、単に多くの語句を網羅かつ羅列しただけの解答は評価されない。

私は、問2⃣の対策として、まずは過去の指定語句を調べてみた。

第26回から私が受検した第48回の直前回第46回までの指定語句を一覧にしたところ、意外にも指定される語句の種類は少ないことがわかった。
また「教育・広報」は毎回出ており、「社会生活の中での機能・役割」も当時頻出語句であったことから、これらの語句が出た場合、どのような説明文にすべきか短文を書く練習をした。

更にどんな語句が指定されても、説明文の冒頭から142文字は事前に準備し、丸暗記した文章を書こうと決めていた。
こうすることで、仮に当日あがってしまっても、暗記した文章をそのまま書くことで、落ち着くことが出来るのではないかと思い、また運が良ければ、暗記した文章の中に指定語句が入っている可能性があり、確実に点数が取れると考えた。あとは、練習しておいた指定語句を使った短文をアレンジして、続けて書けば400文字程度は何とか埋めることができるという作戦である。

冒頭から142文字の暗記文章は次のとおりである。
「世界遺産条約は、顕著な普遍的価値を有する文化遺産及び自然遺産を人類全体のための世界の遺産として、従来とは異なる新たな破壊の脅威から保護し、保全するための国際的な協力体制を確立することを目的とした38条からなる国際条約で、文化遺産と自然遺産の両方を保護の対象としているところが重要である。」

結果的に暗記文書の中に指定語句の「従来とは異なる新たな破壊の脅威」が入っており、また頻出語句であった「教育・広報」と「社会生活の中での機能・役割」も出たため、あとは「世界遺産基金」さえ無難に説明できれば完成できると書きながら感じていた。

今回この記事を掲載するために第48回以降の指定語句についても調べたところ、「教育・広報」は毎回出ており、「従来とは異なる新たな破壊の脅威」は頻出語句になっていることがわかる。
やまをはる勉強方法を勧めるわけではないが、ある程度メリハリをつけた対策は必要である。

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