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母の夢で知る自分の現状(ぇ

朝起きて一階の居間に下りたら留守番電話のランプがぺかぺかしてる。
どこからかな?と思って再生してみたら実家の母。
不機嫌な声で「元気にしてるの?!また電話します!」とメッセージが残ってた。
(なんやろ?また悪い夢でも見たんかな?)

朝のどったんばったんが一段落して電話してみた。

「あんたが陽だまりの中で寝てて「そんな外で寝てんと中に入り」と言ったら目が覚めたの。夢でね、あんたが陽だまりで寝てるのよ。二晩続けて夢に見たの」
(やっぱり夢か)


なんでも、母によると私が黒いTシャツを着て寝てたのが気になったらしい。
夢で見た人の着てる物の色に意味があることもあるからねぇ。
母方の祖母は母の妹を出産するときに容態が悪くなり意識不明になっている間に(たぶん)夢を見て、赤い衣のお坊さんが道の先にやってきて「ここから先へはまだ行かれへんで、お帰り」と言われて帰ってきた。という話を子供の頃に聞いていたので、ああ、そういうことね、と。

でも、大事なのはそこじゃないと感じたので「陽だまりで寝てるなんて、私、いいとこに居てるんやん」と言ったら母も「そうやねん。そこが救いなんやけど、気になって気になって」。
そこから一頻り愚痴られて、母の近況報告に突入。
実家の近所にカルチャーセンターができて、シニア向けの講座がいくつかあって、その中の「ピアノ教室」に通ってるらしい。ついでにお手頃な電子ピアノを買ったらしい。さらに、教室のお友達に連れられてカルチャーセンターの「合唱クラブ」とやらにも参加してるらしい。指導はピアノと同じ先生で、先生にも歓迎されて機嫌よく通ってると。
ついでに、新型コロナワクチンの3回目の予約も取って待ち構えてるそうな。
お元気そうでなにより。

独居老人なので、新型コロナで出歩くこともできずに家でちんまりしてるのもなぁと思いはするけどできるだけ接触を避けたい天敵。それが母。
だからといって何かを勧めたとしてもうにゃうにゃ言うばっかりで聞いちゃあいない。
カルチャーセンターとか市民講座とかも「ぇぇーーー」と思ってたけど、こうも長いと別の問題も出てくるし、まだまだ先でどうなるかも見えてこないので有りかなと思う。人と交流してないと人間は萎んでいくからねぇ。

施設に入りたくないが為にいろいろやってみてる母。
実は人間関係を上手く構築できない人なので、前にやってた習い事ではいやがらせをされてやめてる。そうされるだけのことをやらかしてるのがまた難儀なところで、本人にはそれがあかんことやと理解していない。なので、どこに行っても、何度でも、同じことをやらかす。
たまたま、寛容に受け入れてくれるところなら続けられるし、今回の教室の先生はそういうタイプらしいことが窺えるので何か言ってくるまで放牧の方向で。

それにしても、陽だまりで寝るっていいよね。

取り敢えず、暖かくて安心なところに居るらしいということは判ったので天に感謝。

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