ジャッジステーションカップ 対戦と考察記録

はじめまして。
風朱(ふしゅ)と申します。
ポケモンカードゲームの大会で、よくジャッジをしている人です。
主に茨城県で活動していますが、茨城県には住んでいません。
ちなみにプレイヤーとしては、ごくまれに参加する程度。
2020年のシティリーグ(シーズン1)にて、予選1位通過、ベスト8(決勝1没)。
なお、これが人生で最初のシティリーグでした。

さて、近年の新型肺炎流行に伴い、ポケカの大会も軒並み中止。
しかし、それなら全国各地で活躍されているジャッジの皆様も時間が空く。
だったら ということで、ジャッジ経験者だけの大会が開催されました。
その名も【ジャッジステーションカップ】
一番強いジャッジは誰なのか。最強決定戦の開幕。

参加資格

①シティリーグ以上のジャッジ稼働歴がある
②Skypeを使用したリモートポケカ環境がある


①は当然ながらクリア。何なら2020シーズン最多稼働を狙えるやもしれぬ。
②はちょっと怪しい。どないしよ。
と思いきや、段ボール箱を漁っていたらウェブカメラを見つけました。

ウェブカメラ


何時買ったんだろう。
いやチルットではなく、右側のウェブカメラ。画質そこそこ良いみたい。
しかも、ディスプレイの上に乗っけるだけで上手く固定できる。
こいつをパソコンのUSBポートに繋いで、Skypeにてカメラを設定。
リモートポケカの準備がものの10分で完了しました。
思っていた以上に準備がお手軽です。

環境考察と使用デッキの決定

予選は4人総当たりで、最も成績が良い1名が決勝進出。
勝ち数が被った場合は、取得サイド数が多い方が勝ち抜け。
このため、LO系統のデッキは不利と判断しました。
あっても、クワガノンVのグッズロック程度か。

ただし、今回はジャッジのみが戦う大会。
ド直球にトップメタのデッキを使わないかも。
もっと言うと、非GX・Vのデッキが出てくるのでは?

だったら、オルタージェネシスGXで良いよね!
という安易な考えの元、デッキの主軸は三神に決定。

では相方は誰にしようか?
力こそパワー!ブレイブキャリバー!
という安易な考えの元、デッキは三神ザシアンとなりました。

当日のマッチアップ

予選第1戦 VSとっつぃさん(マグカルゴ+マグカルゴGX)
先攻。相手バトル場はコータスV。
先攻2ターン目にマリィで手札を流しつつオルタージェネシス。
しかし、溶接工が決まってコータスVに4エネが集結。
三神のエネルギーが全部割られて真っ青になる。
が、相手が三神を狙ったターンで仕留め損ねたおかげで
1ターンの猶予が出来た。
そこから立て直して逆転勝利。

予選第2戦 VSトイさん(サザンドラ+ブラッキー&ダークライGX)
相手先攻。2ターン目にサザンドラが進化して苦しい展開。
が、中盤でHP270のブラッキー&ダークライに対して
戒め10+ブレイブキャリバー260で一気に気絶。
さらに場にはミュウ&ミュウツーが出ていたため、
残りのサイド3枚はここを仕留めて勝利。

予選第3戦 VS野草さん(ドラパルトVmax)
お互いにクラッシュハンマーの応酬で、なかなかワザを撃てない。
が、相手2匹目のドラパルトがVmax進化したのを見て作戦変更。
オルタージェネシスを使わず、ブレイブキャリバーの連打へ。
途中、ホラーエネルギーを上手くクラッシュできたり
残りHP10のザシアンからエネルギーを付け替えで逃がしたり。
最後はジャイアントボムを抱えて巻き添えを狙ったジラーチを
ボスの指令でかわし、ゲームセット。

決勝第1戦 VS CHANGさん(三神ザシアン+α)
先攻。後攻でついたエネルギーを全部クラッシュする幸運。
しかし、オルタージェネシスするターンでボスを引けず。
さらに、返しで隠し玉のミミッキュが奇襲してくる。
ここで三神を倒され、一気に苦しくなる。

CHANGさんに、それとなくスタジアムの話を振ってみる。
が、あまり興味が無い様子。
少なくとも、戒めの祠は警戒していないと踏んだ。
だったら、戒めの祠を張りつつミミッキュを気絶。
相手がスタジアムを壊せなければ、相手三神のHPが260になり
最後のターンに望みが出てくる。
が、結局試合を通して一度もボスを引けずに負け。

環境予想、全く当たってなかった…
でも、パワーで何とかしちゃうあたりが脳筋的に高ポイント。

大会を終えて

予想以上に楽しかった!
グループ通話を使えば観戦もできるし、
自分の好きなBGMをyoutubeで流しながら対戦することもできる。
テーブルのまわりが混雑することもないし、コーチングも皆無。
プレイするほうも、観戦するほうも快適。

