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キャンプ場経営に必要なスキルは??②

今回は前回に続いて、キャンプ場経営に必要な経営スキルについてお話しします。
経営スキルと言うとかなり幅の広い総合的なスキルとなりますが、個人でキャンプ場で必要な経営スキルは3つです。それは、マーケティングスキル、財務スキル、営業スキルです。
それぞれ一般的に知られているスキルなので、キャンプ場経営において、そのスキルがどのように発揮されるかについてお話しします。

1.マーケティングスキル

キャンプ市場はブームによる活況市場ですが、キャンプ場を開くだけでは顧客はやってきません。やってきたとしても、顧客に満足してもらえないとリピート顧客にはなってもらえません。キャンプ場にとってリピート顧客獲得はとても重要で、リピート顧客を獲得しないと事業継続が厳しくなっていくビジネスモデルだと思います。
その理由は商圏にあります。キャンプ場は、宿泊料を主とするので、旅館やホテルなどとビジネスモデルは似ているように見えますが、商圏が大きく異なります。旅館へは車だけでなく、公共交通機関でくることができるので、北海道に住んでいる人が沖縄の旅館にいくこともできます。一方、キャンプ場は、キャンプ道具を車に積んでくることになるので、多くのキャンパーは自宅から車で2−3時間以内のキャンプ場を利用しています。そのため、キャンプ場を起点に車で2−3時間で行ける範囲が商圏の限界となります。
ふもとっぱらのようなキャンプ場の聖地と言われるキャンプ場となれば話は別ですが、個人経営のキャンプ場となると、そうは行きません。そのため、キャンプ場の場所を決定すると、そこから車で2−3時間圏内に居住する人を対象にマーケティング活動を行うことになります。
ご自身が経営されるキャンプ場に満足してくれるターゲットが商圏にいるかどうか、いる場合はどうすれば来てもらえるのかを戦略的に考える必要があります。もしくは、商圏に居住する人はどのようなキャンプ場を望んでいるのかを考えなければいけません。そうしないと、キャンプ場に顧客はやってきてくれません。
自身がサラリーマンとしてマーケティング業務を主にやっていたこともありますので、集客に悩まれている方がいらっしゃればコンサルティングできると思いますので、ご一報ください。

2.財務スキル

開拓型も承継型も共に自己資金だけで、キャンプ場経営を始めれる方は多くないかと思います。
資金調達の方法については、公的機関や銀行から借り入れる方法や、行政から支援を受けるなど方法があります。
支援や借り入れを受ける場合は損益計算書(P/L)を元に事業計画を説明し、その妥当性を審査されます。財務3表全ての知識は必須ではありませんが、少なくともP/L表は作れるくらいの知識は必要となります。
また、借入を行う場合は、金利や返済期間を元に、どこから資金調達をするのが最も効率が良いかを試算する必要もありますので、一定の財務スキルが必要となります。

3.営業スキル

個人経営の場合は、自ら接客し、リピート顧客になってもらう営業力が必要です。顧客は自ら獲得していかなければいけません。キャンプ場に来た顧客が求めるニーズを察知して、コミュニケーションやサービス提供し、顧客満足度を高めていくのです。
また、経営に関係する第三者に対する営業力も必要です。例えば、地元メディアや観光協会などと関係構築をして、自身のキャンプ場をPRしてもらったり、薪や炭の調達のために、地元の木材業の方と関係を作るなどです。
会社の人間関係に疲れて、キャンプ場経営を目指す方もいるかもしれませんが、サラリーマン以上に気を使ってコミュニケーションを行うことも多くあるので、サラリーマンをしながら磨かれる営業スキルも需要になってきます。
一方、かく言う私は、顧客とのコミュニケーションがとても楽しいです。自身の趣味であるキャンプを通じて知り合う方は、サラリーマン業で知り合う顧客とは違い、非常にスムーズにコミュニケーションできます。その上、自身のキャンプ場を気に入ってもらうことができたら最高に嬉しいものです。

今後のコラムは、これらのスキルを私がどのように実践しているかについても記載していきたいと思います。

キャンプ経営に関わるコンサルティングを「ココナラ」で請け負っておりますので、更に詳しく知りたい方は「hotarumura」と検索してみてください。

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