相手の様子も思った以上に伝わってくるので、
「戒めの祠、警戒してるかな…?」みたいな揺さぶりを
かけて、相手の様子から情報を読み取ることだってできる。
こういうのもTCGの面白さの1つだと思うのです。

ただし、相手のカードを手に取って確認できなかったり、
画質によっては見間違いが発生してしまったり、
リモートポケカ特有の欠点もある。
何より、表情が見えない。机の上しか映せないので。

今回は名誉をかけての勝負だし、何より信頼できる相手しか
いない大会なので良いかもですが、やろうと思えば
イカサマ行為も止めきれないと思われる。

ジャッジの介入も、手札やトラッシュを手に取れないので
いつもならすぐ解決できるのが、できない事態もでてくるかも。

使用デッキと各採用カードについて

三神ザシアン

①ネイティオ
乱数調整でコイン結果を操作してくれるすごいやつ。
トゥートゥー。

②アルセウス&ディアルガ&パルキアGX
ほんとは2枚にしたかった。
が、先攻ターンで必ず持ってきたかったので3枚に。
2枚にして、プレシャスボールを増やしても良かったかしら。

③ザシアンV
ここも3枚にしたかった。
が、エネルギーつけかえを後から採用したことにより、
メタルソーサーとのコンボが狙いやすくなるため、4枚に。
クイックボールを他のポケモンに使いやすくなるのも理由の1つ。

④サポート類
博士の研究、マリィ、ボスの指令 で構築。
ドロー、妨害、ベンチを引っ張って仕留めるか。
必要札が足りない時に博士とマリィを持っている場合、
マリィを使っても大丈夫かどうかは、何回も練習して身体でおぼえた。
スタンプは、手札を毎回リフレッシュする性質上使いにくいので不採用。
ボスは1枚しか持っていなかったので、1枚はお店で買い足して
3枚目の代わりにワタシラガVを採用した。

⑤ミミッキュ+マーシャドー
うねりの大海を壊して、戒めの祠を叩き込む。
タッグチームはHP270が多いので、ブレイブキャリバー圏内にできる。
ミュウツー&ミュウはそれでもワザの種類で圧倒されるので、
ミミッキュのシャドーボックスでジャマして頂く。

⑥ミュウ
ピカゼクのタッグボルトを防ぐ手段。
他にも、ウッウVからデデンネGXを守れる。
一度も対戦しなかったが、代わりにブラックランスを耐えてくれた。
後に、勝敗を分けた何気ない一瞬だった。

⑦クラッシュハンマー
友人の筋肉ムキムキマッチョマンに相談をした時のお話。
「筋トレしてからクラハン使うとオモテが出るんだぜ!」
「何をバカな。そんなことあるわけないじゃないか」

後にクラハン3表でザシアンを丸裸にされ、負けたのが私です。

⑧エネルギーつけかえ
ここが本当に迷った。
2枚だとそんなに活躍しない場合が多い。
しかし、新弾にマルヤクデVがいる。
ここにエネを壊されると、つけかえがない限り
永遠にワザを撃てない可能性がある。
ジャッジの性質上、新弾のカードを使いたい人が多いはず。
かといって3枚にしたくはないし、どうしよう…
と迷いに迷って2枚採用。
結果、意外な用途で役立つこととなった。

⑨メタルソーサー
実は最初に減らそうとしていたカード。
しかし、やっていく内に三神がいかに妨害されやすいかを知り、
その重要性を噛み締めた4枚。
最初のターンに貼るエネルギーをどれにすべきか
考え始めたのも同じ理由だった気がする。

採用しなかったカード

①ポケモンキャッチャー
原案では4枚採用していた。
が、タチフサグマそんなにいないだろうし、
エネルギーつけかえの枠をあけるため、枚数を減らしてボスの指令へ。

②ビッグパラソル
コータスVとマルヤクデVのエネ破壊対策。
が、1枚採用したところで引ける可能性は低く、
たくさん採用すると無駄になる可能性が高いので
結局不採用となり、エネルギーつけかえを採用した。

③ツールスクラッパー
道具を壊さねば! と思ったけども
壊したい道具が呪いのお札くらいしかなかった。
だったら、ホラーエネルギーを壊すリソースを入れた方が良い。

④エネポーター
おおっとエネポーター。と言いたいためがだけに採用したかった。
あとは、5枚目のクラッシュハンマーとして。
が、基本エネしかないデッキもあるので不採用に。

⑤あとだしハンマー
というわけで5枚目のハンマー候補。
しかし、じゃんけんで勝ったら先攻を取ってしまうし、
少々採用したところで引けるかどうかもわからない。
ならブルーの探索採用する?となって
迷走したのでお蔵入り。

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